グローバル・フィンテック株式ファンド・・・あまりの好成績に腰が抜けた

(2018年4月時点)

特定の分野に集中投資する典型的なテーマ型投資信託で、(珍しく)テーマが大当たりしてとんでもない好成績を叩き出している。その成績の凄さは、日本で一番有名で大人気の、あの投資信託に勝るとも劣らない。超高コストである点は、その運用成績を見せられたら反論もできない。こんな投資信託をNISA口座で運用できた人がいたら、美味しすぎて毎日ニヤケた生活を送る事になるだろう。

グローバル・フィンテック株式ファンド


  • 全世界の株式の平均的数値をはるかに上回る圧倒的な好成績
  • 米国の小型株に投資をするよりも、はるかに報われる成績
  • 同一カテゴリーでも、圧倒的な好成績を残した
  • これらの好成績は、超高コストの不満を全て微塵にする


 


「フィンテック」というテーマを追いかけるテーマ型投資信託


最近、AI(人口知能)やIoT(モノのインターネット化)について、ニュースで聞く機会が増えていると思います。これらのテクノロジー(AIなど)を使って、革新的な金融サービスの提供を目指すことをフィンテック革命といい、これから伸びてくる分野であると管理人も感じています。

そのような世界のフィンテック関連企業に投資できる投資信託がグローバル・フィンテック株式ファンドで、以下の4つのコースの中から選んで投資が可能です。投資の本質的な部分は共通ですので、いずれのコースを選択しようとも、本ページを読んで頂ければ中身が分かると思います。

・グローバル・フィンテック株式ファンド
・グローバル・フィンテック株式ファンド(年2回決算型)
・グローバル・フィンテック株式ファンド(為替ヘッジあり)
・グローバル・フィンテック株式ファンド(為替ヘッジあり・年2回決算型)


グローバル・フィンテック株式ファンド


なお、グローバル・フィンテック株式ファンドの年2回決算型では、基準価額水準が1万円を超えると積極的に分配する方針です。再投資の複利効果でパフォーマンスを高めたい人は、年1回決算型を選びましょう。

また、この投資信託は、フィンテックという特定のジャンルに狙いを定めた、テーマ型の投資信託になります。テーマ型投資信託は相場の後追いとなることが多く、運用が始まった時にはすでにその分野の「天井」であったりして、報われないことが多い印象です。果たしてこの投資信託は、どんな実態なのでしょうか。



参考指数との対比で、運用成績の良いアクティブファンドだと分かる


グローバル・フィンテック株式ファンドは、3%超の購入手数料と年間1.75%になる信託報酬がかかる、かなりの高コストの投資信託です。アクティブファンドで成長性の高いフィンテック業界に投資するとしても、これらのコストをカバーできるパフォーマンスを叩き出せるのかが、非常に大事なポイントです。

グローバル・フィンテック株式ファンドは、運用目標として参考指数を提示しています。ベンチマークや参考指数の無いようなダメファンドも散見される中、これは良いですね(本来は常識ですが)。しかも、指数が「配当込み」ですから、投資信託の成績と、シンプルに比較できる点も良いです。

そして、世界のフィンテック関連企業の株式で構成された参考指数である、ファクトセット・グローバル・フィンテック・インデックス(配当込、円ベース)と、設定来のリターンの差異をチェックします。

グローバル・フィンテック株式ファンドの基準価額の推移と参考指数とのリターン比較


驚くことに、この1年の運用成績は参考指数を凌駕するものになっています。たった1年の運用で参考指数に対して+13.1%もの大差をつけていますので、素直に凄いと思います。純粋にアクティブファンドとして、とても優秀です。



久しぶりに見た、とんでもなく凄い成績の投資信託であった


まずは、全世界の株式に分散投資した場合と比較


次に、特定のテーマに集中投資するという事は、投資の基本である分散投資をした時よりも、リターンが大きいのかどうかという視点も大事です。では、比較が妥当だと思える分散投資の指数は、どれが良いのでしょうか。それを特定するために、まずはポートフォリオを見てみます。

グローバル・フィンテック株式ファンドのポートフォリオ


こう見ると、米国を中心にして日本を含む先進国や新興国に投資をしている事になりますね。確かに名称通り、「グローバル」です。という事は、全世界の株式の値動きを示すMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスと比較するのが順当だと思います。という事で、同指数との比較データを。

グローバル・フィンテック株式ファンドと全世界株式とのリターン比較


結果は、全世界に広く分散投資するよりも、フィンテック関連企業(49社に投資しています)に集中投資するほうが、比較にならないくらいにリターンが良く、投資が完全に報われたことが分かります。

モーニングスターのウェブサイトでは、現時点で日本を含む国際株式に分類される投資信託は、全部で218本あります。その中で、直近1年のパフォーマンスにおいて、グローバル・フィンテック株式ファンドは断トツ1位の成績を叩き出しています。これまでの運用成績は、賞賛に値するものです。

グローバル・フィンテック株式ファンドの好成績の度合い



次に、米国の小型成長株と比較


また、先ほどの指数のような大型株と比較するのではなく、リターンの高い小型株や新興企業と比較すると、どのような結果になっているのか興味を持ち、米国のベンチャー企業に投資できるNEXT FUNDS NASDAQ-100連動型上場投信(下記の赤線)との比較もしてみました。

グローバル・フィンテック株式ファンドとナスダック100R連動型投信とのリターン比較


ここでもやはり、グローバル・フィンテック株式ファンドが圧倒的に高いパフォーマンスを発揮していて、正直、かなりの驚きでした。こんなに凄い運用成績の投資信託は、久しぶりに見ました。



ついでに、飛ぶ鳥を落とす勢いの「ひふみ投信」と比較


最後に、圧倒的な運用パフォーマンスで有名な、今や超絶人気の日本株投資信託(ポートフォリオの約1割は米国株にも投資)、ひふみ投信とも比べてみましょう。ただし、この比較は完全に遊びであり、この2つの比較自体には何ら意味はありませんので、その点はご留意ください。

結果は、なんとほとんど同じような運用成績でした。・・・これは「だから何?」というような比較ではありますが、これら2つに投資をしていたら、過去1年は世界の株式の平均値をはるかに上回る、圧倒的な利益を手にする事ができた事になります。

グローバル・フィンテック株式ファンドとひふみ投信とのリターン比較


グローバル・フィンテック株式ファンド(為替ヘッジあり)も含めて、比較しました。為替リスクを無くしても、為替ヘッジなしのものに比べて、値動きにほとんど変わりはないのですね。だとしたら、目に見えない為替ヘッジのコストが無い、通常のタイプを買ったほうが良いですね。

そして両者ともに、ひふみ投信と同じようなリターンになっています。偶然とはいえ、面白い事になっているなあと思わず見入った次第です。

為替ヘッジありタイプも含めたリターン比較



運用開始時点でこれを買えた人は、単にラッキーだったと思え


さて、「これは凄い投資信託だ」とは思いますが、問題は、この投資信託が設定された当初、こんなにもリターンが素晴らしいものになると、誰が予測できたのかという点です

日本では、毎年多数のアクティブファンドが粗製乱造されている現実があります。星の数ほど生まれてくるアクティブファンドの中から、グローバル・フィンテック株式ファンドのようなものを、どうやって選べば良いのか、という事が大問題です。

このような目論見書を見ただけで、一体あなたに何が分かると言うのでしょうか? 極めて一般的な事が通り一遍で書かれているだけです。他のアクティブファンドも、全く似たようなものです。

参考グローバル・フィンテック株式ファンドの目論見書


つまり、今の時点で過去を振り返って、「グローバル・フィンテック株式ファンドすげー!!」と感動したところで、何の意味も無いという事です。

だって、最初からこれを選ばないと、このリターンは得られないのですから。そして、最初にグローバル・フィンテック株式ファンドを買うと決めるような「決めて」は、当初の時点では何も無いのですから。

したがって、運用開始時点でグローバル・フィンテック株式ファンドを買えた人は非常にラッキーだったと思いますし、・・・いや、単に、何も考えずにミーハーに走った人なのではないでしょうか。(口惜しさでこのような発言になっています)

前の項で見たひふみ投信に関しては、あの高いパフォーマンスが、もう数年も続いています。グローバル・フィンテック株式ファンドが同じように、何年も好成績になるのかどうか誰も分かりません。勇気のある人は、失敗覚悟でグローバル・フィンテック株式ファンドに投資をしてみると良いでしょう。

流行のフィンテック業界に集中投資するテーマ型の投資信託ですので、ブームが過ぎ去ったあとも長期で成長を続けることができるのか、個人的にはとても疑問です。途中で売り抜ける投資判断や技術が必要になるのではないのかなと感じます。

なお、この投資信託には、兄貴分のようなファンドが存在します。グローバル・ロボティクス株式ファンドが大成功したので、恐らく二番煎じを狙ってきたのかなとも思えます。興味のある人は、グローバル・ロボティクス株式ファンドの評価解説ページもあわせてご覧ください。



グローバル・フィンテック株式ファンドの概要


購入手数料上限3.5%(税抜き)
信託報酬年率1.75%(税抜き)
信託財産留保額:なし
償還日:2026年12月7日(設定・2016年12月16日)
運用:日興アセットマネジメント株式会社

購入手数料が3.5%までもかかる、とにかく高コストの投資信託です。でも、リターンが極めて良いので、文句の一言も言えない状況です・笑。



グローバル・フィンテック株式ファンドの購入先


グローバル・フィンテック株式ファンドを購入したい場合、SBI証券、カブドットコム証券、マネックス証券楽天証券SMBC日興証券などで手数料3%を支払ってから購入する事になります。

もしもどうしてもこの投資信託を買うという時には、新規に口座開設すると3ヵ月間、購入手数料が無料になるフィデリティ証券で買付がおススメです。


 



みなさまにお願い当サイトが参考になりましたら、ぜひブックマークやいいねをお願い致します!
★当サイト限定企画スタート★
SBI証券



メインメニュー

投資信託と分配金に関するQ&Aコーナー

目からウロコ・当サイト人気のコラム集

分配金のもらい方