大和証券のラップ口座に実際に行って確認してきた体験談

大和証券のラップ口座の評判とは、いかほどのものか??

実際に大和証券に行って、聞いてきました

日本の証券業界で2強と言えば、野村證券大和証券です。近年の株高もあいまって、富裕層向けの金融商品である、ラップ口座の人気が大変高まってきています。

といっても、野村證券のラップ口座や、三井住友銀行のラップ口座をチェックしに行って、しょせんは富裕層向けの衣を被った、庶民騙しのサービスであるとしか到底思えません




大和証券では2007年11月から、ダイワファンドラップのサービス(真の富裕層向けであるSMAは2004年9月から)を提供し始めています。

2014年末時点で、大和証券の提供する、SMAとファンドラップの合計残高が1兆円を突破しており、業界No1の勢力を誇っています。(他社含めた全体の残高は、約3兆円)

特に、年配の方の人気が非常に高い大和証券のラップ口座について、相談に行って参りましたので、体験談を書かせていただきました。ぜひ、参考になさって下さい。


 

私と大和証券と、どちらが高給取りなのか、まず悩む

野村證券を訪問した際にも、高級感あふれる(ような雰囲気)に、少々腰が引けましたが、大和証券も負けていないですね。管理人、さっそくお金を持っていそうなオーラを全力で出しながら、下記のような大和証券の支店で相談をしてきました。

大和証券の店内写真
画像はhttp://genki.sanin-navi.jp/5089.htmlより拝借


管理人以外にも、近くのブースで相談をしている方が多数おられて、皆明らかに退職後のご高齢者の方ばかり・・・、狙っているターゲット層が丸見えです。

というか、今あらたまって思い返すと、ブースで相談ですからね。本当に富裕層ビジネスなら、ブースは使いません。最低限、会議室です。ブースが並んでいて、そこに案内されるって事は、富裕層ではなくて一般庶民扱いなのです

話しはそれますが、大和証券で働いている人って、スンゴイ高級取りなのですね。あれだけ我々一般庶民から、大量の手数料を集めるわけですから、何ともやるせない思いです。

多くカモ投資家の貢献のもとに成り立っていると言っても過言ではありますまい。・・・恐らく高級取りほど、庶民をカモにしてきた敏腕営業マンが多そうです。

大和証券の年齢や役職ごとの年収
画像はhttp://www.mynewsjapan.com/reports/1041より引用


30代で1,000万円を超えるって凄いですね・・・。なんなら、ご自身で大和証券のラップ口座を利用されてはいかがでしょうか?



開口一番、まさかの「抱き合わせ商品」の提案をされる

証券会社の相談員って、お客様受けが良い人が多いです。管理人の対応をして頂いた方も、いかにもキャリアウーマンで、しかも美女三井住友銀行で相談した時は熟女のおばちゃんだったので、一瞬にしてラップ口座の契約をしたくなりました。

さてその美女に聞かされた、資産運用に関する話は、どこも似たり寄ったりでしたね。「定期預金や債券は低利回りな上に、お上がインフレを起こそうとしているので、貯金している現金は目びりしますよ」という流れです。

収入源が無い、年金頼りのお年寄りの心理を簡単に揺さぶるに、ふさわしい内容です。その後にリスクのお話や、分散投資の重要性を説明されるわけですが、注目は、日本の公的年金運用機関のお話を全面に押し出すところです。

公的年金のポートフォリオ


安全第一の国家の年金ですら、株式の比率を高めて、積極的に利益を取りに行っている、「国ですらアクティブに運用する時代」になっており、アベノミクスでみんなリスクを取るようになったとの事。

だから、ラップ口座のような仕組みの人気が非常に高まっている」との事です。法人の契約も増えてきたらしいです。

国家と個人のリスクの取り方とか、全く関係無いでしょといいたいのですが、お姉さんがあまりに美人だったので、つい反論するよりも聞き入ってしまいましたね。

で、美貌にボーっとしていたその時、まさかこれが来るとは思いもしませんでした。定期預金と投資信託の、抱き合わせ商法です。真の富裕層は、こんなものに騙されるんでしょうか?

大和証券ラップ口座と定期預金の抱き合わせ販売の事例


定期預金の金利も高くなるし、最近は株高で乗り遅れたくないし、目の前のお姉さんは美人だしとなると、年配の方は、コロって資金を預けるのかもしれないですね。怖いです。



ラップ口座の仕組みは平凡だが、運用方法に少しだけ差があった

ラップ口座の仕組みは、基本的に他社と変わりません。最初にチェックシートを記入させられ、それを元に運用スタイルを決定して(後ほど説明致します)、あとは運用を丸投げ。その後は基本3カ月に1回だけ、定期報告がされる感じです。

大和証券ラップ口座の運用スタイル


投資先も、日本株式、外国株式、日本債券、外国債券、日本REIT、外国REIT、コモディティ、ヘッジファンドとなっていて、野村證券や三井住友銀行とまったく同じです。

大和証券ラップ口座で活用される資産クラス


上記のように、基本スタイルとして、安定運用・やや安定運用・バランス運用・やや積極運用・積極運用の、大きく5つのパターンがあるようです。

ちなみにチェックシートによって基本的なスタイルが決まると、そこからさらに、5つのパターンに微調整されたポートフォリオ(上記のオプションスタイル)を選択する事も可能なようです。

全部で108通りの運用プランがあるとおっしゃっていましたが、上記を見る限りは、30通りのような気がします。残りのプランが気になります・・・ 。

今回、大和証券の提供しているラップ口座の話を聞いてみて、他社と明らかに差別化されていると感じたのは、基準配分比率の調整も行うという点です。

最初に設定したポートフォリオの配分比率に沿うように、リバランス(配分比率の調整)をする点は、どこも共通です。ただ、市場環境を踏まえて、基本的な配分比率自体を見直す点については、凄いと感じました。

大和証券ラップ口座で実現できる基準配分比率の調整


注意が必要なのは、ポートフォリオの特性が、「安全」なスタイルから、「積極的」に攻めるスタイルへと「激変」する訳ではなく、あくまでも「緩く」調整するとの事。

であれば正直、どれほどの効果があるのか疑問に思えてきます。といいますか、リバランスは誰でもできますが、ポートフォリオそのものを見直すってのは、比較にならないくらいに高度な技術が必要になります。

景気動向に応じてポートフォリオを見直すといった投資信託が多数ありますけれども、そんな事は出来るわけがないというのが、正直な感想です。

そんなとてつもない困難な技を、誰でも利用できるようなラップ口座に導入したとして、どこまで本当の話なのか、非常に疑問に感じましたね。



ポートフォリオを決めるヒアリングシートは至って平凡・・・

というかですね、上記のような高度な技があり得るのか書いていますが、その前に、ラップ口座のポートフォリオを決定するために、大和証券が提供している「ヒアリングシート」に回答する必要があります。

しかしながら、ヒアリングシートの質問内容は至って平凡で、他社と大差が無い状況です。参考に、質問事項だけでも明記してみましょうか。こんな平凡な質問をする時点で、ポートフォリオの見直しが出来るなんて話は、いささかも信用できないと感じます。


質問1 金融商品の投資経験について(国内株式、外国株式、投資信託等から選択)
質問2 投資信託の投資経験について(国内株式、外国株式、国内債券等から選択)
質問3 他の金融機関とのお取引状況について(証券会社、銀行・信託銀行、ゆうちょ銀行等から選択)

質問4 投資情報の収集方法について(マネー雑誌等、相談相手に聞く、セミナーなど)
質問5 インターネットのご利用方法について(株式の取引、情報収集、利用しない、そもそもインターネットを利用しない)
質問6 投資予定金額について

質問7 資金の原資について(預貯金、株式等の売却、退職金、相続、ローンなど)
質問8 期待する運用成果について
質問9 下落時のお考え(様子見、担当営業員に相談、運用スタイルの変更、運用終了)

質問10 資金の将来用途(将来の生活費、教育資金、レジャー資金、老後の余裕資金)
質問11 資金の金融資産全体に占める割合(5割未満、5割~7割未満、7割~9割未満、9割以上、分からない
質問12 運用機関(1~3年、3~5年、5~10年、10年以上、未定)

質問13 エマージング市場に投資するか?
質問14 コモディティに投資するか?
質問15 ヘッジファンドに投資するか?
質問16 海外資産の投資比率を制限したいか?


自分のお金がいくらあるのか「分からない」富裕層なんて、いるんですかね? そもそも資金を把握していないお人は、管理能力が無いわけですから、投資などしてはいけないです。

個人個人に合わせた運用が出来そうだと思いがちですが、他社と本当に変わりがないので、似たり寄ったりの運用成績しか叩き出せないと思いますね。



ラップ口座専用の投資信託の運用成績は、平凡だった・・・

ラップ口座で気になるのは、ラップ口座専用投資信託の実力です。恐らく一般市民は、富裕層向けのサービスという事で、ラップ口座の投資信託の実力は、一級品だと思っているに違いありません。

実際に管理人が相談に行った時に特に強調されたのは、採用している投資信託は毎年、運用成績をチェックしながら、都度、入れ換えているという点です。つまり、運用成績が悪いファンドは除外しているという事ですね。

これを聞くと、素晴らしいと思うでしょうね。でも、ちょっと詳細を確認したいと質問したところ、こんな当然と思われるような質問も、実は想定外だったらしく、狼狽されました。(大和証券に相談しに来る人は丸投げしたい人だから、こんな質問はしないでしょう)

で、目の前の美女さんは必死に大和証券のHPを探しているのですが、ついに見つけられず・・・ 。ちなみに管理人はその後、自宅で簡単に発見できましたが・・・。

これはつまり、現場のセールスレディも詳細は把握していないって証拠です。分かっていないものを販売しているという事で、実に困ったものです。

結論からいうと、大和ラップ口座専用の投資信託をは、至って平凡な運用成績でした。保有する銘柄を頻繁に入れ替えても、効果はまったく無しです。

⇒参考記事:大和証券ラップ口座の投資信託の運用成績(現在執筆中)


唯一、日本株の投資信託だけは優秀でしたが、真のアクティブファンドと名声が高いひふみ投信には足元にも及ばずです。ちなみにひふみ投信は、個人で簡単に購入可能です。



大和証券ラップ口座の手数料は、安くないぞ!

大和証券ラップ口座専用の投資信託の、コストも馬鹿にできません。ですが大和証券の営業ガール曰く、「通常の投資信託の販売手数料や信託報酬は3~5%だから、ラップ口座は皆さん安いと言っている」との事。

大人気商品ばかり購入するカモ投資家ならば、表面的には安く見える可能性がありますが、実際にコストをしっかり調査すると、驚きの事実が判明しました。

なんと3年ほどラップ口座を利用すると、巷で人気で高コストな投資信託を購入するよりも、大きなコストを支払うハメになるのです。詳細は、下記をご覧ください。

⇒参考記事:大和証券のラップ口座の手数料は非常に高額(現在執筆中)



大和証券ラップ口座に、利用価値無し

コストが超絶に高い、大和ラップ口座の最後の砦は、運用全体を丸投げできる点です。しかしながら、下記のダイワラップ・バランス運用コースよりも安定的なポートフォリオを構成している、セゾン投信の方が好成績を出せます。

大和証券ラップ口座・バランス運用コース


大和証券のバランスコースが130%強の運用成績なのに対し、セゾン投信のセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの成績は、同期間で+144%です。

セゾン投信の運用成績


大和ラップ口座に求めているのは、プロに相談できるという「精神面のサポート」も期待していると思いますけれど、そんなのはセゾン投信の方が、よほど良心的なサポートをしてくれると思います。この動画を見れば、直感でも分かりますよね。

セゾン投信の哲学が分かる動画


⇒続き:大和ラップ口座の投資信託の運用成績を斬る


 




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