DCファンダメンタル・バリューファンド・・・全くバリューなど無いわね

(2018年4月時点)

バリュー株に投資してTOPIXよりも高いリターンを出す使命があるものの、平凡なインデックスファンドに長期的に負けているような酷い運用成績であり、コストが高いのを正当化できていない。確定拠出年金ではとにかくアクティブファンドは遠ざけて、インデックスファンドを選ぶ方が良いだろう。

DCファンダメンタル・バリューファンド


  • インデックスファンドを下回る成績で、投資価値は無い
  • コストがかなり高く、これを一生涯積み立てるのは金の無駄


 


アクティブ運用の投資信託は、インデックスファンドと比較して実力をチェック


DCファンダメンタル・バリューファンドは、国内株式に投資する事ができる、確定拠出年金専用のアクティブ型の投資信託です。iDeCoのような確定拠出年金では、通常、インデックスファンドも買付できます。

その中で、DCファンダメンタル・バリューファンドのようなアクティブ型の投資信託を購入しても本当に良いのか、悩んでいる人も多いと思いますので、そのあたりを中心的に見ていきます。

例えば下記は、DCファンダメンタル・バリューファンドを含む、三井住友信託銀行の個人型iDeCoラインナップです。日本株に投資できるものをピックアップしています。種類が多すぎて、とても困りますよね。

しかし、投資判断はとても簡単で、ラインナップにあるTOPIXに連動するインデックスファンド、DC日本株式インデックス・オープンと運用成績を比べれば、すぐに検討中の投資信託の「出来不出来」が分かります。

皆さん、アクティブファンドを検討する時は、必ずインデックスファンドと比較してみてください。これをやる事で、すぐにアクティブファンドの実力が判断できますので。

投資先 区分 ファンドなどの名称 ベンチマーク 信託報酬
日本株式 I DC日本株式インデックス・オープン TOPIX 0.6%
DC・ダイワ・ストックインデックス225 日経225 0.52%
A DCリサーチ・グロースファンド TOPIX(配当込) 1.37%
DCファンダメンタル・バリューファンド TOPIX 1.37%
大和住銀DC日本株式ファンド TOPIX(配当込) 1.10%
DCグッドカンパニー TOPIX 1.42%
シュローダーDCアクティブ日本株式 TOPIX 1.43%
三井住友・ライフビュー・日本株式ファンド TOPIX(配当込) 1.3%
(表中のIはインデックスファンド、Aはアクティブファンドです)



インデックスファンドにボロ負けしており、全く投資価値が無い状態


DCファンダメンタル・バリュー ファンドは、ベンチマークのTOPIXを上回る運用成績を目指しています。バリュー投資スタイルで、超過収益獲得を目指し、ベンチマークよりも優れたリターンを出そうという投資信託です。簡単に言うと、株価が割安だと判断できる銘柄に投資して、キャピタルゲインを狙うような方針です。

DCファンダメンタル・バリューファンドの銘柄選定プロセス


バリュー投資自体はごく一般的な手法ですので、どのような銘柄を保有しているのか、このあたりがポイントです。しかし、DCファンダメンタル・バリュー ファンドの保有する上位銘柄を見たところ、誰もが知る大企業ばかりが並んでいます。

DCファンダメンタル・バリューファンドの組み入れ上位銘柄


このように、知名度の高い大企業がポートフォリオに並ぶようになったアクティブ運用の日本株投資信託は、とにかくTOPIXを上回ることが難しくなります。インデックスファンドと非常に似たようなリターンに甘んじることが多いと覚えておいてください。

そして、TOPIXに連動するインデックスファンドと比較すれば、一発でその実力を判定できます。ここでは、前項で記したDC日本株式インデックス・オープンと比較する事ができますね。以下、DCファンダメンタル・バリューファンドとDC日本株式インデックス・オープンの運用成績を比較したチャートをご覧ください。

DCファンダメンタル・バリューファンドとインデックスファンドとの比較


直近3年では、なんとなくDCファンダメンタル・バリュー ファンドの運用成績が良さそうに見えますが、もっと長期の5年や10年の年率のトータルリターンを比較してみると、インデックスファンドに負けています。

特に10年で見るとダブルスコアに近いほどのボロ負け状態となっており、投資する価値は皆無です。

確定拠出年金口座では、とにかく長期で投資をする事になります。そして、長期になればなるほどアクティブ運用の投資信託の運用成績は、インデックスファンドに勝利する事は難しくなります。この点を覚えて頂いて、基本的にはアクティブファンドは止めておこうと思う事が大事です。



顕著にリターンが優れたアクティファンドならば、多少投資しても良い


仮にどうしてもアクティブ運用の投資信託に積み立てを行いたいと思うならば、DCファンダメンタル・バリューファンドのような平凡な運用成績ではなくて、例えば個人投資家に人気のひふみ投信のように、顕著にリターンが高いものを選ぶようにすると良いでしょう。下記、運用成績をご覧ください。

顕著に好成績のアクティブファンドの検討


直近3年では、ひふみ投信のほうが50%近く運用成績が良いです。5年間の運用であれば、年率リターンは10%以上も違います。(確定拠出年金口座の場合は、ひふみ投信ではなくて、ひふみ年金というファンド名になりますので、その点はご注意ください。)

DCファンダメンタル・バリュー ファンドはイマイチですが、中にはそれをも「下回る」ほどのボロカスなアクティブファンドも多数あり、そのようなものを選んでしまうと一生の後悔となってしまいます。

ただ、例えばひふみ投信が今後もすばらしい成績を出し続ける投資信託なのかを判断するのは、とても困難です。過去の成績は、将来の高成績を保証するわけではないからです。この、ひふみ投信ですら、同じカテゴリー同士で比較した場合は、最近は特に凄い成績とは言えないのです。




であるならば、無難にインデックスファンドを保有して確実に市場平均を取りにいくほうが長い目で見て良いと思いますし、アクティブ運用の投資信託を選ぶ場合は本ページでチェックしたやり方で実力を見て頂いて、その力に陰りが出てきたなと思ったら、スイッチングして機動的に資金を引き揚げたりするような事も必要になって来るでしょう。

そして、アクティブ運用の投資信託に投資するにしても、投資資金のごく一部を振り向ける程度で十分だと思いますので、とにかく変な欲をかかずに、長期投資に徹する事が大事です。



DCファンダメンタル・バリューファンドの概要やコスト情報


購入手数料:なし(確定拠出年金口座は管理運営コストが別途かかります)
信託報酬年率1.37%(税抜き)
信託財産留保額:なし
決算:年1回(1月10日)
償還日:無期限(2002年1月31日設定)
運用:三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社


上記の、年率1.37%にもなる高額のコストが、アクティブ運用の投資信託の足を引っ張ります。インデックスファンドは0.6%なので、ダブルスコアのコストがかかる訳です。

これが仮に30年続くと、運用成績はコストだけで23%も差が付くことになり、そもそもアクティブファンドがインデックスファンドに勝つのは無理ゲーに近いほど困難な事だと想像できます。


 


みなさまにお願い当サイトが参考になりましたら、ぜひブックマークやいいねをお願い致します!
★当サイト限定企画スタート★
SBI証券



メインメニュー

投資信託と分配金に関するQ&Aコーナー

目からウロコ・当サイト人気のコラム集

分配金のもらい方