DIAM新興国ソブリンオープン通貨選択シリーズ(ブラジルレアルコース)の評価・解説

このファンドは、DIAM新興国ソブリンオープン通貨選択シリーズ(南アフリカランドコース)の兄弟ファンドです。選択する通貨がブラジルレアルか、南アフリカランドかの違いになりますので、上記リンクを合わせてご覧になって下さい




株式並の非常に高いリスクを取っているにも関わらず、平凡な債券の運用利回り。高い分配金の影響で基準価額が設定来下落している。今後の動向には注意が必要。

(2014年7月時点)

●4年程で4000円近い基準価格の低下。40%もの損失が発生中!



 


分配金利回りと健全性、リターンに対するリスクの割合をチェック

※2013/7~2014/6の成績を元に算出

・運用益から算出した適正な分配金利回りは約12%(現在は23%)
・適正な毎月の分配金は約68円(現在は130円)
・分配金利回りは、不健全な状態で運営されている
・株式並の高いリスクを取りながら債券としての平凡なリターン



DIAM新興国ソブリンオープン通貨選択シリーズ(ブラジルレアルコース)の、分配金の配当状況の確認から参りましょう。

2014年度の実績を見ると、毎月130円の分配を行っています。設定来からの履歴を見ると年度によっては多少分配金に変動があるようです。

毎年1500円以上の分配金を出している事から、高水準の金額を維持している投資信託になります。これだけ見ると儲かりそうですが、投信信託の判断は総合的にやるべきです。




では次に、実際の分配金利回りの状況を確認してみましょう。2014年度7月時点の分配金利回りは約25%になっているようです。

過去3年間の利回りを見ると約24%付近で前後しており、運用リターンに関わらず分配金利回りは高値で安定しているようです。だからこそ、注意が必要な投資信託とも言えます。

 


ただし、現在の分配金の金額では不健全な状態です。では、どの程度の分配金が適正な値なのか、2013年7月~2014年6月の期間から、ざっくり計算してみます。

この期間の運用利回りは12%です。また、この期間で1560円(利回り23%)もの分配金を放出しているために基準価額が下落しています。

運用益以上に、分配金を出してしまうと貯金を取り崩している事と同じ事になります

(単純に取り崩すのではなくて、20%も税金で取られるのですから、いかにアホな事やっているのかが分かるというものです)

運用益から考えた適正な毎月の分配金額は、68円程度になります。年間の分配金利回りは、12%程度なら、ぎりぎり適正だという事です。




最後にリターンに対してリスクをどの程度取っているのか?確認してみましょう。

トータルリターンを見ると、外国債券の平均値並のようです。普通のリターンという事ですね。しかし、リスク(標準偏差)は外国債券の中で上位4位に位置する異常に高い値となっています。非常に高いリスクの割に平凡なリターンというのは納得がいかないですね

※トータルリターンは分配金を出さないで再投資した場合の合計リターン
※2014年05月31日 時点
※年間平均リターン±1標準偏差に収まる確率は68.3%


3年平均の成績ですが、リスクリターンの位置づけは下記のような印付近でしょう。株式並のリスクを取っているにも関わらず、国内債券のような運用成績だという事ですね。

(本来は5年程度で検証しないとファンドの実力は分かりません。)

  


 DIAM新興国ソブリンオープン通貨選択シリーズ(ブラジルレアルコース)の概要、管理人の感想へ続く


 

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