投資信託の分配金はどこから生まれるものなのか、投資信託初心者でも理解しやすいように開設

分配金はどこから来るのか?

支払われる分配金とは何でしょうか? 銀行の金利とは異なります。分配金がどこから来るのかを知れば、毎月分配型投資信託の性格を、よく理解できます。



①分配金は、利息収入だけではない

ファンドの運用益が分配金の原資なのですが、実はそれだけではありません。下の図をご覧ください。




債券や株式、不動産などの投資対象から、金利や配当収入があると、それが分配金の原資となります。

しかし、ほとんどの毎月分配型投資信託において、利子配当収入以上に分配金が支払われるのが標準になっています

それはどこから来るのか?

実は、ファンドの運用をしている本体部分を取り崩して、配当しているのです。これによって、非常に高い分配金利回りを実現しているのが現状です。

ん?どういう事?? ・・・ここは、ほとんどの人は認識していない重要なポイントです。

配当以上に分配金を支払っているというのは、ファンドの原資、分かりやすく言えば「元本部分」に相当するところから、取り崩して配当している、という事です。

悪く言えば、「自分で自分に分配金を支払っている」と表現する事も出来ます。

この手法を取る事で、毎月分配型投資信託は、実態以上に高い利回りで分配金を配当できるんですね。

例えばJリートに投資する投資信託。高いものだと分配金利回りが20%を超えています。しかし、東証に上場されている不動産投資信託の分配金利回りは6%程度になっています。

これらの不動産投資信託の複数に投資している投資信託の利回りの方が高くなるなんて、おかしな現象ですよね。

つまり、20%-6%=おおよそ14%程度の数字が、配当から出ているのではなくて、元本部分を取り崩す事によって実現している、と認識すべきなのです。



②大量の純資産流入で、高分配が維持可能

しかしながら、上記のような運用が続くと、分配金を配当するたびに基準価額が下がり続け、いずれ価格ゼロに限りなく近づいてしまいます。が、実際にはそうはなっていません。

どうしてなのか?

これはそのファンドに資金が集まっているからです。ファンドの資金が集まると、その資金が分配金の原資になります。

新たに投資してくれた人がたくさんいるおかげで、必要以上に基準価額が下落せず、実態以上の分配金を続ける事が可能になるのです。

したがって、純資産残高が少なすぎるファンドは敬遠した方が良いかな、という判断がつきます。


 


高額分配金は「悪」なのか?

①何度も言うように、「使う目的」のための投資信託

ここまで説明すると、なんだか毎月分配型投資信託って、悪いファンドのように感じるかもしれませんが、そうではありません。

前の章で、「毎月分配型投資信託はお金を使うためのファンドだ」と書いたのを覚えているでしょうか?

分配金のかなり部分を、運用資産から持ち出している場合、もらった分配金の相当な部分が基準価格の下げで相殺されています。

え? そうしたら全然儲からないではないか!

というのは認識が間違っているのです。

毎月分配型投資信託は、儲けるためのファンドではありません(結果的に儲かるケースも多々ありますが)。年金などの、生活費の補てんなどを目的としています

ですから分配金を貰った分、基準価額が下落し、それらを合算すると、投資前と投資後で資金が増えなかったとしても、分配金が出る事で毎日余裕のある暮らしが守れたとしたら、目的は十分に達成されている、という事なのです!



②必要以上に分配して利回りを実態以上に見せかける行為が「悪」

とは言え、ひたすら元本部分を取り崩して分配を続けたら、理屈的には元本がいずれなくなってしまいますよね?

そうなると分配もクソもありません。分配する原資がないんですから、繰り上げ償還されて運用はオシマイになります。

手元に戻ってくる元本部分はわずかです。・・・・これって、資産の使い方として、いかがなものでしょうか??

そうです。そうならないよう、一生運用を続けながら分配も続けるというバランス事が、非常に大事なのです

あなたの周りに出回っている、大半の毎月分配型投資信託はクズのような商品です。そういう商品の見せかけの豪華さに騙されないようにしてほしいです。


⇒次:分配金利回りとは?


 

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