難解な、分配金の求め方を徹底解剖してみよう

分配金の求め方は、こうなっている!

毎月分配型の投資信託では、分配金の中身が、普通分配金なのか特別分配金なのかが非常に重要です。

しかしながら、証券会社にある投資信託のHPを見ても、分配金の中身についてしっかりと記載がされていないために、実体が分かりづらいかと思います。

本コンテンツでは、少々大変ですが、運用報告書を実際にチェックしてみて、自分自身の手で分配金の内容を把握する術、求め方を解説したいと思います。

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ステップ1:投資信託の受益権総口数を確認してみる

受益権総口数とは、投資信託を所有している方達すべて合わせた口数の事ですね。下記のように運用報告書の「資産、負債、元本および基準価額の状況」の欄に記載されています。





上記欄の「d 受益権総口数」が投資信託の決算毎の総口数になります。最新の6月18日時点の「受益権総口数は206,605,165,078口」となります。



ステップ2:分配金の4つの原資を確認してみる

分配金の仕組みでも解説していますが、分配金の出所は下記の4つですね。

 ①配当等収益(経費控除後)
 ②有価証券売買益・評価益(経費控除後)
 ③分配準備積立金
 ④収益調整金


それぞれ確認していきましょう。 下記のように運用報告書の「損益の状況」に記載されています





6月18日時点の各値は下記のようになっているようですね。

 a 配当等収益・・・・・・・・・・・ 4,587,900,049円
 b 有価証券売買損益・・・・・・・・△4,257,584,597円
 分配準備積立金・・・・・・・・・・ 2,613,104,367円

                      ※過去の運用益の積立分
 追加信託差損益金(配当等相当額)・ 20,191,079,149円
                      ※収益調整金の事。投資家の資金


上記を見てみると、今期は配当収入並に売買損失が発生しているようですね。さらに投資家の投資資金である収益調整金も過去の運用益の合計(分配準備金)の10倍近く設定されているようです。



ステップ3:1万口あたりの収益と実際の分配原資の内訳を確認

これまでチェックした数値を使って、それぞれの1万口当りの数値を計算してみましょう。すると、下記のようになりますね。(それぞれの値÷受益権総口数×10000口)





なお、運用報告書の「分配原資の内訳」を見ると、簡単に分配金の内訳を確認可能です。





これらを見ると、運用会社側の思惑が色々と見えてきますね。本来、当期の収益は①配当収入+②売買損益ですが、上記をみると売買損益は考慮していないようです。

信託側の腹黒い思惑が透けてみえますね分配金の仕組みで解説しているように、売買損益も配当の原資になると、公に定義されているのですけどね。

売買損益を含めると、当期の収益は16円(222円-206円)ですから、分配金を賄えず過去の資産を取り崩す必要があります。

ですが、「分配原資の内訳」をみると当期の収益で配当金を支払っていると表現されているので、表面的には運営に問題がないですよ!と言いたいのでしょうね。





なお、上記の翌期繰越分配対象額をみると、ここにも売買損益は含まれていません。まぁ、数字を綺麗に見せたいのかなと思ってしまいます。




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