ブラジルレアルの為替取引、リスクなどについて

毎月分配型の投資信託の為替取引に良く利用される通貨として、「ブラジルレアル」があります。ブラジルレアルを採用した場合の、証券会社が話してくれない本当のリスクについて分かり易く解説したいと思います。

為替取引について、そもそも理解が足りない!!というお方は「為替取引とは」を最初に熟読する事をお勧め致します。



ブラジルレアルを採用する事による金利差収入をチェック

まずブラジルレアルを採用する事による金利差収入(プレミアム)を確認しましょう。下記を見ると、ブラジルレアルを採用した際の金利差収入は、10.3%(2014年2月末時点)。

非常に大きな値ですが、ブラジルレアルの通貨はNDF取引、つまり流動性が低いために特殊な取引を行い、実際の金利が10.3%を大きく下回る可能性が高い、というリスクも含んでいる通貨なのです。

高い金利に多くの庶民の心が惑わされているようですが、簡単に飛びつくのは早計です。


野村米国ハイ・イールド債券投信、交付目論見書より抜粋)



ブラジルレアルを採用する事による為替変動リスクをチェック

次にブラジルレアルの為替変動リスクの度合いを確認しましょう。下記のグラフより 為替変動の年率リスクは20.5%。トルコリラと同等のリスク・・・・

簡単に理解すると、対円で2倍の約41%以上もの最大損失が発生する可能性が十分にあるよ!!と言う事です。。




実際に過去12年間の為替相場チャートを見てみましょう。5~6年ぐらいで40~50%もの下落が発生していますね。これは、シャレにならない為替損失だと思います



ブラジルレアルの為替取引の総まとめ

見てきたとおり、ブラジルレアルの金利差収入は約10.3%。為替相場による最大下落は約50%程度(というか50%以上の損失も充分にあり得る)という事が判明しました。

という事は、5年程度ブラジルレアルを運用し、大きな為替相場の変動による暴落が発生すると利益が全てチャラ。更に、下記のチャートのように金利は下落傾向です。しかも流動性が低いために、予定した金利を得られない場合も充分に考えられます。

となると、想定を超えた損失、ダメージを受ける可能性が高いという事。運任せで大暴落しない方に掛けてお金を託す行為をするのであれば、それはギャンブルですね。




一見高い金利に見えても、金利差は必ず為替相場の変動によって相殺されます。という事は、期待されるリターンは日本円と変わらないという事です。

こんな話は金融機関は決して教えてくれません。通貨選択型投資信託を買う場合は、ぜひこの不都合な事実を、頭に入れておいてくださいね!


 
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