グローバル好配当株オープン・・・あらゆる意味で投資する価値はない

(2018年1月12日更新)

アクティブ運用なのに同じ評価基準のインデックスファンドに運用成績でボロ負けしている。過去に継続して過剰分配金を出していた不誠実な投資信託で、現在の分配金利回りが3%台と一見問題無さそうな水準にまで下がっているもののそれでもまだ過剰分配。高コストで運用成績が悪い投資信託など、全く買う意味が無い。

グローバル好配当株オープン


  • 最盛期の7000億円の資金が、今では600億円程度まで流出
  • 現状、3%台の分配金利回りでもまだ高すぎる分配である
  • 過去の分配金の出し方が極めて不誠実で、全く信用できない
  • 運用目標に対してボロ負けしている事実を隠している


 


「好配当」とは言うものの、具体的な配当利回りがよく分からない


グローバル好配当株オープンは、北米、欧州、アジア・オセアニアの3つの地域に対して均等に投資をする株式投資信託になります。現在の比率はおおよそ以下の通りです。

グローバル好配当株オープンの地域別投資割合


それはそうと「好」配当株のネーミング、イヤな造語ですよね・・・ 。現在の配当利回りに着目した「高配当株式」の中で、配当の安定性や成長性、企業の業績動向等により選定した「好配当株式」へ投資をするらしいです。

なるほど、高い利回りと高い価格上昇が見込める銘柄は「好」配当銘柄になるようです。お爺ちゃん、お婆ちゃんにはウケそうですね(笑) 私には誤魔化しにしか思えませんが。。

ネーミングの由来


さて「高配当株式」の配当利回りの実力でも見てみましょうか。残念ながら、月次報告書にはポートフォリオ全体の平均利回りが掲載されておらず、投資信託としての配当利回りは分かりかねます。 そこで保有する銘柄の配当利回りをチェックしてみましょう。

配当利回りの傾向としては欧州株が最も高く、アジア・オセアニア株、北米株の順となります。 昨今の米国株は高値園にあるので、配当利回りも低下する傾向にあるようです。なお、投資先全体で俯瞰してみると、1~5%の範囲の銘柄に投資しています。

組み入れ銘柄の配当利回りの参考


高配当株と言っても、この程度ですからね。おそらくポートフォリオ全体では、2%程度に収まるのではないでしょうか。いずれにしろ保有資産全体の利回りを掲載しないファンドは、購入しても良いのかどうかの判断ができませんから、買うべきでないと思います

とは言え、なぜかグローバル好配当株オープンは大人気だったようで、相当な人数が保有していたようです。最盛期には、7000億円近くの資金を運用していたのですから。




付け加えると、上記の図のように、急激に資金が集まるような投資信託は避けておいたほうが良いでしょう。投資家に人気があるというのではなくて、金融機関がただ売りたがっているだけですから。数年経ったら投資信託を次々に乗り換えさせて手数料稼ぎをするのが、彼らのやり口です。



分配金が半分以下に減額されたが、まだそれでも過剰な分配である


グローバル好配当株オープンの分配履歴をチェックしてみます。設立まで遡って分配履歴を追ったところ、2009~2012年頃までは40~60円と、高水準の分配金を出していたようです。

当然ながら当時の分配金利回りは、かなりの水準だったのではないかと思います。2012年初旬ごろは、分配金の利回りが10%を超えてましたからね。

ただ、現在の分配金は20円にまで激減していますから、恐らく金融機関側としては、役目(資金を大量に集めて大儲けしようとする事)を終えた投資信託であるとの位置づけかと思います。


グローバル好配当株オープンの分配金


それでもまだ、ここ数年の分配金利回りは3%程度で、若干高いかなと思える水準です。配当利回りと分配金利回りの違いをよく考えて頂きたいです。そもそも配当利回りが2~3%程度なのに、過去に10%超の分配金利回りだった時点で、いかがわしい分配方針が有ったと疑う必要があるという事です。

念のため、現在の分配原資の内訳をチェックしてみると、想定通り、身の丈に合わない分配が続いています。減額後の月20円程度であっても、過剰な分配となっている訳です。

グローバル好配当株オープンの分配原資の内訳


このような分配型投信の「売り手の都合を第一に考えたカラクリ」に気が付いていただくと、本来買うべき投資信託がどのようなものか分かるようになると思いますし、継続性のある正しい投資行動がとれるようになると思います。



グローバル好配当株オープンは運用目標に大幅未達であり、投資価値なし


グローバル好配当株オープンは、参考指数としてMSCIワールド・インデックス(円換算)を提示しているアクティブ運用型の投資信託です。従って、この指数に買ってもらわないと買う意味が無いのですが、驚くことに、同指数に連動する成果を出す目標のインデックスファンド、「先進国株式インデックス・ファンド」に対して、大差で負けている状況です。




アクティファンドの大半が、実はこのようにインデックスファンドに負けているというのが、金融機関が教えてくれない「不都合な真実」なので、銀行や証券会社の営業担当者の言う事には注意してください。

もっとも、上記で提示した先進国株式インデックス・ファンドも、購入時に2%の手数料が取られますので、買うに値する訳ではありません。購入時の手数料がゼロで、信託報酬が0.5%未満のインデックスファンドを買って長期に保有するスタンスが望ましいでしょう。



グローバル好配当株オープンの概要


購入手数料:上限3.24%(税込み)
信託報酬:年率1.18%(税込み)(運用管理費用込)
信託財産留保額:なし
償還日:無期限(設定日:平成17年7月22日)
運用:大和住銀投信投資顧問株式会社



グローバル好配当株オープンの購入先

グローバル好配当株オープンを購入したい場合、下記の証券会社で取り扱っています。買うようなものではありませんが・・・・。

手数料3.24% 楽天証券SMBC日興証券


 


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