MHAM J-REITアクティブオープン(愛称:物件満彩)


(2014/5~2015/5の成績を元に算出、2015年6月時点)

設立から8年近くは全く人気が無かったのに国内REIT市場の好調さに便乗する形で実績を積み市民の人気を集めた毎月分配型投資信託。ベンチマークに勝利しているアクティブファンドで単純に評価したいが、基準価額を下げる目的で過激な分配をする方針を考慮するとお勧めできない。必ず購入手数料がかかる点も、推奨できないポイント。

  • 運用(価格の上昇含む)利回り約26%に対して、現時点の分配金利回りは5%
  • チャートのみで判断すると分配金は健全な状態
  • 運用目標を上回るレアなファンドで、ファンドマネージャーの腕は良い
  • ただし分配金の出し方は過剰で、下落相場の事も念頭に置いておきたい


 


投資先や、運用成績自体は良好であると言える

MHAM J-REITアクティブオープン(愛称:物件満彩)の投資対象は、国内の不動産投資信託証券(J-REIT)です。家賃収益自体は比較的に安定しているため、分配原資として良い投資先だと感じます。

東証REIT指数(配当込み)をベンチマークに設定しているアクティブ運用型の投資信託です。設立時からの実績を比較してみると非常に珍しい事に、ベンチマークに勝利しているアクティブファンドです。これは評価したいと思えます。

MHAM J-REITアクティブオープン(愛称:物件満彩)の基準価額とベンチマークとの差異


確かにインデックスファンドSMT J-REITインデックスオープンと運用成績を比較してみても、これに勝利していますので、運用は問題ありません。

おそらく信託報酬が1%とアクティブファンドとしては低いため、コストで自滅していないのも、運用成績が良好な要因の一つなのではないかと推測します。

MHAM J-REITアクティブオープン(愛称:物件満彩)とJ-REITインデックスファンドとの比較


なお当ファンドは、リッパー・ファンド・アワード・ジャパン2015で最優秀ファンド賞を受賞しているため、金融機関にとっては個人投資家に対して、非常に売りやすい商品でしょう。

MHAM J-REITアクティブオープン(愛称:物件満彩)はリッパーアワード受賞



「物件満彩」の分配金の出し方をチェックしてみる

さて、MHAM J-REITアクティブオープン(愛称:物件満彩)の分配金の出し方はどうなっているでしょうか? まず現状の分配金利回りの推移を見てみます。

過去1年のリターンが3割近くもある中で、分配金利回りは5%近くなのですから、パッと見はまずまずで、良さげな雰囲気があります。

MHAM J-REITアクティブオープン(愛称:物件満彩)の分配金利回りの推移


ただし本来のJ-REITからの配当利回りは下記のように、3%程度しかありません。つまり、2%分は不足が生じる計算になり、この差額分は投資家の元本を取り崩す恐れもあることは認識しておきましょう。

投資先J-REITからの配当利回り


分配原資の内訳を見ると、現状はなんとかほぼ、毎月は適度な分配ができているようです。

1万口当たりの分配原資の内訳


毎月の分配金額は現在のところ、上記のように35円の分配額でありますが、基準価額が上昇してくると多額の分配をする傾向があるようです。過去を遡ってみると、時折いきなり600円、1100円、3500円の突然の分配を行う事があります。

これは基準価額が1万円を超えると、「基準価額が高いと割高だ」と感じる無知な投資家があまりに多いために、金融機関側が経験的に学んだ「上手なやり口」です。

そのような突然の多額の分配は、よく分かってない投資家からすると、「やったー!ボーナスだーー!」以外のなにものでもありません。投資家が余計に喜ぶという構図です。

純粋に投資と言う観点からすると、余計な分配で余計な税金を支払う必要があるわけで、(もちろん税金は投資家が支払います)、このような分配を止めて頂ければ、珍しくもまあ投資しても良いんじゃないですか?と言えるのですけれども、残念です。



MHAM J-REITアクティブオープン(愛称:物件満彩)の概要

購入手数料:上限2.16%(税込み)
信託報酬:年率1.08%(税込み)
信託財産留保額:なし
分配金の取扱:年12回
償還日:平成32年6月22日(設定日 平成22年6月24日)
運用:新光投信株式会社



MHAM J-REITアクティブオープン(愛称:物件満彩)の購入先

市場平均を上回る運用成績、分配金の出し方も基本的にはまあギリギリ許せる範囲に近い点を考慮しても、唯一ダメなのが、購入手数料を必ず取られる点です。ネット証券を利用しても下記のように手数料がかかるのが、非常に残念です。

手数料1.08%SBI証券楽天証券マネックス証券


これではせっかくベンチマークを上回る成績なのに、投資する前から1%分、他の金融機関では2%分、市場平均を負けたところから不利なスタートを切ることになって、結局トータルでは負けることになりかねません。

そう考えると、本文中で紹介したSMT J-REITインデックスオープンSBI証券を使って買い、投資信託・定期売却サービスを利用するほうが良いでしょうね。


 

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