誰も教えてくれない、ハイ・イールド債券の本当の見通し

2014年7月現在、ハイイールド債券を組み込んだ投資信託の人気が、絶頂期になっているようです。証券会社やハイイールド債券を強力に推進する方が発言するメリットは大別して、下記の2点に絞られると思います。

・非常に魅力的な高い利回り
・景気上昇局面では、パフォーマンスが向上(債券の価格が上がる)



本サイトでは、ハイイールド債券のリスク(特にデフォルトリスク)について強く注意勧告をしてきましたが、実はもっと本質的に恐ろしいリスクがあります

知識がない弱小の個人投資家が、どれだけ証券会社からカモとして狙われているのか、よーく自分自身の目ん玉をひん剥いて、考えて頂きたいと思います。


 

そもそも、「高い利回り」と「債券価格の上昇」は両立が出来ない

金融機関は絵や文字などを使い、言葉巧みに知られたくない情報をカモフラージュしています。特に、刹那的瞬間の数字やグラフを見て投資判断をする事は、非常に危険だという事をまず認識して頂きたいと思います

ハイイールド債券に心を奪われる方は、間違いなく異様に高い利回りに目を奪われます。確かにこれを見ると、一般的な債券に比べて高い利回りです。

ですが、ハイイールド債券の利回りはかなり大きく変動します。この数字は、ある瞬間の利回りを表示しているので注意が必要です。(当然、景気が悪化した場合には上記の利回りは跳ね上がりますが・・・)


引用元:SBI証券


もう一つ、証券会社などがハイイールド債券のメリットとして、景気拡大局面に債券価格が上昇するという点について考えてみます。

確かに下記を見ると、景気拡大局面にはハイイールド債券の価格は上昇するようです。が、当然ですが、債券の価格が上昇すると言う事は利回りは減少する事になります。


引用元:SBI証券


実際に現実の相場の動きを確認してみましょう。実際の相場の動きを見てみると、当然なのですが債券の価格が上昇している間、利回りは急降下するように低下していきます

利回りも高い水準を維持しながら債券の価格も上昇し、一石二鳥的な素晴らしい事は実際には起こらない訳なのですね。そして債券の価格が上がり続けるという事が、実は真に恐ろしい事なのです。



大局的な視点から投資判断を行わないと、痛い目にあう

もう一度、ハイ・イールド債券の価格の動きと利回りの傾向を整理した下記の図を見てみましょう。


 
 引用元:SBI証券ホームページ


上記の図を、もう少し分かり易く景気循環に沿って加工しましょう。(と言ってもつなげるだけですが)




上記のように、景気は循環している(上昇と下落を繰り返す)のですが、当然に利回りと債券価格も景気循環の流れに沿って上昇と下落を繰り返しています。

そうすると、景気拡大の後に待っているのは、景気の後退局面。つまり債券価格の暴落が待っている訳です




正直言って、いつ景気が悪化するかは誰にも分かりませんが、債券価格の急上昇を見ると、次に起こる事は暴落しか無い訳です。

株式も一緒ですが、価格が上がり続けるという事は、買いたい人が存在するからなのですね。 ハイイールド債券タイプの投資信託が人気化し、中身も仕組みもまったく理解していない、欲に目が眩んだ(哀れな)投資家が最後の買い手となり、資金を投入し続けているような状態です。

ひとたび景気の後退局面にもなると、一斉に買い手がいなくなり、価格が暴落する事は目に見えています。暴落すると価格が半額以下になる事は過去の歴史から見ても充分に想像できます。

あなたは、暴落しそうな瞬間に、タイミングよく逃げる事が出来ますか? ほとんど全ての人はその時に思考停止になり、見て見ないふりをして、投資信託を塩漬け化するコースを歩むと思われます。

ハイイールド債券なんて投機的な対象を、まったく薦める気は無いのですが、百歩譲って投機するとしたら、まさに暴落して価格が底値(安値)となって、利回りが異常に高値の時に買うべきなのです。(そのまま紙切れになるかもしれませんが・・・)

そして、人気化している現時点で買うという事は全くの逆の行動をしている。まさに証券会社のカモにされて買わされている状態なのです。

このような大局的な視点を持って投資判断を行わないと、簡単に銀行や証券会社に騙されて、大事な資金を大損した挙句に投資の世界から退場する事になるに、違い有りません。

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