HSBCワールド・セレクション(愛称:ゆめラップ)・・・特に夢など無し

(2017年11月時点)

世界の株式・債券・REITに分散投資できるので長期投資の視点では評価できる。目標リスク水準が設定されているので、リスク許容度から投資信託選びができる点も、ユニークだとは思う。しかし、購入手数料がかかる時点でNGだし、信託報酬も高い。運用成績自体は低リスクのごく普通の超低コストインデックスファンドと同等なので、ラップなどと大層な表現をするようなシロモノとは到底思えない。

HSBCワールド・セレクション(愛称:ゆめラップ)


  • 「ラップ」などという言葉に、何の意味もない投資信託
  • 目標リスク水準の運用目標があるが、実はそれは至って普通の数字
  • 運用期間が短すぎて、目標リスク水準の数字をきちんと判断できない
  • 単純に、インデックスファンドを買っていれば良いだけの話に落ち着く


 


HSBCワールド・セレクション(愛称:ゆめラップ)の3つのタイプの特徴


HSBCワールド・セレクションには、資産配分が異なる以下の3つのファンドがあります。実質的に中身は同じなので、それぞれについて本ページにて解説します。

・HSBC ワールド・セレクション(安定) 『愛称:ゆめラップ安定』
・HSBC ワールド・セレクション(成長) 『愛称:ゆめラップ成長』
・HSBC ワールド・セレクション(安定成長) 『愛称:ゆめラップ安定成長』


HSBCワールド・セレクション(愛称:ゆめラップ)の運用方針


世界中の様々なセクターに分散投資をして、5年、10年以上の長期スパンで資産を増やすことが、資産運用の王道だと言われています。分散投資と長期保有の効果で、リスクを抑えながらリターンを狙えるからです。

HSBCワールド・セレクションを利用すれば、先進国株式、新興国株式、先進国債券、新興国債券、世界の不動産に分散して投資ができますので、投資対象自体はとても良いです。

また、「お金を増やしたいが損をしたくない」と考える、投資の素人のような人を対象とするかのように、金融機関側は、リスク(価格変動の大きさ)の異なる3つのファンドを用意しています。事実上、これが運用目標になります。

・安定コースの目標リスク水準:5%程度
・安定成長コースの目標リスク水準:5%〜8%程度
・成長コースの目標リスク水準:8%〜11%程度


HSBCワールド・セレクション(愛称:ゆめラップ)のコースごとの資産配分


なお、リスク水準と言っても、初心者にはよく分からないと思います。投資におけるリスクの考え方は、リターン云々よりもはるかに重要ですから、HSBCワールド・セレクションに投資したいと思ったら、必ずリスクとリターンの計算方法のページを読んで頂きたいと思います(以下の参考ページもできれば)。

参考保有している投資信託のリスクを知りたいです


価格変動の大きさのイメージは、下記のチャートを見れば分かりやすいです。目標リスク水準の高い「成長コース」のパフォーマンスが最も高いですが、価格の振れ幅も一番大きいですよね。

ただし、運用が目標リスク水準に収まるのかどうか、この投資信託の運用期間が短すぎて、なんとも評価できません。運用の能力がハッキリしないならば、HSBCワールド・セレクションへの投資は当分は見送りとするのが最善だと思います。

HSBCワールド・セレクション(愛称:ゆめラップ)の安定・安定成長・成長コースのリターンの比較

安定型 安定成長型 成長型
目標のリスク水準 5% 5~8% 8~11%
実績のリスク(標準偏差・1年 1.94% 2.06% 2.57%


少なくとも3年の実績が出ないと何とも言えませんし、大きな下げ相場を経験しないと、余計に何とも言えません。今のような上昇相場の時は、どんな投資信託も「上手」に見えてしまうので、投資信託の買い付けの際は、より慎重にチェックする事をお勧めします。



運用成績だけを見ると、単純にインデックスファンドで良いと思うのだが


るHSBCワールド・セレクションの中でも人気のある、安定コースと安定成長コースに注目してみましょうか。当サイトとしては、HSBCワールド・セレクションのような高コストのものでなくて、インデック型バランスファンドの三井住友・DC年金バランス30(債券重点型)(マイパッケージ)を使うので良いと思います。

なぜなら、コストが安くて売買手数料も無料だからです。マイパッケージは、日本株式20%、日本債券55%、先進国株式10%、先進国債券10%、短期金融資産に5%ずつ投資するバランスファンドで、かなり保守的な運用になり、HSBCワールド・セレクションの資産配分にそっくりです。

下記の、直近2年強のパフォーマンス比較をご覧いただくと、ほとんど同じようなリターンやリスクの傾向にある事が一目瞭然で分かります。

だとしたら、HSBCワールド・セレクションの安定コースや安定成長コースを買付した時点で、1.5%の手数料をゆうちょ銀行に抜き取られる事を考えると、売買手数料が無料のマイパッケージの方が、実質的にはパフォーマンスが良いのです。

HSBCワールド・セレクション(愛称:ゆめラップ)の安定及び安定成長コースと、安全資産の比率の高いインデックスファンドとのリターンの比較


その上、HSBCワールド・セレクションの年間コスト(信託報酬)1.19%に対して、マイパッケージは、たったの0.22%です。 超ざっくり1%近いコストの差が生じています。

つまりHSBCワールド・セレクションは、毎年1%近くのパフォーマンス下落圧力がかかるのと同じ意味となります。長期で保有した場合、どちらが有利なのか、少し考えれば分かりますよね。



HSBCワールド・セレクション(愛称:ゆめラップ)の概要


購入手数料上限1.5%(税抜き)・・・この分が、完全に無駄なコストです
信託報酬(年率):1.19%
信託財産留保額:なし
決算:年1回分配
償還日:2025年8月19日(設定日・2015年9月25日)
運用:HSBCグローバル・アセット・マネジメント(UK)リミテッド



HSBCワールド・セレクション(愛称:ゆめラップ)の購入先


HSBCワールド・セレクション(愛称:ゆめラップ)は、ゆうちょ銀行のみで買付できます。ただし税抜1.5%の買付手数料が必要な高コストファンドですので、管理人はおススメしません。


 


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