DIAM J-REITアクティブファンド(ハッピー・オーナー)の評価

(2014/7~2015/7の成績を元に算出、2015年月8時点)

高額な販売手数料と信託報酬を要求するアクティブ運用型の毎月分配型投資信託なのだが、ベンチマークに負けていて投資価値が見いだせない。現時点では控えめな分配額のため、過剰分配が行われている訳ではない。だが運用側のさじ加減ひとつで激しい過剰分配が実施される可能性は十分にあり得るので、お勧めできない金融商品である事は間違いない。

  • 運用(価格の上昇含む)利回り17%に対して、現時点の分配金利回りは3%
  • チャートのみで判断すると、分配金は健全な状態に見える
  • 分配原資の内訳を調べてみると、やや過剰分配が行われている
  • 今は相場がとにかく良いので、こういう時には問題点は隠れてしまう

 

相場が絶好調で、思考停止の投資家が多いかもしれませんね

DIAM J-REITアクティブファンド(愛称:ハッピー・オーナー)は、ベンチマークである東証REIT指数(配当込み)を上回る運用成績を目指す、アクティブ運用型の投資信託です。

必ず購入手数料を支払わねばならず、しかもアクティブファンドとしては安いとはいえ、インデックスファンドの倍ほどの信託報酬を毎年支払うのですから、市場の平均値であるベンチマークは絶対に上回る成績でないといけません。

が、実態は下記のようになります。3年で3%以上も負けています。過去のグラフを見ても、ほぼ一貫して市場平均に負けていますから、買う意味が無いと判断できますね。

DIAM J-REITアクティブファンド(愛称:ハッピー・オーナー)の基準価額とベンチマークとの対比、及び純資産残高の推移
DIAM J-REITアクティブファンド(愛称:ハッピー・オーナー)とベンチマークとの騰落率比較


今は市場が絶好調で、DIAM J-REITアクティブファンド(愛称:ハッピー・オーナー)の運用成果も、リーマンショックの底値を上回るまでに成長しました。

であるからこそ、多くの投資家はある意味幸福な思考停止状態に陥って、この投資信託が良いのか悪いのか、見極めることを放棄しているのではないかと思います。

市場平均に常に負けるのであれば、市場平均にピッタリと連動しているインデックスファンドを買えば、ほぼ確実にリターンが向上しますから、そうしない理由がありません。

下記は、その市場平均に連動する投資信託、SMT J-REITインデックスオープンです。時期によってはDIAM J-REITアクティブファンド(愛称:ハッピー・オーナー)に負けるタイミングもありますが、3年間ではきちんと勝利していますね。

DIAM J-REITアクティブファンド(愛称:ハッピー・オーナー)とSMT J-REITインデックスオープンの基準価額の推移


せめてこのような投資信託をSBI証券で購入して、投資信託・定期売却サービスを使って毎月一定額を取り崩せば、今よりはるかに低コストで、毎月分配が実現できてしまいます。



チャートから判断した分配金利回りは、一応健全です

さて、市況が好調で幸福な状態にあるDIAM J-REITアクティブファンド(愛称:ハッピー・オーナー)ですが、このような時は投資先REITからの配当利回りは当然のことながら低くなります。現状は、次の通りです。

ここから経費が引かれる事を考えると、我々の手元に入る利率は2%以下になりそうです。

DIAM J-REITアクティブファンド(愛称:ハッピー・オーナー)の組み入れリートの予想配当利回り


これに対して分配金利回りは、下記の通りです。基準価額の上昇が続いている為に、分配金利回りは下落傾向で、約3%台です。20%を軽く超える「異常な毎月分配型投資信託」と比べてみると、かなりマトモではありますが、目が曇った投資家から見ると物足りない存在に見えるかもしれませんね。

DIAM J-REITアクティブファンド(愛称:ハッピー・オーナー)の分配金利回りの推移


REITからの配当利回りよりも分配金利回りのほうが高い訳ですから、じっくりと確認すると、やはり過剰分配気味になっていることは確かです。

DIAM J-REITアクティブファンド(愛称:ハッピー・オーナー)の分配原資の内訳


それにしても、J-REITからの配当収入が2%程度であっても、トータルリターンが17%もあるのですから、基準価額は下落するどころかどんどん上昇していきます。

一般に、毎月分配型投資信託は、分配金を出せば出すほど基準価額が下がっていくケースが多い中、非常に珍しい(というか本来はこういうのが本当です)ケースになっていますね。

DIAM J-REITアクティブファンド(愛称:ハッピー・オーナー)の基準価額の傾向


今後は、基準価額がどの程度まで上昇するのか、確認しておきたいですね。基準価額が1万円台を回復したのちに、これ以上基準価額を上げないために、分配方針を変更して思いっきり過剰分配に舵を切る可能性だって、無いとは言えません。



DIAM J-REITアクティブファンド(ハッピー・オーナー)の概要

購入手数料:2.16%(税込み)
信託報酬:年率1.08%(税込み)
信託財産留保額:なし

分配金の取扱:年12回
償還日:無期限(設定日 2006年12月22日)
運用:DIAMアセットマネジメント株式会社



DIAM J-REITアクティブファンド(ハッピー・オーナー)の購入先

それでもDIAM J-REITアクティブファンド(愛称:ハッピー・オーナー)が欲しいという人は、購入手数料ができるだけ安いところで買ってください。下記以外では上限いっぱいの手数料を取られます。

手数料1.08%SBI証券楽天証券


 

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