ダイワJ-REITオープン・・・ハッキリ言ってポンコツ投資信託

(2017年4月26日更新)

国内のREITに投資を行うインデックス運用の投資信託。投資方針に関しては評価できる。しかし分配方針が最悪。 REITの配当収入はたったの2割。知らないうちに投資原資が削られている恐れあり。過剰な分配金を出す高コストのインデックスファンドに価値は無し。

ダイワJ-REITオープン(毎月分配型)

  • 運用(価格の上昇含む)利回り▲8.4%に対して、現時点までの分配金利回りは16%
  • REITの価格下落が大きい上に、凄まじい過剰分配で基準価額が大幅に下落
  • REITから配当収入の割合は、驚きの約2割
  • 過剰な分配金を出したが為に、過去5年間で15%程度の利益を取り損ねている


 


まず、運用目標に大きく負けている時点で、投資価値なし

ダイワJ-REITオープン(毎月分配型)は、国内のREIT(不動産投資信託)に投資を行い、安定的な配当を主な収益源としています。シンプルな投資方針のために、分かり易くて非常に良いと思います。

例えばアメリカン・エクイティ・αクワトロ(毎月分配型)みたいに、最近流行りのオプション取引のようなデリバティブ取引に手を出していないために良心的に思えますね・笑。

ダイワJ-REITオープン


ベンチマークは、東証REIT指数(配当込)です。運用目標であるベンチマークを設定していない投資信託などクズだらけなのでありますが、当ファンドは幸いなことにベンチマークありです。

しかしながら肝心の運用成績は、ベンチマークに対して非常に劣っています。非常に不効率な運用が行われているか、あるいはファンドマネージャーが無能なのか、とにかくこの投資信託には全く投資価値がないことが瞬時に分かります。

ダイワJ-REITオープン(毎月分配型)のベンチマークと基準価額、純資産総額の推移


2017年4月末時点で、純資産総額は2387億円。2年前にチェックした時に比べて、資産が2倍。特に2012年の夏頃に、急激に資金が集まっているのが気になります。アベノミクスで資金が集まったのでしょうか? 当時の分配金の利回りは13%程度ですから、これも魅力だったのかもしれないですね。




ダイワJ-REITオープンの過剰分配の実態が酷い

さて、では分配金の出し方や分配金利回りをチェックすることで、ダイワJ-REITオープンの本質を眺めてみることにしましょう。まずは分配金利回りの推移です。

投資信託としての分配金利回りは約15%なので、分配が過剰である事を、まずイメージできなくてはいけません。投資対象の配当利回りの実力がどの程度あるのかくらい、調べるようにしたいものですね。( ⇒参考:分配金利回りと配当利回りを勘違いして無いだろうな!?

ダイワJ-REITオープンの分配金利回りの推移


分配金利回りが確実に異常なのは、例えば下記を見るとはっきりと分かります。東証REIT指数(配当込)の配当利回りは3~5%ですで、リーマンショックで価格が暴落した時でさえ7%ですから、このような視点を理解しているだけで、「変だな?」と気づく事が出来ます。

東証REIT指数と、予想配当利回りの推移


で、実際にどの程度異常なのか、運用報告書で確認します。下記のように、当期の収益(REITからの配当収入)は2割程度しか出せていません。という事は残りの8割は、かなりの部分は自分の投資元本を取り崩していると思われます。

ダイワJ-REITオープン(毎月分配型)の分配原資の内訳



投資元本の取り崩しとは、あなたご自分の現金を、手数料を0.8%ほども毎年支払って、取り崩ししてもらっている事になります。それっていったい、投資と言えるんでしょうか? 

なお、アホな人はたまに、分配金の事を「利益確定」と表現したりするので気を付けてください。自分の現金を引き出すのは利益確定ではありませんから・笑。

【参考記事】
 ⇒上昇トレンドで利益確定、下落トレンドで損失限定って、本当ですか?
 ⇒暴落時にも分配金が出ることで、利益確定ができるのはメリットですよね?


今回、 過去5年間の成績を調べてみたところ、過剰な分配金を貰った場合の総リターンは+86%、もしも再投資していた場合は+102%でした。

つまり意図せずに過剰に分配金を貰ったがために+15%ほどの利益を取り損なっている勘定です。もしも1000万投資していると、360万円も取り損なっていた事になります。 実に大きな差異ですね。

ダイワJ-REITオープン(毎月分配型)のチャート




ダイワJ-REITオープンの代替えファンドは、これがベスト

以上、見てきた通り、ダイワJ-REITオープンなど、買う価値はありません。もしもJリートに投資して定期的に分配金を得たいのであれば。同じベンチマークを運用目標とする「上場インデックスインデックスファンドJリート(隔月分配型)」を購入されるのが良いです。

このインデックスファンドは上場インデックスファンド、つまりETFであり、運用者側がカモ投資家をおびき寄せるためのタコ足分配をしない点が、極めて適切です。また、コストも半額で済みますので、長期投資に向いています。(管理人も投資しているファンドです)

下記は、上場インデックスインデックスファンドJリート(隔月分配型)のほうが、ダイワJ-REITオープンよりも運用成績が良いことが分かるチャートです。

過剰分配をしない、プラス、極限まで低コストのファンドで、リターンも良いのですから、どちらを選べばよいのかは小学生でもわかりますね。

ダイワJ-REITオープン(毎月分配型)と上場インデックスインデックスファンドJリート(隔月分配型)のリターン比較


なお、上場インデックスファンドJリート(隔月分配型)は、SBI証券マネックス証券楽天証券など、主要ネット証券で買い付けることが可能です。




ダイワJ-REITオープン(毎月分配型)の概要

購入手数料:上限2.16%(税込み)
信託報酬:年率0.7776%(税込み)(運用管理費用込)
信託財産留保額:なし
償還日:無期限(設定日 平成16年5月18日)
運用:大和証券投資信託委託株式会社




ダイワJ-REITオープン(毎月分配型)の購入先

ダイワJ-REITオープン(毎月分配型)で分配金を得たい場合、下記の証券会社で購入が可能です。証券会社によって手数料が異なりますので、ご注意ください。

手数料1.08% SBI証券楽天証券フィデリティ証券
手数料1.62% マネックス証券
手数料2.16% 大和証券



 


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