ダイワ日本国債ファンドの口コミ評価

(2015/1~2016/1の成績を元に算出、2016年1月時点)

超安全な日本国債に投資する商品なので、4500億円近くの資金が集まってしまった驚くべき投資信託。明らかに実現できない分配金利回りという悲しい状況に胸が痛くなる。真の利回りを見ると高金利な銀行に預け入れた方がマシな水準であり、金融商品としての存在意義を見出せない。個人向け国債10年もので十分だろう。

  • 運用(価格の上昇含む)利回り0.4%に対して、現時点の分配金利回りは2%
  • そもそもポートフォリオの最終利回りが0.2%の段階で、年間コストによって資産が消滅する運命
  • 実現不可能な2%台の分配金利回りを維持するために過剰な分配が続いており、基準価額の下落が止まらない


 


ダイワ日本国債ファンドを、分かりやすく口コミしてみる

ダイワ日本国債ファンド(毎月分配型)の特徴は、日本の国債に投資をする事で安定的な利息収入の確保を目指している点です。日本国債に集中投資しているために、信用格付けは高く、問題はありません。

ダイワ日本国債ファンド(毎月分配型)


ベンチマークが設定されていないアクティブ運用の投資信託で、参考指数としてダイワ・ボンド・インデックス国債指数が明記されています。過去の傾向を見ると、徐々に運用成績が悪くなっている状況です。

実際の最終利回りは0.4%程度ですが、2%程度の分配金利回りになっています。安定した利息収入から分配している訳ではないために、注意が必要です。

為替リスクもなく、日本の国債ですから安定感はあります。分配金を少々多めに出して、2%程度の利回りにしているために、人気が高まっているようですね。

設立から3年程度は無分配又は少額の分配金のために、純資産総額がほとんど増えていません。2009年ごろから分配金の額を4倍ほど増額して、分配金の利回りが2%を超えたあたりから、純資産総額が増加していますね。

2014年9月末時点では3600億円、そしてなんと現時点で4500円までさらに急増して、とんでもなく大きな投資信託になってます。おそらく安全資産の国債で「2%の利回りは」非常に魅力的に見えるために、販売し易かったのだろうと思われます。



ダイワ日本国債ファンドの分配金の状況

それではダイワ日本国債ファンドの、過去3年間の分配金は毎月20円です。設立から2年程は無分配あるいはは5円程度の分配金でしたが、その後は20円を安定的に分配しています。

ダイワ日本国債ファンド(毎月分配型)の分配金額


分配金の利回りは約2.3%台の値で安定していますね。(というか、分配金の支払額を調整することで、分配金利回りなど簡単に調整できますが)

ダイワ日本国債ファンド(毎月分配型)の分配金利回りの推移


直近1年間の運用成績は、約0.6%程度です。国債の運用ですから、この程度ですよね。で、毎月20円の分配金を出すと、分配金利回りは2%になります。

つまり、1%ほど無理をして分配しているという事ですね。国内債券は、もともと利率が低い商品ですから1%でも高く見えると魅力的な商品に見えてしまうのかもしれないですね。



分配金の内容を詳細に見て、問題点を指摘

ダイワ日本国債ファンド(毎月分配型)の主要な収益源は、日本の国債からの利息収入です。下記のように、意味不明な複雑な取引を行っておらず、非常にシンプルな投資信託ですから評価できます。

組み込んでいる債券も信用格付けの高い日本国債ですから、投資対象の安全性についても問題ありません。

投資信託の仕組み


投資信託としては、等金額投資と呼ばれる手法を採用しています。これは残存期間の異なる債券、具体的には最長15年程度までの国債を、各残存期間ごとの投資金額がほぼ同程度となるように組み入れています。下記の構成を見ると理解が深まるかと思いますね。

ダイワ日本国債ファンド(毎月分配型)の残存期間別債券組み入れ構成


このような手法を用いて得られる利回りはどうなるかというと、0.2%程度に落ち着くようですね。日本債券ですから、この程度でしょうね。

ダイワ日本国債ファンド(毎月分配型)の債券ポートフォリオ特性値


ですが、実際は分配金を少々多めに出して、分配金の利回りを2%程度まで底上げしています。純資産総額の増え方を見ると、分配金を4倍出して投資信託としての分配金利回りを2%程度まで高めた時点で資金が急激に集まっている傾向が良く分かりますね。

投資先として問題は無いのですが、我らの投資原資をちょいと取り崩して利回りを高く見せている点はよろしくありません。販売しやすく利用している姿勢が問題だと言う事ですね。

ダイワ日本国債ファンド(毎月分配型)の純資産残高の推移


実際の分配金の内訳をチェックすると、少々多めの分配金を出しているようですね。利益だと思っている分配金も、一定金額は元本を取り崩している可能性があります。

元本払戻金ほどバカバカしい仕組みはないので、お手元に届く資料をよくご覧いただき、元本払戻金が多いようならこのようなファンドとは即刻縁を切ったほうが良いでしょう。

ダイワ日本国債ファンド(毎月分配型)の分配原資の内訳


最後に、参考指数であるダイワ・ボンド・インデックス国債指数との比較を確認しましょう。徐々に参考指数から乖離が負の方向に大きくなっている事が分かるかと思います。アクティブ運用であるのであれば、参考指数に少しずつ勝つような傾向を示して欲しいですね。

ダイワ日本国債ファンド(毎月分配型)の基準価額と参考指数との比較


もともとの利回りが低い、日本債券クラスのアクティブ投資信託を購入するのであれば、最低限、ベンチマーク(あるいは参考指数)と連動するファンドを選ぶべきです。

また、利回りが低いのですから、コストを徹底的に抑えないと、指数に勝つことが非常に難しくなります。

ですので、購入時に手数料を取られて、信託報酬も高めのダイワ日本国債ファンドで資産運用することに、メリットは感じられません。

もしも日本の国債に投資する毎月分配型投信が欲しい場合は、購入手数料が無料で、信託報酬も0.33%と、インデックスファンドよりも低コストの、「ジャパン・ソブリン・オープン」を買うと良いでしょう。

というか、個人向け国債10年ものならば、いくら利息が入ってきても元本割れはしません。ダイワ日本国債ファンドのようなものにコストをかけて資産運用もどきをしてもらうより、はるかに良いと思うのですが・・・。



ダイワ日本国債ファンド(毎月分配型)の概要

購入手数料:上限1.08%(税込み)
信託報酬新発10年国債の利回りによって変動
    2%未満の場合    :年率0.324%(税込み)
    2%以上3%未満の場合:年率0.432%(税込み)
    3%以上4%未満の場合:年率0.540%(税込み)
    4%以上5%未満の場合:年率0.648%(税込み)
    5%以上の場合    :年率0.756%(税込み)

信託財産留保額:なし
分配金の取扱:年12回
償還日:無期限(設定日 平成18年6月12日)
運用:大和証券投資信託委託株式会社



ダイワ日本国債ファンド(毎月分配型)の購入先

ダイワ日本国債ファンド(毎月分配型)で分配金を得たい場合、下記の証券会社で購入が可能です。それ以外では、手数料1.08%となりますので、ご注意ください。

手数料0.5% SBI証券楽天証券フィデリティ証券大和証券


 

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