DIAM高格付インカム・オープンを評価するとどんな感じか?

(2014/4~2015/4の成績を元に算出、2015年5月時点)

最盛期には1兆円近い資金を集めた投資信託。現在では3000億円近くまで資金流出だが、多くの投資家は次の商品に回転売買されたであろう。現在でも過剰分配。信頼性が非常に高い債券の割には、分配金利回りが高いのもあって、人気を維持か。セールスマン的には非常に売りやすいと思われる一品だ。

  • 運用(価格の上昇含む)利回り約10%に対して、現時点の分配金利回りは5%
  • チャートのみで判断すると分配金は健全な状態に見えてしまう
  • 実態は過剰分配が行われており、利回りの粉飾が長い間行われている模様
  • 過去の運用益の蓄積も底を付いているため我々の資金を削りながら分配

 


投資先に問題は無いものの・・・

DIAM高格付インカム・オープン(愛称:ハッピークローバー)は、高格付の資源国(カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、ノルウェー)の公社債に投資する投資信託です。

実際はカナダとオーストラリアで全体の8割を占めていますので、2か国に集中投資している銘柄と考えたほうが良いです

DIAM高格付インカム・オープン(愛称:ハッピークローバー)


当然ながらベンチマークや参考指数は存在する訳もなく、運用の腕前は良く分かりません。ただし、保有している債券の格付は非常に良いです。8割以上が最高格付のAAA格付です。

DIAM高格付インカム・オープン(愛称:ハッピークローバー)の投資対象国や格付け別構成比


セールス的に保守的な投資家に売りやすいのか、実際に人気は非常に高く、最盛期には、1兆円近くの資金が集まっていました。2015年4月末時点では、純資産総額が2984億円まで減っているので、次なる回転売買商品に鞍替えさせられたのかもしれません。



DIAM高格付インカム・オープン(愛称:ハッピークローバー)

さて安全性の高い債券ですが、現状は5%程度の分配金利回りになっていますから、過剰分配の恐れあり、です。

DIAM高格付インカム・オープン(愛称:ハッピークローバー)の分配金利回りの推移


安全性を全面に出した上で、そこそこ高い分配金利回りを提示されると、これはこれで個人投資家から見て素晴らしい商品に見えてしまいます。完全に、売る事を主体に考えられた商品なのでしょうか。

でも、安全性が高いからこそ、投資先債券の利回りは、次のような状況です。これで5%の分配金利回りをカバーできるわけがありませんよね。

債券の最終利回り


実際に分配金の原資を調べてみると、債券からの収益では補えきれずに、資金を取り崩しながら分配しているようです。ここまで精査しないと詳細が分からない商品は、本当に投資として如何なものかと感じますね。

DIAM高格付インカム・オープン(愛称:ハッピークローバー)の分配原子の内訳


当然ながら、下記のように運用益に積立である分配準備積立金も底をついている状況です。さっさと損切りでもして、まともな金融商品を選定するべきかと思います。

DIAM高格付インカム・オープン(愛称:ハッピークローバー)の積み立て準備金が枯渇している



DIAM高格付インカム・オープン(ハッピークローバー)の概要

購入手数料:上限3.24%(税込み)
信託報酬:年率1.08%(税込み)
信託財産留保額:0.2%

分配金の取扱:年12回
償還日:無期限(設定日 2003年7月15日)
運用:DIAMアセットマネジメント株式会社



DIAM高格付インカム・オープン(ハッピークローバー)の購入先

DIAM高格付インカム・オープン(愛称:ハッピークローバー)で分配金を得たい場合、金融機関によって購入手数料が異なります。せめて、下記のように若干でもコストが安いところで買うべきでしょう。そのほかでは、上限MAXの手数料が取られます。

手数料1.08%SBI証券楽天証券カブドットコム証券フィデリティ証券
手数料2.16%:みずほ銀行


 

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