安定収益と見せかけ、売却益で無理やり分配金を出してる投資信託

別に、分配金自体は悪くも何でもないのだが・・・

当サイトでは、資産運用の基本は再投資をする事と考えています。ですが分配金自体を否定する訳ではありません。個別株式が配当金を出すように、投資信託がまっとうに分配金を出すのであれば問題は無いと考えています。

モヤモヤする


しかしながら、ほとんどの毎月分配型の投資信託は投資家の投資元本を取り崩してまで、過剰な分配金を出すような事を平気で行っている状況です。

そして今回取り上げる投資信託は、資産を売却してまで過剰な分配金を出している実例です。

仮に含み益の資産を売却して利益を還元していると考えると、悪い事である訳ではありません。ですが、そもそも常に過剰な利回りの分配金を維持する目的で確信犯的に行っていると可能性があるので、タチが悪く見えてしまう訳ですね。

それでは実際に気になってしまった投資信託の実例を見ていきましょう。

 

実際に売却益を分配金に回している実例

今回、ネタとして取り上げる投資信託は「Jリートファンド」です。いつものように分配原資の内訳を調べてみます。下記をみると113期以降は当期の収益で賄えられているようです。

Jリートファンドの分配原資の内訳


実は当期の収益と言うのは、投資先の配当収入と有価証券の売買損益の合計です。これまで多数の投資信託を調べてきましたが、大抵の投資信託は有価証券の売買損益はゼロと記載されていました。

(と記載されているだけでも、もしかしたら何かカラクリがあって売却している可能性もあるカモ)

しかし下記を見ると、毎月の収益分配金額に対して、配当収入は圧倒的に不足しています。113期以降に配当金が増えて補えるようになった訳ではないですね。

じっくりと見てみると配当金収入の10倍以上の売買損益が発生しています。これほどの収入があれば、確かに収益分配金は補う事が十分に可能ですね。




しかも、底を尽きかけていた分配準備積立金(分配金の仕組みを参照の事)も、売却益によって再び補充されているようです。

何度も申し上げますが、利益になっている(はず??)の売却益が悪いと言っている訳ではなく、過剰分配金を無理やり維持するために売却していそうだって事で、それが問題があるよねって事です。



正直言って、損益の状況を見てもよく分からない点がある件

さらに管理人の疲れた脳みそを、更に刺激するような事が・・・。

下記の損益の状況を見ると、900億円近くの資産を持つ投資信託なのに配当収入が毎月数万円って、有り得ない・・・




結果的に、どうしてREITからの配当金収入がたったのこれだけしかないのか、運用報告書からは判断することができませんでした。申し訳ない。三井住友トラストさんに電話して聞いてみないと、実際のところは不明なのであります。

というか、ここまで調べないとダメな投資信託って、投資価値あると思いますか?

不透明でよく分からない事が多いって事は、それだけ自分が理解していないリスクを抱えている訳であります。プロ(市民をカモにする目的が大半でしょうが)が運用する投資信託って、基本的にロクでもないものが多いですね。

(と、そのように懐疑的に見てゆくことが、魑魅魍魎の跋扈するマネーの世界では必要だという事であります)



 




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