Jリート・ファンド・・・どうしてわざわざこんなもんを買うかな。。。

(2018年月5時点)

全く特徴がどこにあるのか意味が分からないのに純資産残高が700億円も集まった投資信託。SMBC日興証券か三井住友信託銀行が売りまくったと思われる。運用成績は目標以下であり、分配金の出し方も不誠実な、良いところが見当たらない状況。

Jリート・ファンド

  • 運用(価格の上昇含む)利回り4%に対して分配金利回りは10%なのでタコ足に
  • 壮絶な基準価額の下落要因のほとんどが、過剰分配のせいだと言う事実
  • 運用目標に対して長期に渡ってそれを越えられない、成績の悪い投資信託


 


能書きよりも運用成績が大切、目標を達成できているのかをチェックしよう


三井住友トラスト・アセットマネジメントが運用するJリート・ファンドについて、中身を評価してみようと思います。ファンド名が「Jリート・ファンド」であり、その他の投資信託の名称を全て包括するかのようなネーミングは、かなり紛らわしいですね・苦笑。

そしてこのJリート・ファンドはアクティブ運用であり、ベンチマークの東証REIT指数(配当込み)に対して、長期でそれを上回る運用目標を掲げています。

どうやって超過リターンを得るかは、目論見書によると銘柄選定プロセスがポイントのようです。・・・しかしながら、下記のような資料を見て、皆さんは何か判断したり納得したりするでしょうか?


Jリート・ファンドの銘柄選定の方針


私は何度見てもサッパリ理解できません。仮に理解できたとして、それが本当に適正なのかどうか、三井住友トラスト・アセットマネジメントのほとんどの社員でさえも判断できないと思います。まるで、人から考える意思を失わせるかのような目論見書です。

こんなものを読んでいては人生の無駄になりますから、投資信託を選ぶときは、基本的な数点のチェック項目に沿って判断するのみです。アクティブ運用の投資信託の場合は、(できれば)同じベンチマークのインデックスファンドと運用成績を比較するのが一番です。

比較してみてインデックスファンドと同等、もしくはそれに劣るような成績しか出せていないとしたら、上記のような能書きはまるで無駄であり、わざと難しく書いて人を誤魔化そうとしていると疑われても仕方がありません。

では、三井住友トラスト・アセットマネジメントのJリート・ファンドと、同じ運用目標のeMAXIS 国内リートインデックス(信託報酬0.4%)を比較してみます。

Jリート・ファンドとインデックスファンドとのリターン比較


結果、3年で見るとJリート・ファンドはインデックスファンドに勝っていますが、1年及び5年で見た場合には負けています。ベンチマークを上回る成績が目標と言っても、インデックスファンドに負けていたのでは何の意味もありません。

こういう見方をすると、そのアクティブファンドを選ぶのが正しいのかどうか一発で判定できますし、Jリート・ファンドについては投資価値なしという判断を下す事ができます。

Jリート・ファンドとベンチマークとのリターン比較


月報を見ても、2004年からの長期に渡る設定来の数字で、ベンチマークに対してそれを下回る成績しか残せていませんので、「言っている事とやっている事が逆だよね」、という判断になります。



分配金の出し方は、完全にタコ足分配となっていて大いに問題


次に、分配金の出し方をチェックしてみましょう。基本となる数字は、まずは配当利回りです。約4%である事が、月報を見れば分かります。

Jリート・ファンドの投資先の予想配当利回り


これに対して、分配金利回りは10%という数字です(モーニングスターウェブサイトを利用して確認)。この分配金利回りは、運用者側がいくらでも(悪いように)操作する事ができます。

普通に考えて、配当利回りが4%しか無いところに10%もの分配金を出す事など出来るはずがないので、この数字に疑問を感じたら、更に次にチェックする項目が有ります。

Jリート・ファンドの分配金利回り


次に見るのは、運用報告書より、分配原資の内訳を確認します。Jリート・ファンドはここ数年、1万口当たり65円の分配を継続しています。これに対して「当期の収益」は、ここ半年では半分以下の5円~35円程度しか出せていません。

Jリート・ファンドの分配原資の内訳


という事は、その差額分は自分で自分に分配金を支払うという、ほとんど詐欺と同一と言って良い元本払戻金で占められていると推定できます。

自分に自分の分配金がどの程度の元本払戻金となっているかは、皆さんの投資タイミングによっても異なります。お手元の分配関連資料をよく見て頂いて、その実態を確認してみてください。

このような詐欺同一の元本払戻金を分配金と言って喜んび、利益だと勘違いして生活費に全部使っていたら、あっという間に資産を食い潰す事になります。はっと気が付いて解約しても、著しく下落した基準価額の分しか、お金は戻ってきません。

このような馬鹿げた「投資」から、一刻も早くマトモな投資信託に乗り換えることが、ご自身の資産を守る事になります。金融機関だけを一方的に太らせ、喜ばせる「投資」から、卒業してください。

例えば先に示したような、良質で低コストの投資信託を使ってSBI証券の投資信託定期売却サービスを利用すれば、堅実な成績でかつタコ足分配の元本払戻を回避して、「現実的」なレベルの金額の分配金を受け取ることができます。

あるいは、上場インデックスファンドJリート(隔月分配型) を購入する事で、分配型の「上場投資信託(ETF)」で一生、分配金を得る方法もあります。管理人はこちらの方法で、定期的に分配金を受け取っています。



Jリート・ファンドの概要


購入手数料3.0%(税抜き)
信託報酬年率0.75%(税抜き)
信託財産留保額:0.3%
信託期間:無期限(設定日・2004年8月31日)
運用:三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社


アクティブファンドにしては、信託報酬が0.75%というのは、比較的低い方だと思います。ただし購入時の手数料はノーロード(無料)ではなく、ネット証券でも2%強もの手数料がかかる点は頂けません。

結局、運用成績もインデックスファンド並みですから、余計に手数料を支払った分、確実にリターンはインデックスファンド以下になりますので、買う価値は無いと言って良いでしょう。



Jリート・ファンドの購入先


それでもJリート・ファンドが良いのだと頑なな変人は、SBI証券あるいは楽天証券から購入すれば、購入手数料が2.484%とわずかに低くなります。それ以外では上限の3%を取られる可能性が大ですので、お気を付けください。


 



みなさまにお願い当サイトが参考になりましたら、ぜひブックマークやいいねをお願い致します!
★当サイト限定企画スタート★
SBI証券



メインメニュー

投資信託と分配金に関するQ&Aコーナー

目からウロコ・当サイト人気のコラム集

分配金のもらい方