グローバル・ストックDコース(愛称:世界樹)の評価

(2015年12月時点)

設立1か月程度にも関わらず314億円の資金を集めている「ルーキー」。野村証券での販売現場で営業マンが猛烈に売りさばいている光景が目に浮かぶ。で、中身を見ていくと、例によって「良く分かっていない人を巧みに誘導する思惑」がしっかりと組み込まれた、売り手の巧妙さがにじみ出ている投資信託と言える。



 

世界各国の株式に分散投資できることは評価したいが・・・

投資の世界では、事前に、最高のパフォーマンスを出す銘柄、セクター、地域を当てる事が非常に困難であることは常識です。過去45年間の国別パフォーマンスを見ても、トップパフォーマンスを出す地域が、激しく入れ替わっていますね。これを事前に予測することはできません。

(「野村證券の営業担当者なら、それを事前に予測してくれる」という人がいるかもしれませんが、そんな寝言は目が覚めてから言うようにしましょう。)

主要国の株式と年間騰落率の推移


実は資産運用で長期的に成功するためには、上記のように可能なかぎり、世界中の株式に分散投資する事が非常に重要になります。(赤色で強調されている主要国株式が、常に安定的なパフォーマンスを出しています)

長期分散投資の視点で考えると、グローバル・ストック Dコースを通じて世界各国(新興国含む)の株式に広く分散投資できことは、投資コンセプトとしては非常に良いと感じます。



ただし、運用目標を設定しない投資信託を信用しても良いのか?

という事は、MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(除く日本)あたりをベンチマークにした投資信託なのかなと思って調べてみたところ、なんとグローバル・ストックDコース(愛称:世界樹)、ベンチマーク無しでした

ベンチマークとは、簡単に言うと、学校のクラスでいうところの平均点の事です。例えば80点の成績だとしても、クラスの平均点が90点ならば、成績が悪いなと判断できますよね。ベンチマークが無いという事は、投資信託の真の実力を判定できないという事なのです。

しかも保有している上位ファンドを見ると、アメリカン・エキスプレス、グーグル、マイクロソフト、ビザなどの世界的に有名な企業が並んでいます。このような有名大企業がズラリと並んだポートフォリオで、世界中の投資家を出し抜いて本当に高パフォーマンスが出せるのか、かなり不安になります。

グローバル・ストック Dコース(為替ヘッジなし 毎月分配型)愛称:世界樹のポートフォリオ


⇒参考:ベンチマークや参考指数が無い投資信託はロクデモナイぞ



カモの投資家を集めたいと考える金融機関側の思いが、透けて見える

さらに、下記の分配方針を見ると、「これは、もう投資価値が無いファンドだな」と判断せざるを得ないです。

グローバル・ストック Dコース(為替ヘッジなし 毎月分配型)愛称:世界樹の分配方針


基準価額が高くなったら分配金が増える、当たり前に嬉しいよね~」と感じたとしたら、投資の分野においては、あなたの頭の中のねじが何本か欠落している可能性を疑うべきでしょう。

このようなやり口は、「投資信託の基準価額が高いと割高だから怖いよね~」という、なんだかよく分かっていない「投信不安神経症患者」を救済するために考え出された、「悪知恵」なのですから。

実際の販売現場でも、このようなタイプの投資信託を売りたいがための説明を受けたことがあります。三菱UFJ銀行から受けた投資信託の説明が草のページに書いてありますので、暇人ならば一度ご覧ください。



グローバル・ストック Dコース(愛称:世界樹)の概要

購入手数料上限3.24%(税込み)
信託報酬年率1.98%(税込み)
信託財産留保額:0.3%
分配金の取扱:年12回の毎月決算のタイプです。
償還日:平成38年3月27日(平成27年12月9日)
運用:野村アセットマネジメント株式会社

たんなる世界株に分散投資するだけなのに、購入手数料と信託報酬のコストがクレイジーな高さです。こんなもん、トータル0.5%近辺で買わないと、お金なんて増えませんよ。資産運用したいのか?それとも野村グループにお金寄付したいのか?よーく考えるんだな。



グローバル・ストック Dコース(愛称:世界樹)の購入先

グローバル・ストック Dコース(愛称:世界樹)を購入したい場合、購入手数料は3.24%にて、野村證券にて購入することができます。野村證券を愛している方は、ぜひたくさん買ってあげてください。彼らも喜びます。彼らのお給料がより高くなります。


 


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