ダイワ・グローバルREITオープン・世界の街並みに投資価値は無し

※2015/12~2016/12の成績を元に算出(2016年12月更新)

先進国のREITに投資する事自体はOKだが、運用成績が参考指数に対してボロ負けしておりアクティブ運用として価値を見いだせない。購入手数料や信託報酬が異常に高く、投資する意義が無いと言える。過去に過剰な分配金を出して資金を集めた形跡もあり、販売姿勢が疑問。最盛期には6000億円もの資金が集まったが、今は1000億円規模まで猛烈に縮小していて、動きが変すぎる。

ダイワ・グローバルREITオープン(世界の街並み)

  • 運用(価格の上昇含む)利回り▲7.2%に対して、現時点の分配金利回りは16%
  • REITの安定的な配当収入では、分配金を補い切れていない状況
  • REITの運用で失敗している上に、激しい過剰分配が行われ、基準価額の下落が続く


 


この投資信託の概要・・・まずはコストを見つめてみよう

購入手数料上限2.7%(税込み)
信託報酬年率1.5984%(税込み)
信託財産留保額:なし
分配金の取扱:年12回
償還日:無期限(設定日 平成17年6月24日)
運用:大和証券投資信託委託株式会社


この手の投資信託を欲しがる人に真っ先に伝えるべき点が、コストです。「購入手数料と信託報酬なんかしょせんコンマ数%でしょ?」と考えている間抜け投資家が多すぎます。

しかし、このような投資信託を買ってしまったら、10年間で18%もの多額の資産(=あなたの元本)が、金融機関に吸い取られるわけです。こんなものは投資でもなんでもなく、他人を喜ばせるだけの仕組みと言えます。

大概のケースで、この手の投資信託の運用成績は、まったくしょーもない状態が続いているケースが多いです。それについても次の項で説明していますので、よく読んでくださいね。




運用目標に負けている、ヘボい成績の投資信託である

ダイワ・グローバルREIT・オープン(愛称:世界の街並み)は、海外のREIT(不動産投資信託)に広く分散投資を行い、安定的な配当を主な収益源としています。

ダイワ・グローバルREIT・オープン(愛称:世界の街並み)


運用の目標としての参考指標は、S&P先進国REIT指数(除く日本)の円換算であり、それをを上回る成績をめざしているアクティブ運用の投資信託です。

ただし、運用報告書等を読み込んでも参考指標との比較が載っておらず、実は同じ指数をベンチマークとする、インデックス型投資信託と比較すると運用成績でボロ負けしている情けない状況です。


★実例世界の街並みは低コストインデックスファンドにボロ負けしている

下記は、「世界の街並み」が分配金を出さずに、すべて再投資に回したと仮定した時に、低コストの投資信託で同じ指数をベンチマークとする「SMT グローバルREITインデックス・オープン」と、過去3年間で成績を比較したものです。

3年間で、市場平均であるインデックスファンドに4%近くボロボロに負けています。全く利用する価値はありませんよね。この傾向は1年でも5年スパンで見ても同様で、全くインデックスファンドに勝てていない状況です。

ダイワ・グローバルREIT・オープン(愛称:世界の街並み)と同じ運用目標のインデックスファンドとのリターン比較


アクティブ運用の投資信託は、運用目標を上回る実績を上げてなんぼです。ましてや同じ指数を運用目標とするインデックス運用の投資信託に負けるようでは、全く存在価値はありません。

しかも、SMT グローバルREITインデックス・オープンに投資するなら、購入時の手数料はゼロ円、毎年の信託報酬も税込みで0.594%です。という事は、10年保有してもあなたの元本を削る割合はわずか6%ほどで、18%も削るダイワ・グローバルREIT・オープン(世界の街並み)の3分の1に過ぎないという事です。どちらを選ぶのか、普通の人ならば2秒でわかるはずです。

2016年現在ならば、SMT グローバルREITインデックス・オープンとほぼ運用成績が同一のさらに低コストのインデックス運用の<購入・換金手数料なし>ニッセイグローバルリートインデックスファンドが有り、信託報酬は0.29%ほどです。答えは投資する前から、決まっているのです。




分配金の出し方が、これまたあまりに酷いのではないだろうか?

では次に、ダイワ・グローバルREIT・オープン(愛称:世界の街並み)の、分配金が健全なものかどうかを、確認して参りましょう。

過去を遡って分配金の傾向を見ると、分配金の利回り操作を行って資金を急激に集めた形跡があり、野村證券の投資信託が、(ほとんど)詐欺まがいだと思われる件 にそっくりな現象が有った投資信託です。今も妙な事をしていないかどうか、直近の分配金履歴を見てみましょう。

ダイワ・グローバルREIT・オープン(愛称:世界の街並み)の分配金履歴


2年前に分配金をチェックした時には、月40円の分配金を出していました。現在は増額しており、月に50円の分配金を出す方針に切り替わったようです。基準価額が4000円と低水準にも関わらずです。

分配金増額に伴い、分配金利回りも急上昇しており、2年前にチェックした時の10%台の水準から15%台に到達しています。最後の力を振り絞って、投資原資を放出していとしか思えません。

ダイワ・グローバルREIT・オープン(愛称:世界の街並み)の分配金利回りの推移


しかし、当然のことながらこんな分配金利回りはマヤカシ以外の何ものでもありません。なぜなら、実際にREITからの配当収入は下記にあるように、約4%程度なのです。

世界各国のリートの配当利回り


そうなると、「じゃあなんで俺の買っている投資信託の利回りは15%も有るんだ??」と一瞬で気付くのが普通なのですが、イケてない多くの人々は、とんでもない掘り出し物を見つけたと、大喜びするわけです。

当然、過剰な分配金利回りになっていますから、明らかに安定収入源では補いきれません。その証拠に過去1年程度の分配金の内訳を見てみると、50円の分配金に対して平均で約9円です。つまり約1/5もカバーできていないのですから、かなり酷い分配を行っていると言えます。

ダイワ・グローバルREIT・オープン(愛称:世界の街並み)の分配金と配当等収益の額の比較



現状は、投資原資を取り崩しながら分配しているだけと言えます。上記のような状態では、おそらく本ファンドを購入している人たちの分配金の実態は、普通分配金ではなく特別分配金(元本払戻金)が大半だと思われます。

元本払戻金なんてのは、自分のお金を他人である金融機関がコストを抜いた後であなたに返還しているだけの詐欺的なもので、利益でもなんでもなく、むしろコスト分、マイナスだというとんでもない代物です。

ただ、たまたま現時点ではREITの価格上昇が大きいために、基準価額の更なる下落が見られないと言った、ラッキーな状態にあります。幸運が続くうちに、本来は運用成績が悪くてコストが異様に高い投資信託を、整理整頓しておくべきだと思いますね。




今なら、インデックス運用の投資信託を「毎月分配型」に出来る時代

以上のように説明すれば、ダイワ・世界の街並みなどは全く買うに値しない事が分かると思うのですが、ごくわずかな人は「インデックスファンドは無分配だから使えない」とクレームを入れます。

しかし、今の時代、多くの人に知られてはいませんが、インデックスファンドも設定一つで毎月分配型に変更することが出来るのです。

毎月分配型投資信託と言うのは、金融機関があなたの代わりに資産の取り崩しをする仕組みです。金融機関はあなたを過剰に喜ばせるために、元本まで取り崩して利益に見せかけるというやり口です。

一方でインデックスファンドを自作で毎月分配型にするには、SBI証券の投資信託・定期売却サービスを使います。この仕組みを使うと、投資したファンド全てで、取り崩しを自分のお好みの金額に指定することが出来ます。

という事は、元本取り崩しのような不効率で不合理極まりない事を一切回避して、末永く投資信託から、本来の配当利回りと同程度の適切な分配を受け取ることが可能になります。

この仕組みは非常に素晴らしいものですから、超低コストのインデックスファンドを活用した「毎月分配型投資信託」を、ぜひ試してみると良いと思います。




ダイワ・グローバルREIT・オープン(愛称:世界の街並み)の購入先

それでもダイワ・グローバルREIT・オープン(愛称:世界の街並み)を購入したい場合、下記の証券会社で購入が可能です。金融機関によって手数料が違いますが、最も安いのは1.62%ですね。

フィデリティ証券は、実質的に手数料が無料になるので、どうしてもと言う人は、フィデリティを利用すると良いでしょう。

手数料1.62% SBI証券楽天証券フィデリティ証券
手数料2.7% 大和証券

 


みなさまにお願い当サイトが参考になりましたら、ぜひブックマークやいいねをお願い致します!
★当サイト限定企画スタート★
SBI証券



メインメニュー

投資信託と分配金に関するQ&Aコーナー

目からウロコ・当サイト人気のコラム集

分配金のもらい方