3つの財布・米国銀行株式ファンド(毎月分配型)の評価

(2015年11月時点)

特定のセクターに投資するアクティブ運用型の投資信託で、ベンチマークも設定しておらず今後の運用成績に期待がまったく出来ない。その上、デリバティブ取引や為替取引を抱き合わせてインカム収益を底上げする、詐欺的な手法も取り入れ済み。年率25%のインカム収益など信じてはいけない。世の中に出回っているダメ投資信託の典型的なもの。投資価値は無い。



 

運用の判断材料(ベンチマーク)が無い時点で、アウト

3つの財布シリーズですが、「3つの財布・欧州不動産関連株ファンド(毎月分配型)」以来、久しぶりに見ましたね、このようなダメなファンド。

今回の米国銀行株式ファンド(毎月分配型)の投資対象は、米国の銀行株式です。なんであなたは世界中に広く存在する様々な投資対象の中から、米国の銀行などに集中特化するのか、質問してみたい気分になりますね。

3つの財布・米国銀行株式ファンド(毎月分配型)


特定のセクターに投資すると、リスクが高まるだけでなく、投資成績も逆に悪くなる事も多いです。まだ米国株全体に分散した方が「まともな投資」ができると思うのですが、金融機関の考えることは理解できないですね。

加えてアクティブ運用であるのに、ベンチマークや参考指数を設定しておらず、この時点でアウト、投資価値が無いと判断するべきです。

目標を設定しない投資信託を、どうやって信じれば良いのですかね? これまで多くの銘柄を見てきたのですが、ほとんどが残念な成績のオンパレードです。

⇒参考:ベンチマークや参考指数が無い投資信託はロクデモナイぞ



投機的な取引を多用した、問題のある投資信託

さらに、投機的なデリバティブ取引を多用している、問題のある投資信託である点にも注意する必要があります。下記のようにアメリカの銀行株式のオプション取引や、通貨のオプション取引を採用しています。

簡単に言うと、表面的に毎月のインカム収益が底上げされます。しかし、全ての利益を吹き飛ばす損失を出す可能性の大な、非常に怖い、レバレッジの効いた取引です。

3つの財布・米国銀行株式ファンド(毎月分配型)の仕組み


カモの投資家に向けた美しい販売資料を見ると、年利換算で合計25%程度の投資利回りになると明記されていますが、こんなオイシイお話がある訳がありません。

3つの財布・米国銀行株式ファンド(毎月分配型)のインカム収入の設計


少しは自分の頭で、誰が大儲け出来るのか考えた方が良いですね。こんなに儲かるのなら、自分達が保有すれば良いのですから。

当サイトで、過去に同じようなファンドを精査したのですが、驚くような体たらくな成績のものばかりです。参考にすると良いでしょう。

⇒参考:「複雑な仕組みなのに大人気のファンド」の成績を斬る


さっと販売資料を読みこんだだけで多くの問題点が目に付くのですが、1カ月ちょっとで87億円もの資金が集まっています。金融機関のセールストークに騙されて購入した個人投資家が、大勢いるのでしょうね。今後も、当サイトで動向をしっかりチェックしたいと思います。



3つの財布・米国銀行株式ファンド(毎月分配型)の概要

購入手数料上限3.78%(税込み)
信託報酬年率2.10192%(税込み)
信託財産留保額:0.3%
分配金の取扱:年12回の毎月決算のタイプです。
償還日:平成37年9月5日(平成27年10月1日)
運用:カレラアセットマネジメント株式会社

初年度のコストが6%近くもかかるとは、これまた超絶にクレイジーな投資信託です。販売している者、運用している者、良心の呵責を感じないのでしょうか?



3つの財布・米国銀行株式ファンド(毎月分配型)の購入先

3つの財布・米国銀行株式ファンド(毎月分配型)を購入したい場合、安藤証券、木村証券、三木証券、豊証券のみの取り扱いになります。幸いなのか知りませんが、購入手数料は3.24%に設定されていなくて、上限MAXまでは取られないようです。(買う理由など無いが)


 


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