A-REITは強引に利回りを上げていると推定できる(初心者向け)



2%近い信託報酬を要求するアクティブ型の投資信託だが ベンチマークに対し腰を抜かすほど負けているダメ運用。どうも15%を超える分配金利回りに引き寄せられた庶民が続々と資金を投入しているようで、純資産総額が右肩上がりで急上昇。
(2015年4月時点)

●良いところなど無いので、普通に考えるとさっさと切ってやめるべきなんだが



 

運用成績が悪いのに、分配金は超絶に上げているA-REIT

※2014/3~2015/3の成績を元に算出

・運用(価格の上昇含む)利回り24%に対して、現時点の分配金利回りは16%
・チャートのみで判断すると、分配金は健全に見える
・分配金の内訳を調べると投資先のREIT収益では、3割程度しか補え切れていない
・過去の運用益の積立である「分配準備積立金」が、ついにゼロに
・今後は凄い勢いで、投資原資が取り崩される事になるであろう




DIAMオーストラリアリートオープン(愛称:A-REIT)は、その名の通り、オーストラリアのリート(不動産投資信託)に投資しています。ベンチマークの「S&P豪州REITインデックス(円換算ベース、配当込み、為替ヘッジなし)」に勝利するのが運用の命題です。

アクティブ運用だけあり、非常に高い信託報酬(年間で約1.7%)を要求するくせに、驚くべきことに、ベンチマークにあり得ないくらい負けています。設定来から見ると、-25%も負けていて、こういうのは全く許されない事だと思いますね。

A-REITの基準価額とベンチマークとの対比、純資産残高の推移


明らかにダメ投資信託と判断できるのですが、純資産総額がとんでもない勢いで増加し始めています。2015年3月27日時点で362億円ですが、今後は1000億円を超える巨艦ファンドに達するような気がします。

理由は簡単で、非常に高い分配金利回りを装っているからです。設立当初は40円だった分配金が、今では5倍の200円ですからね。利回りも急上昇しており、現時点では15%を超える勢いです。

A-REITの分配金額と分配金利回りの推移


そもそも投資先であるリートの利回りは5%以下の水準ですから、明らかに過剰な状態が続いています。分配金の内訳を見ても、まったくリートの配当収益で補えていませんからね。

そういう部分を見ずに、「お宝投資信託に出会えた!!」と思ったあなたは、カモ投資家の素質があるために、超絶に注意が必要です。

ベンチマークに大敗、超過剰な分配金(そのうち大半が我々の元本の払い戻し)を出された挙句、初年度に5%以上の手数料を金融機関に提供する必要がある金融商品を利用して、これは果たして投資と言えるのでしょうか?

もっと、自分の頭で、「これは何か変じゃないか?」と直感が働くようにしないと、今後も金融機関のカモになり続ける事になるでありましょう。



A-REITの概要

購入手数料:3.24%(税込み)
信託報酬:年率1.7064%(税込み)
信託財産留保額:0.3%

分配金の取扱:年12回
償還日:2022年7月20日(設定日 2012年6月21日)
運用:DIAMアセットマネジメント株式会社



A-REITの購入先

それでもA-REITが欲しい人は、SBI証券楽天証券ならば、手数料2.7%で購入できます。そのほかの金融機関だと、3.24%取られます。


 続き:DIAMオーストラリアリートオープンの口コミ評価 
   (やや上級者向けとなります


 

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