DIAM世界リートインデックスファンドはゆうちょ銀行だけが喜ぶ


(2017年6月時点)

純資産総額が2000億円を超える非常に人気のある投資信託だが、良質なインデックス運用の投資信託に比べて、あらゆる面で利用価値が無いと断言することができる。今更ながらこんな投資信託を喜んで購入する人がいるとは、相変わらず驚くばかりだ。

DIAM世界リートインデックスファンドが売れるとゆうちょが喜ぶ図

  • 運用(価格の上昇含む)利回りほぼゼロに対して、現時点の分配金利回りは14%
  • 安定収益源であるREITからの配当収入は、全体の2割程度しか無い猛烈過剰分配
  • 良質なインデックス投信に代替するだけで、若干の利益を更に上積みできる
  • タコ足分配を回避する「投資信託定期売却サービス」を使いましょう


 


マトモなインデックス投資信託に切り替えるだけで利益を上乗せ

DIAM世界リートインデックスファンド(毎月分配型)は、日本を含む世界各国のリート(不動産投資信託)に投資する事で、リートからの配当金(家賃収入)を主な収益源とするインデックス運用の投資信託です。

ベンチマークである、S&P先進国REITインデックス(円換算ベース、配当込み、為替ヘッジなし)に連動する運用成績を目指しています。(下記、ベンチマークとの対比表を参照のこと)

DIAM世界リートインデックスファンドの運用実績の推移


表を見ると、なんだかベンチマークよりも大幅に劣る運用成績に見えてしまいますが、本ファンドはインデックスファンドなので、ベンチマークと連動する運用が行われていたとしても、コストの分だけ必ずベンチマークよりも成績が下方にかい離します。

したがって、これだけで運用成績がダメだとは全く言えないので、ここでは別の方法でDIAM世界リートインデックスファンドの良し悪しを確認してみる事にしましょう。

例えばDIAM世界リートインデックスファンドと全く同じ指数を運用目標としている、SMTグローバルREITインデックス・オープンと比較してみます。SMTも、インデックス運用です。

DIAM世界リートインデックスファンドとSMTグローバルREITインデックスオープンとの基準価額の推移の比較


これを見ると、1年で見ても3年、あるいは5年で見ても、常にSMTのインデックス投資信託のほうが、DIAM世界リートインデックスファンドよりも成績が上になっているのが分かります。

これはどういうことなのでしょうか? DIAM世界リートインデックスファンドの運用がずさんだからこうなるのでしょうか? 

答えは、毎年の信託報酬の差にあります。SMTのコストは税込みで0.594%なのに対し、DIAMは0.918%と、1.5倍もの高コストです。つまり、このコスト差が運用成績の差となって表れている訳です。(完璧にコスト差がリターンの差に一致することは無いですが、そういう傾向です)

つまり、インデックス投資信託を選ぶ場合、今まで以上にコスト差に目を向けないと、知らないうちに利益を取り損ねる事になるのです。取り損ねた利益は、そっくりそのまま金融機関の懐に転がり込みます。その点を、肝に銘じて投資信託選びをしなくてはなりません。




DIAM世界リートインデックスファンドの分配状況は詐欺まがいだ

では次に、ベンチマークよりもはるかに重要と言うか、重大な問題をはらんでいる、DIAM世界リートインデックスファンド(毎月分配型)の分配金についてチェックしていきましょう。

ここ2年程の分配金利回りは、7~12%台となっており、利回り上昇が続いています。2017年6月時点の分配金利回りは14%近くに達しており、高利回りに見せかけている毎月分配型投資信託と判断して良いでしょう。

DIAM世界リートインデックスファンドの分配金


ベンチマーク自体の想定利回りは4%程度ですから、ざっと3倍の分配金利回りというのは、怪しすぎます。というか、明らかに変すぎると思わなくてはなりません。

DIAM世界リートインデックスファンドの投資先の配当利回り


タコ足分配である事はほとんど明白なのですが、念のため分配原資の内訳も確認してみましょう。当期の収益(REITからの配当金)が占める割合は、直近2期では、約2割程度しかありません。つまり、残りの分配金は私たちの投資原資を取り崩しながら出しているという事になります

DIAM世界リートインデックスファンドの分配原資の内訳


それにしても、50円の分配金のうち配当収益の占める金額が4円とか9円とか、酷すぎます。例えば10万円の分配金が手に入ったと喜んだとしても、8万~9万円は利益ではなくてご自身の元本の取り崩しなのですから。詐欺まがいと言ってもよい投資信託です。




今の世の中、全ての投資信託は「毎月分配型」にする事ができる

タコ足分配を避けて分配金を手にする


これほどまでに酷すぎる投資信託であったとしても、先述したSMTグローバルREITインデックス・オープンは毎月分配型投資信託ではありません。毎月、分配金を貰いたいから投資しているという人ならば、酷い投資信託でも買わざるを得ないという事情もあるかもしれません。

SMTのインデックス投資信託だけでなく、今ならば税込み信託報酬がわずか0.3%の三井住友・DC外国リートインデックスファンドが存在します。これを使わない手はありません。コストが安いと、その分、あなたの手取り収入が増えるのですから。

これらの投資信託は、無分配型です。しかしながら無分配タイプであっても、SBI証券の投資信託・定期売却サービスを利用すれば、「毎月分配型投資信託」にしてしまう事ができるのです

投資信託の定期売却


ちなみに定期売却と表現すると、分配金とは違うと思うかもしれませんね。しかし、毎月の分配金も、売却して捻出しているので、実態は全く同じです。

そして極めて大きなメリットは、毎月の売却金額を自分で決められるので、配当利回りの範囲内で売却を設定すれば、元本の取り崩しは一切無くなることになります。となると、元本部分に手を付けずに利益部分だけを取り崩す事になるので、基準価額が市場変動以上に下がる事は無くなります。

つまり、一生涯ご自身のそばに資産を置いて、分配金を受け取れる体制が出来上がる訳で、こんなに美味しいことは無いと思います。

SBI証券の投資信託・定期売却サービスの詳細はコチラ




DIAM世界リートインデックスファンドの概要

購入手数料2.7%(税込み)
信託報酬年率0.918%(税込み)
信託財産留保額:0.3%

分配金の取扱:年12回
償還日:無期限(設定日 2006年6月12日)
運用:DIAMアセットマネジメント株式会社


改めて概要を見てみると、信託報酬以外に2.7%もの購入手数料が必要になります。100万円をこの投資信託の購入に充てた場合、2万7000円もの大金が、大した説明もしないゆうちょ銀行に取られることになります。このような高コストは、投資においては徹底的に避けるのが、勝ち組投資家の常識です。




DIAM世界リートインデックスファンドの購入先

DIAM世界リートインデックスファンドは、ゆうちょ銀行でのみ、購入が可能です。が、上述したように、SBI証券で代替えファンドを買ったほうがはるかに賢明ですね。



 


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