投資信託「エネルギーラッシュ」の評判とは?止めといたほうが良いぞ

(2017年10月時点)

最大で2000億円の規模にまで成長した元・人気ファンド。しかしすぐに資金が抜けていったので、上手い具合に金融機関の回転売買に使われた商品だと思われれる。MLP市場の暴落によって投資資金が半分になった個人投資家の悲鳴が聞こえてくるようだ。ベンチマークもなく運用成績の是非がイマイチ分からず、過剰分配の前科が有り、コストも非常に高いので、とても投資しようとは思えない投資信託。

米国エネルギーMLPオープン(愛称:エネルギーラッシュ)


  • 過去に、猛烈な過剰分配をやった前科があり
  • 運用成果を、個人投資家が判断できないシロモノ
  • 投資信託の中では最高レベルに高いコスト
  • どう考えても、ボッタクリ投資信託としか思えない品


 


猛烈に資金が集まって、たちどころに資金が流出した投資信託


米国エネルギーMLPオープン(愛称:エネルギーラッシュ)は、USエネルギーMLPファンドを通じて、米国のMLP等に投資を行います。MLPが分からない人は、MLPはリスク大でメリット小のページをご覧いただければと思います。

まず最初に、この投資信託の純資産総額の推移をご覧ください。以前、本ページにて「人気化して危険な兆候がある」と指摘していたのですが、その後、危惧していたような状況になりました。

2014年の中頃から短期間で資金が集まり2000億円を突破、そしてその後、尋常でないスピードで資金が抜けています。何も分かっていない個人投資家に米国エネルギーMLPオープンを売りつけ、その後、他の投資信託に回転売買用させているのではないでしょうか。でなければ、こんな短期間に資金が減る訳がありません。

米国エネルギーMLPオープン(愛称:エネルギーラッシュ)の純資産の推移


上記のように、純資産総額が「富士山のような形」をしている投資信託は、ロクなものがありません。しかも資金が集まりだした頃から、基準価額と「分配金を再投資した場合の基準価額」の連動性が崩れて、乖離が出始めています。詳しくは後述しますが、過剰な分配の影響だと思います。これまた投資してはいけない投資信託の代表的な値動きです。

そもそもMLPのリスクを承知で投資しているのか、とても疑問です。MLPの値動きは株式よりも大きい傾向にあり、米国エネルギーMLPオープンなどを買ってしまうような投資初心者が手を出すには、危険すぎます。

現に、個人投資家が殺到した2014年頃が価格の天井であり、14,000円を付けてその後MLPの大暴落が起きて、1年ちょっとで6000円台にまで暴落しています。(参考に、MLPの市場全体も、下記のように大暴落)

MLP市況の変化


営業マンの話術に騙されて人気の投資信託を購入したばかりに、資産が6割近くも激減しています。お金が半分に減ったわけで、金融機関の窓口に真っ青な顔で相談しに行く人達が目に浮かびます。とても残念です。

金融機関の側は「投資は自己責任です」と回答しつつも、「待ってました」とばかりに別の投資信託を強くお勧めして回転売買させられるという、無限ループがあなたを襲う事になります。減ったお金を取り戻したいという強欲に、付け入るスキがある訳ですね。



過去の分配金の出し方が滅茶苦茶だったという前科があり


続いて分配金の履歴をチェックします。設立初期は毎月30円の分配でしたが、2014年の6月に800円、9月に1000円の異常な高額分配金を出しています。その後は、現在に至るまで月30円に落ち着いています。

米国エネルギーMLPオープン(愛称:エネルギーラッシュ)の過去の過剰分配


管理人は、この高額な分配金の出し方が問題だと思っています。基準価額が12,000円に近づいたあたりで、多額の分配金を出しているからです。

管理人の推測ですが、基準価額があまりにも高くなると投資の初心者が敬遠するするので、それを避けるのが目的なのだと思っています。分かっていない人は「基準価額が高いと割高だ」と言いだしますからね。

2回に分けて合計2,000円近い分配金を出したので、分配金の利回りは急上昇しています。当時は分配金利回りが20%近くに到達しています。理解していない人が見ると、「お宝の投資信託を発見!」と誤解するかもしれないです。なおその後は月30円の分配金が続いているので、利回りは5%台にまで落ち込んでいます。

米国エネルギーMLPオープン(愛称:エネルギーラッシュ)の分配金利回りの推移


さて、現在の5%台の分配金利回りが妥当な水準なのかをチェックしておきます。投資全体のポートフォリオから得られる配当利回りは6.2%です。しかし年間コストが2%近く必要になる事を考えると、実質的に投資家の手元に残るのは4%程度になる計算です。従って、現在の分配金利回りでも高そうだなと感じます。

米国エネルギーMLPオープン(愛称:エネルギーラッシュ)のポートフォリオ


ただ、最近の分配原資の内訳を見てみると、分配状況にはほぼ問題の無い様子が見て取れます。今の毎月30円程度の分配金が、ほぼ妥当であり、上限なのだと考えておくと良いでしょう。いきなり数百円や1000円単位の分配金が出たら、何らかの目くらましだと思って警戒したほうが良いと思います。

米国エネルギーMLPオープン(愛称:エネルギーラッシュ)の分配原資の内訳



米国エネルギーMLPオープン(エネルギーラッシュ)の概要

購入手数料上限3.0%(税抜き)
信託報酬年率2.0%(税抜き)
信託財産留保額:0.3%
償還日:平成35年6月9日(設定日:平成25年6月28日)
運用:三菱UFJ国際投信株式会社


購入手数料の高さに呆れるとともに、投資信託業界では最高クラスの高い信託報酬にも呆れます。ここまで投資家から高い金を取っておいて、本ページで書いたような酷い中身なのですから、これは見紛うことなきボッタクリ投資信託と断定できます。

信託期間は10年なので、20%もの投資元本が金融機関に抜き取られる勘定です。300万円を投資した人は、もれなく60万円を金融機関に献上する事になります。ボロカスな運用成績の元で、まるで金融機関に寄付でもするかのような事になっています。



米国エネルギーMLPオープン(エネルギーラッシュ)の購入先

米国エネルギーMLPオープン(エネルギーラッシュ)で分配金を得たい場合、下記の証券会社・銀行で購入が可能です。銀行なんて一体、どういう説明してるんでしょうかね?

手数料3.0% 三菱UFJモルガン・スタンレー証券、三菱東京UFJ銀行


 


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