アジア・パシフィック・セレクト・リート・ファンド(愛称:グッド・ロケーション)

(2015年月8時点)

ファンド新設時点で100億円近くの資金を集めた注目の金融商品。販売されている証券会社はマイナーな所ばかりで、どうやってかき集めたのか非常に気になる。コストが非常に高いアクティブ運用型のファンドだが、ベンチマークを設定していないので将来に期待ができない。投資先のリートも分散というより集中投資。今後の動向に注意。


 

あなたが、一部の太平洋諸国に集中投資する理由は何だ?

アジア・パシフィック・セレクト・リート・ファンド(毎月決算型)(愛称:グッド・ロケーション)の投資対象は、日本を除くアジア・パシフィック諸国のREITです。




具体的な保有比率を見ると、下記のように、シンガポール、オーストラリア、香港の3地域に集中投資しているのが分かると思います。投資のキホンは分散投資だという視点から考えると、地域の分散度合に不安が残ります。

アジア・パシフィック・セレクト・リート・ファンド(毎月決算型)(愛称:グッド・ロケーション)の国・地域別組み入れ比率と業種別組み入れ比率


要は、シンガポールとオーストラリアと香港の不動産を買い占めているみたいなもんで、何ゆえあなたは、それら3か国にわざわざ集中投資をなさりたいのか、まずはそれを考えてから投資すべきでしょう。

ちょうどタイミング的に中国経済が動揺して、上海株式市場が暴落し、中国元が急落して円高になっています。こういう時に、中国と経済的に深い関係のある3か国に投資する理由を、まずはあなたに問いかける投資信託と言えましょう。

根拠なく、アジアオセアニアのREITを買えば儲かるかもしれないと言うのは、確率五分五分の丁半博打です。だったら先進国から新興国まで、広く分散の効いた<購入・換金手数料なし>ニッセイグローバルリートインデックスファンドあたりを検討しましょう。



ベンチマークが存在せず、後日ファンドの運用成績を評価できない

この投資信託、投資対象である不動産投資信託(REIT)の銘柄選定にあたり、「フィリップ東海東京インベストメント・マネジメント・プライベート・リミテッド」の投資助言を活用する、アクティブ運用型の投資信託です。

アジア・パシフィック・セレクト・リート・ファンド(毎月決算型)(愛称:グッド・ロケーション)


つーか、フィリップ東海東京インベストメント・マネジメント・プライベート・リミテッドの投資助言、なんてものは個人投資家にとって、正直どうでもよいです。

大切なのは、アジア・パシフィック・セレクト・リート・ファンド(愛称:グッド・ロケーション)がのベンチマーク(または参考指数)が何か、と言う点です。

だいたいベンチマークが無いと、半年1年後、この投資信託の運用成績がイケているのか残念なのか、全く判断できなくなりますからね。

そういう意味で、実はベンチマークが存在しないアジア・パシフィック・セレクト・リート・ファンド(愛称:グッド・ロケーション)は、投資すべきでないファンドと言えます

⇒参考コラム:ベンチマークや参考指数が無い投資信託はロクデモナイぞ



庶民をおびき寄せる、ボーナス分配と言う甘い餌

以上のように買うに値しない投資信託だとは思いますが、現実は発売と同時に注目を浴びて、1か月で100億円もの資金を集めています。

アジア・パシフィック・セレクト・リート・ファンド(毎月決算型)(愛称:グッド・ロケーション)のボーナス分配


なぜこんなクダラナイ事になるのかの答えの1つは、下記のように年に4回のボーナス分配がある点でしょう。庶民にとって投資における「ボーナス」とは甘い蜜のような響き、喉から手が出るほどに欲しい商品に思える事でありましょう。

アジア・パシフィック・セレクト・リート・ファンド(毎月決算型)(愛称:グッド・ロケーション)の分配金の出方


現時点で投資対象であるREITの配当利回りは5%近くある訳ですが、コストを考慮すると3%程度になるかと思います。投資信託としての分配金の水準が、非常に気になるところです。

アジア・パシフィック・セレクト・リート・ファンド(毎月決算型)(愛称:グッド・ロケーション)のポートフォリオ特性値



アジア・パシフィック・セレクト・リート・ファンド(愛称:グッド・ロケーション)の概要

購入手数料:3.24%(税込み)
信託報酬:年率1.782%(税込み)
信託財産留保額:0.3%

分配金の取扱:年12回
償還日:2020年7月10日まで(設定日 2015年7月31日)
運用:三菱UFJ国際投信株式会社

というか、最初っから5年間しか運用する気なし。という事は、短い期間で複数の投資信託を売買させて、手数料を稼いでやろうという魂胆があるという事です。



アジア・パシフィック・セレクト・リート・ファンド(愛称:グッド・ロケーション)の購入先

それでもアジア・パシフィック・セレクト・リート・ファンド(愛称:グッド・ロケーション)が欲しいという人は、手数料を3.24%支払って、下記のマイナーな証券会社を訪問して、窓口で購入してください。

●池田泉州TT証券、宇都宮証券、東海東京証券、西日本シティTT証券、浜銀TT証券、ワイエム証券


 

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