米国バンクローン・オープンは危ない投資信託:初心者向け解説

※為替ヘッジなしで口コミしていますが、「為替ヘッジあり」でも、投資信託の本質的な部分は一緒ですから、ヘッジありを購入の人も、どうぞ参考になさって下さい。



バンクローンとハイイールド債券の2本柱で、信用度は腰を抜かすほど低い投資先である事を認識して、銀行マンと会話をするべき。なお現状の分配金は控えめな水準だが、これから増額が始まり異常な分配金利回りになる、「祭り」の予感がヒシヒシと伝わってくる。
(2015年4月時点)

●こんな投資信託を斡旋する銀行マンを、今後を信用してはいけない。



 


投資対象のバンクローンと、ハイイールド債券をよく知ろう!

※2014/3~2015/3の成績を元に算出

・現状の分配水準(月50円)が続き基準価額が11,000円だと、5%の分配金利回り
・分配金の内訳を調べてみると、今のところ、債券収益でギリギリ補えている状況
・もしも今以上の分配金を出し始めたら、過剰分配が始まったと思うべき



米国バンクローン・オープン(毎月決算型)
(注:前FRB議長が、この投資信託についてコメントしたわけではありません)


米国バンクローン・オープン(毎月決算型)は、米国企業が発行する、米ドル建てのバンクローン(貸付債権)とハイイールド債券を主要な投資対象としている投資信託です。

さらに、米国以外の先進国企業が発行するバンクローンやハイイールド債券にも投資する可能性がある上、米ドル以外の先進国通貨にも投資する「何でも有り??」のような、摩訶不思議な状況です。

管理人はバンクローン、ハイイールド債券が投資対象という段階で、投資する価値は無いと思います。どちらも非常に危険で、我々の大切な資金を、気軽に投入するような対象ではありません。

【参考コラム】

バンクローンの仕組みとリスク、分かってる??
誰も教えてくれないハイイールド債券の本当の見通し



売りだしたばかりの投資信託など、購入してはいけない

では、中身を精査してみましょう。米国バンクローン・オープン(毎月決算型)はアクティブ運用型ですから、非常に高額の年間コストを要求してきます。年間で2%近い信託報酬なので、金融機関側にとって嬉しい商品ですね。

米国バンクローン・オープン(毎月決算型)・イメージその2


ちなみにアクティブ運用ですがベンチマークや参考指数の設定が無く、運用成績の判断が出来ない困った銘柄です。(ベンチマークが無い時点で、買うべきでない投資信託)

ポートフォリを見てみると、全体の8割がバンクローン、残りの2割程度がハイイールド債券です。平均の格付は「投資不適」で、その中でも低い部類に入る「B格付」です。

管理人にしてみれば、恐ろしくて近寄りたくないのですが、記事執筆時点の純資産総額は、564億円(2015年3月末時点)と、右肩上がりに順調に増加中です。三菱東京UFJ銀行のランキングに入っていますから、銀行員が積極的に販売しるのでしょう。

さて危険なクズ債券に投資している訳ですが、取っているリスクの割に、ポートフォリオの最終利回りは5%程度です。そこから高額な経費が徴収される訳ですから、実質は3%強程度になるのでしょうか。基本的に、割に合わない投資のような気がします。

現在、分配金が50円と控えめな数字ですから、過剰分配のタコ足状態にはなっていません。ま売れ筋商品ですから、分配金を倍増させ、粉飾利回りに仕立て上げる可能性も無いとは言えませんので、この点は十分気をつけましょう。

というか投資信託って、設定されてもすぐに購入してはいけませんよ。

運用実績が数年有って、その間に悪さをしていないかどうかを見極め、さらに一般的な投資対象(先進国とか日本の株式など)と比較して、高いコストを支払ったなりの運用成績になっているかどうかを確かめた上で、購入するのが常識です。

今回のような、信用度が笑えるくらい低い債券は、金融危機的な状況が起こると多額の損失が発生して、一発アウトです。

銀行マンの軽率な営業トークを真に受けて、痛い目に会うのは銀行ではなくて、資金を投入しているあなた自身です。銀行はリスクを追わず、多額の手数料をがっぽりと稼いでいる訳ですから、そのような銀行側の思惑も理解した上で、正しい投資への道へと進んで頂きたいものです。



米国バンクローン・オープン(毎月決算型)の概要

購入手数料:上限3.24%(税込み)
信託報酬:年率1.74%(税込み)
信託財産留保額:なし
  ‥‥ていうか、初年度5%もコストがかかるって、猛烈に高いな。。。

分配金の取扱:年12回
償還日:2024年5月20日(設定日 2014年5月27日)
運用:三菱UFJ投信株式会社



米国バンクローン・オープン(毎月決算型)の購入先

米国バンクローン・オープン(毎月決算型)で分配金を得たい場合、三菱東京UFJ銀行でのみ、購入することができます。買わない方が良いと思いますけど、投資は自己責任なので自由に。


 続き:米国バンクローン・オープン(毎月決算型)の口コミ②
       (やや上級者向けとなります


 

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