三菱UFJ/AMPオーストラリア・ハイインカム債券ファンドの評価

(2014/4~2015/4の成績を元に算出、2015年5月時点)

三菱UFJモルガン・スタンレー証券のみで販売される毎月分配型投資信託。ファンド設立時点で260億円も資金を集めた証券大手の販売力に脱帽。オーストラリアの債券に集中投資する上に投機的なオプション取引が付随。購入時に3%を超える手数料と毎年2%近い「年貢」を金融機関に納めていては満足な資産運用はなど出来なやしない。そのくせ、運用成績は平均以下。


 


何が、コアラ・「プレミアム」だよ、この投資信託。。。

三菱UFJ/AMPオーストラリア・ハイインカム債券ファンド(愛称:コアラ・プレミアム)は、オーストラリアの企業が発行する普通社債、劣後債、優先証券等に投資します。

三菱UFJ/AMPオーストラリア・ハイインカム債券ファンド(愛称:コアラ・プレミアム)


劣後債、優先証券など聞きなれない債券ですが、下記のように株式並みの価格変動が発生するかわりに、利回りが高い債券の事です。ま、クズ債券であるハイ・イールド債券並みの危険な代物ですからね。

各証券のイメージ


現在のところ優先証券の組み入れは無いようですが、劣後債が組み込まれているので、リスクはそれなりに高いだろうと思います。投資先の債券の格付も、投資適格債券の中では一番低いランクになっていますから、安全性の面からもやや疑問に思います。

格付けやポートフォリオ


その上、定期的な収益を底上げするために、投機的なオプション取引も無理やり抱き合わせています。豪ドルの、コール・オプションの売却によるオプション・プレミアム収入を獲得する代わりに、全ての収益を吹き飛ばす損失が発生する可能性が高い、ギャンブル的な取引です。

ちなみに、このような投機的な取引を組み込んだ投資信託の運用成績は、残念なものばかりです。「人気の投資信託でも運用成績はヘボい実例集」も、併せてご覧くださいね。

さて、リスクの高い債券と投機的な取引を抱き合わせる事で、下記のように表面上の利回りは高くなっています。2つ合わせて約11%もあります。

三菱UFJ/AMPオーストラリア・ハイインカム債券ファンド(愛称:コアラ・プレミアム)の想定利回り


現在は毎月100円の分配額ですから、これが続くならば、分配金利回りは13%になります(基準価額9300円、年間分配金1200円で計算)。設立時に260億円近い資金が集まっていますから、分配金利回りが高まれば資金が集まってくる事でしょうね。

で、目が飛び出る程の高コストファンドで、アクティブ運用を謳っているようですが、べンチマークや参考指数がありません。そこで、UBSオーストラリア債券(総合)インデックスに連動するi-mizuhoオーストラリア債券インデックスと比較してみましょう。

想像通り、すでにパフォーマンスが悪いようです。今後も期待できない。

三菱UFJ/AMPオーストラリア・ハイインカム債券ファンド(愛称:コアラ・プレミアム)とインデックスファンドとの投資成績比較



三菱UFJ/AMPオーストラリア・ハイインカム債券ファンドの概要

購入手数料:上限3.24%(税込み)
信託報酬:年率1.8396%(税込み)
信託財産留保額:なし

分配金の取扱:年12回
償還日:2022年10月7日(設定日 2014年7月1日)
運用:三菱UFJ投信株式会社



三菱UFJ/AMPオーストラリア・ハイインカム債券ファンドの購入先

三菱UFJ/AMPオーストラリア・ハイインカム債券ファンド(愛称:コアラ・プレミアム)で分配金を得たい場合、金融機関によって購入手数料が異なります。せめて、下記のように若干でもコストが安いところで買うべきでしょう。そのほかでは、上限MAXの手数料が取られます。

手数料3.24%:三菱UFJモルガン・スタンレー証券


 

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