分配金の余裕月数を計算してみる

当ページは、投資信託の分配金の余力・余裕度のコンテンツの続きとなります。



余裕月数って何??

余裕月数とは何でしょうか? まずはSBI証券に記載されている定義を見てみましょう。

過去の蓄積を使って利子配当収入を上回る分配金を出している投信が、過去の蓄積を使い切るまでの期間。

正直上記の内容では、少々本質が分かりかねますね。過去の蓄積が何なのか、非常に気になります。そこで計算式を確認してみます。

余裕月数 =
(分配準備積立金※ + 収益調整金※ ÷(直近分配金 - 費用控除後利子配当収入※)


※直近開示の運用報告書あるいは有価証券報告書の期末の値を使用
※単位は1万口当たり


ここで、分配金の中身を思い出してみましょう。分配金の原資は、下記の4つになります。(詳細は、分配金の仕組みコンテンツをお読みください。)

 ①配当等収益(経費控除後)
 ②有価証券売買益・評価益(経費控除後)
 ③分配準備積立金
 ④収益調整金





つまり、まっとうな定期収入では補いきれない過剰な分配金を、過去の運用益(③)と投資家の投資資金(④)から出すのだけど、どれくらいの期間出し続ける事ができるのか?という事を表している訳ですね。

しかし、投資家自身の投資資金も含めて分配可能な期間を表す事には、管理人としては非常に強い疑問があります

もしも過去の運用益だけから算出するのであれば、投資家にとって非常に分かり易い基準になるのかなと思いますけどね。

そう考えると、余裕月数という指標はあまり参考にならない、というのが管理人の感想です。それに比べて健全率は良心的な指標と言えるでしょう。



 


余裕月数を実際に計算してみる

参考に、楽天USリート・トリプルエンジン(レアル)毎月分配型の余裕月数を計算してみましょう。 楽天投資顧問のHPにある運用報告書から必要な数字をピックアップします。




 直近分配金:170円 総口数 :140,366,249,136口
 配当等収益    :1,635,768,599円
 分配金準備積立金 :13,052,558,354円
 追加信託差損益金(配当相当額):36,143,953,160円
※投資家の投資元本の一部                   ↑分かりづらいですが、収益調整金のようです。


上記を使って、余裕月数を求めてみると下記になります。 SBI証券のサイトをみると、近い値が出ていますね。

 余裕月数:66か月




本投資信託の場合、収益の積立金の3倍に近い収益調整金(投資家の投資元本)があります。もしも、純粋に収益積立金だけで考えてみると、17か月程で運用益を食いつぶすようですね。

そう考えると、余裕月数の指標をあまり参考にしない方が良いかなと思えてきますよね。




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