基準価額が下がることは、最大の問題点

運用パフォーマンスは高そうだから、基準価額下がっていても問題ないですよね?」アウト~!です。良い訳がない。



分かりやすい架空の投資信託でシミュレーション

さっそく、条件を設定してシミュレーション。

・購入時の基準価額 : 10000円
・購入手数料 : 3%
・信託報酬  : 1.8%
・運用利回りは脅威の月1%。年率12.7%
・毎月の分配金 200円(年間24%相当の利回り)
・分配金には20%の課税処置が発生(ただし課税対象の普通分配のみ)

前ページの時の条件から、ファンドの運用パフォーマンスを年率12.7%に変更して設定。まぁ、この値自体は少々異常なのですけど、高い方が分かりやすいかなと思いまして。。。



毎月分配と無分配の差は、決定的である

シミュレーションの結果は、運用利回りが脅威の12%強もあるために、基準価額がゼロになる期間が前のページの時よりも若干伸びました!






6年目の半ばあたりに入手できる合計の分配金は1万3200円、6年間で通算利回りが約28%。 いいじゃない!!と思われるかもしれませんが、ちょっと待った!同じ条件で、分配金を出さなかった場合にどうなるか、確認してみました。






同じ66か月時点の基準価額は17626円。仮にここで売却して20%の税金を取られた場合、なんと損益が約2倍の56.3%。これは大きな差ですよ!

100万程度ファンドを購入して 6年後に分配金を貰った場合には32万の利益だったのが、分配金を我慢した場合には61万の利益ですからね!

結局、基準価額つまり投資元本が減ると、同じような運用利回りでも結果に大きな差が生まれます。当たり前です。100万円の投資資金の10%の運用益は10万円ですが、50万円の資金では10%の運用益で5万円です。

この差が、じわじわと効いてきます。かなりの損をしている訳ですよね。これが、基準価額が下がるファンドを選ぶ事が基本的にダメだと言っている理由です

本サイトで基準価額が下がらない程度に分配金を出している事を強く強調している事のは、このような理由からです。これでも、だいぶん妥協しています。



損しているのかが把握できない、構造的問題

もう1点、管理人はそもそも毎月分配金の投資信託をお勧めしません。なぜかと言うと、直観的に損をしているのか得をしているのか、分かりづらいからです。

  


基準価額が下落する要因は分配金の出しすぎもありますが、当然運用の失敗によるパフォーマンスの悪化もある訳ですね。

そうなると、基準価額は下がるものという固定概念があると、投信のへぼい運用の失敗に気付かずに、ますます損を拡大する事に繋がります

銀行もしくは証券会社に言って、「基準価額が下がっていますが大丈夫ですか?」と質問してみて下さい。「分配金を出しているから当然です」との回答があるでしょう。

一応、完全には間違っていませんからね。銀行や証券会社からすると、都合が良い理由ですよね!運用パフォーマンスについての議論をすり替える事が出来る訳ですから。

ですので、運用パフォーマンスの悪化などに気付かない事は、かなり危険な事です。このような事も判断できないのであれば、そもそも投資をやるべきではないのです。

投資の姿勢、考え方から勉強すべきなのです。という事でありまして 「基準価額が下がるから」との議論は、投資をするという考え方からして、議論以前の問題なのですね。


 

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