キャピタル世界株式ファンド・・・DC年金用も含めて、買うに値せず

(2017年8月時点)

日本を含む世界全体の株式に分散投資するアクティブ運用の投資信託です。高額な購入手数料(DC年金用は購入手数料なし)と信託報酬を要求していますが、参考指数よりも運用成績が劣っており投資価値を見出せません。そんな状況なのに2015年頃から急に資金が集まり、現在では純資産総額が800億円を超える規模にまで成長しました。投資する価値が無いものほどお金が集まるという変な状況です。

キャピタル世界株式ファンド


  • 運用指標の参考指数に明らかに負けていて、投資価値なし
  • 購入手数料、信託報酬共に極めて高いので、投資家が不利な投資信託
  • 確定拠出年金でこれを選ぶと、一生涯で猛烈なコストを支払うハメに
  • 賢い人は、超絶低コストのインデックスファンドで代替えしている


 


全世界の株に投資をして高いリターンを得るのが目的なのに、その反対の成績


冒頭に記した通り、キャピタル世界株式ファンドは全世界の株式全体に投資をします。そして、日本を含む先進国と新興国株全体の平均的なリターンの数値を上回る成績を目指すアクティブ投資信託です。

参考指数としてMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(ACWI)を設定していて、これを長期的に上回るのが、この投信の必須条件です。

月次報告書で資産の推移を見てみると、2015年以降に猛烈な勢いで個人投資家から資金を集めています。純資産総額は800億円に達しており、個人投資家の間では人気のようです。というか、こんなにいきなり資金が集まる訳がないので、野村證券がガッツリと営業を仕掛けたとしか思えません。

キャピタル世界株式ファンドの純資産残高の推移


そんなに野村證券が売りまくるほどの投資信託ならば、絶対に運用成績が良くなければ、話しがおかしいという事になります。投資信託の運用成績をチェックする絶対的な尺度は、ベンチマークや参考指数との対比です。当然、キャピタル世界株式ファンドは参考指数を大きく上回るリターンを上げているかと思ったら・・・。

キャピタル世界株式ファンドと参考指数との対比


参考指数に対してかなり遅れを取っているような、しょーもない投資信託でした。個人投資家のみなさん、まさか証券会社が勧めてきたからといって、自分で中身を調べることなく、こんなファンドを買っているの訳はないでしょうね?? もしもそうだとしたら、あなた、カモになってますよ。

なお、キャピタル世界株式ファンドのDC年金用も全く同一の運用成績です。確定拠出年金でこのような投資信託は、絶対に選んではなりません。



では、代わりに何を選ぶ?(一般の証券口座及び、確定拠出年金口座)


次の項で記す通り、キャピタル世界株式ファンドはDC年金用も含めて、信託報酬が年率1.5%を超える、猛烈に高コストの投資信託です。年間1.546%という事は、確定拠出年金で30年間積み立てたら、トータルで46%ものコストの累積があります。

あんた一体、自分の元本の約半分を金融機関に搾取される投資信託って、頭に来ないんですか??? というか、そもそもこの投資信託を全く調べないでホイホイ申し込むから、こんなゴキブリのような投資信託を買う羽目になるのです。

本来ならば、超低コストのインデックスファンドを選択するのが基本です。投資信託の事を分かっていない人ほど、アクティブファンドを買ってしまうのは困ったものです。。。

例えば、同指数に連動する三井住友・DC全海外株式インデックスファンド(手数料ゼロ。信託報酬0.25%)を選択するのが有力な解決策です。

三井住友の投資信託は、DCと名前が入っていますが、もちろん確定拠出年金でも買えますし、一般の証券口座でも購入することができます。(ただし、企業型確定拠出年金では、選択肢にないケースが多いです。投資信託選びに悩んだ場合は、管理人までご一報ください。)

キャピタル世界株式ファンドの代替えになるインデックスファンド


長期になればなるほどアクティブ運用の投資信託が不利になるのは、上記を見ればよく分かりますね。比較にならないほどコストが低い、三井住友・DC全海外株式インデックスファンドのほうが明確にリターンが高くなっています。

あなたのように、いかにも儲かりそうだと強欲になればなるほど、実はその反対で儲からないという現象が起きるのです。投資信託選びの基本が、よく分かると思います。



キャピタル世界株式ファンドの概要


購入手数料上限3.0%(税抜き)
信託報酬年率1.546%(税抜き)
信託財産留保額:なし
決算:年1回(毎年8月20日)
償還日:無期限
運用:キャピタル・インターナショナル株式会社

一般の証券口座で購入すると、手数料が3%かかります。となると上記に記した運用成績が、キャピタル世界株式ファンドの場合は最初の段階で3%も下のところから始まる訳で、インデックスファンドに勝利するのは、余計に困難になります。まさに、買ってはいけない代表事例です。

確定拠出年金では購入手数料はありません。でも、だからと言って年間のコスト(信託報酬)の高いものを選ぶのは理に適っていませんから、やはり買う必要は無いという事になります。



キャピタル世界株式ファンドの購入先


それでもキャピタル世界株式ファンドを買いたい呆れた人は、野村證券SBI証券のいずれかで、手数料3%を支払って買ってあげてください。

確定拠出年金口座の場合は、企業によって全く異なります。個人型確定拠出年金の場合は、口座開設先の証券会社にラインナップされているか、確認してみてください。ただしあくまでも、このような投資信託は必要ないというのが当サイト管理人のスタンスです。


 


みなさまにお願い当サイトが参考になりましたら、ぜひブックマークやいいねをお願い致します!
★当サイト限定企画スタート★
SBI証券



メインメニュー

投資信託と分配金に関するQ&Aコーナー

目からウロコ・当サイト人気のコラム集

分配金のもらい方