最近、またも金融機関が奇妙な商品を世に出した、バンクローンの仕組みとリスクについて

バンクローンの仕組みとリスク、分かってる??

バンクローンとは?

バンクローンを簡単に表現すると、企業が銀行から受ける融資(ローン)の事です。このように聞くと、何となく安全そうな印象を受けますが、まったくもってギャンブル的な要素が強いと管理人は感じます。


(引用元:楽天証券


なぜかと言うと、我らのような個人投資家が取引できるバンクローンの投資先企業は、格付機関によってBB格相当以下の格付(投機的格付)が付与されている、投資不適格ローンだからです。(危なくて普通は貸せねえぞって企業

投資不適格ローンは信用リスクが高く、債務不履行(デフォルト)の可能性が高いから、高利回りである訳です。そのような背景もあり、投機的格付け、投資では無くギャンブルという事ですね。

 ※デフォルトとは、貸したお金が踏み倒される事です


なお、信頼性の高い投資適格ローンを投資対象としたバンクローンも存在しますが、このような安全性が非常に高いローンは主に銀行が直接保有しているために市場に出回りません。

つまり銀行が直接保有したくないようなクズバンクローンを市場に流して、何も分かっていない個人投資家に束にして売りつけている訳です。まさにサブプライムローンと同じ原理ですな。

なお、ハイ・イールド債券とあまり変わらないような金融商品ですから、内容を理解せずに投資と思って大事な資金を預けると痛い目に会うことになります。

安全第一の銀行が、そもそも保有したがらないようなローン商品ですから、リタイア後の大事な資金や安全性を求めた運用を考えている場合は、近づかない方が無難です。


 

バンクローンの格付・想像を絶するリスク

下記の分かり易いイメージに記載してある通り、我々が投資できる(市場で取引できる)バンクローンは非投資適格ローンです。つまり投資では無く、投機(ギャンブルに近い)という事です。


(引用元:みずほ証券


更に、あるバンクローン投資信託の内訳を見てみましょう。ほぼ、B、BB格付けが占めている訳ですが、CCCや無格付けも組み込んでありますね。




参考に、長期債の格付け毎の定義もご覧ください。投機的な金融商品に相応しく、B格付けの定義は、「絶えず注意すべき要素がある」状態であり、CCC格付けに至っては、「債務不履行(デフォルト)に陥っている状態」ですからね。

CCC格付け以下なんて、誰が購入するのだろうね?」と思うかもしれませんが、毎月分配型の投資信託を騙されて購入してしまうようなカモ投資家は、知らない内に購入させられている訳です。投資信託のパッケージに組み込めば、気づかれませんからね。


(引用元:http://www.jsda.or.jp/manabu/bond/level2/bond2_06.html


以上のようにどう考えても、安心して資金を託せるような貸出先では無いと感じます。このようなハイリスクを理解した上で、ギャンブルをやっていると認識して投機をする分には止めはしません。

ただし、定期預金よりも、少しリスクを取りたいと思っているレベルの話ではなくて、想像を絶するリスクを取っているという事を認識すべきです



バンクローンの利回りについて

次に、バンクローンの利回りの嘘について記述します。それについは、下記コンテンツで記述していますので、一度下記のページを見ていただいてから、本ページにお戻りください。
(下記ページからも戻れるようになっています)

バンクローンの利回りの嘘



バンクローンのデフォルト率と回収率について

こちらについては、少々難解になりますので、下記、別ページを設けて解説しています。投資初心者の方は、バンクローンの破たん可能性は高いし、全額回収するのも難しい、と覚えていただければ、投資人生で大失敗することは回避できると思います。

バンクローンのデフォルト率と回収率



「変動金利だから価格変動は小さい」はウソ

バンクローンのメリットとして、次のような点も販売側は主張しています。

 ・変動金利だから、市場金利上昇局面で優位性がある
 ・市場金利の変動による価格変動が小さい





上記について、よく考えてみましょう。変動金利だから金利上昇局面で優位性があると言ってますが本当でしょうか?

下記の図を見てください。思いっきり金利上昇局面にあった2003年~2007年にかけて、利息収入なんてほとんど変動していないですよ。優位性など無い。

一方で、金利変動による価格の変動が小さいという件。下の図で、大いに嘘っぱちであることが分かります。

ひとたび大きな金融危機が発生すると、下記のように尋常ではない価格の変動が発生し、今までの収益が全て吹っ飛ぶって事です



(引用元:みずほ証券)


(引用元:SMBC日興証券


数年後にたまたま価格が戻りましたが、投資の世界はどうなるか分からない事は常識という事を考慮すると、このような非常に大きな価格変動が発生する商品に安易に手を出すべきでは無いでしょう。

と、管理人は、さも知った風にこのページを書いていますが、実を言うと書いていながら、直感的に理解できない感じがします

バンクローンの流動性はどのくらいあるのか、(危機発生時にすぐに換金して市場から逃げられるのか?って事)、イマイチ良く分かりませんし。

このような「自分にはなんか良く分からないなあ」と感じる部分があれば、投資してはなりません。絶対に。・・・厳禁です。



当サイトで解説している、バンクローン向け投資信託

米国バンクローン・オープン(毎月決算型)
バンクローン・ファンド
ピムコ・USハイインカム・ローン・ファンド
米国変動好金利ファンドAコース





毎月分配型投資信託・必須の用語集
毎月分配型投資信託コラム


 

みなさまにお願い当サイトが参考になりましたら、ぜひブックマークやいいねをお願い致します!
★当サイト限定企画スタート★
SBI証券



メインメニュー

投資信託と分配金に関するQ&Aコーナー

目からウロコ・当サイト人気のコラム集

分配金のもらい方