世界eコマース関連株式オープン(愛称:みらい生活)・今後が見ものだな

(2018年2月時点)

半年もたたないうちに、ファンドの運用が上手くいくか行かないのか全く分からない状況にもかかわらず、純資産残高が500億円にまで達しているテーマ型の投資信託。あえて特定のテーマに集中投資する事が報われるのか否か、今後の運用状況が見ものですな。

世界eコマース関連株式オープン(愛称:みらい生活)


  • 電子商取引関連銘柄に集中投資
  • 投資対象国は、日本を含む先進国と新興国と、全世界になる
  • 全世界株式の平均的数値に勝利できるか継続チェックが必要
  • 購入時の手数料と信託報酬が非常に高く、運用リターンに負の効果がある


 


世界の消費サービス・インフラ関連企業が対象のテーマ型投資信託


世界中でインターネットを使える環境が整ったことで、eコマース(電子商取引)市場が伸びています。例えばアマゾンのように、ネットを通じてモノやサービスを購入できるビジネスの事を、eコマース(電子商取引)などと呼びます。

この投資信託は2017年9月7日に設立されたばかりですが、すでに純資産総額は488億円に到達、ウェブ上でも広告を見かけますので、金融機関がかなり注力している投資信託の一つだと思います。果たしてこの投資信託は、投資する価値が本当にあるのかどうか、中身を評価してみます。

世界eコマース関連株式オープン(愛称:みらい生活)


さて、世界eコマース関連株式オープン(愛称:みらい生活)の投資対象は、世界の消費サービス・消費インフラに関連する企業の株式です。主にeコマース(電子商取引)関連となりますが、これらから生まれる新しい消費関連のサービスから多大な恩恵を受けると思われる、消費関連の企業が投資対象となります。

消費サービス企業:消費者にモノ・サービスの売買・予約等を提供する企業。予約サイトなど。
消費インフラ企業:消費サービスの仕組みを提供する企業。物流・輸送サービスなど。


消費サービス・インフラに関連する企業の裾野はとても広くて、販売・物流・お金の決済など、消費に関わる業界を広く投資の対象とするのが特徴です。

消費サービスと消費インフラについて


確かに、世界のeコマース(電子商取引)市場の成長にはとても驚きます。市場規模1位の中国のインターネト普及率が50%程度ですから、まだまだ成長の伸びしろは十分に残っています。

また一般的に、消費関連企業は不景気にも強いですし、投資対象としては悪くないと考えます。ただしテーマが決まっており、そこに集中投資することになるので、リスクが気になるところでしょうか。

電子商取引関連市場の拡大


また、テーマ型の投資信託は、そのテーマで商品化される頃には、既に多くの投資家の間に情報が知れ渡っていることが多く、すなわちタイミング的にはかなり遅れてその分野に参入する事になりますから、「投資信託を購入=天井掴み」の可能性が濃厚である点にも、注意をする必要があります。



全世界株式の平均的成績より、(今のところ)少しマシなアクティブ型投資信託


世界eコマース関連株式オープンは、積極的な運用によって資産の成長を目指すアクティブ型の投資信託です。ただし、ベンチマークや参考指数が存在しないので、投資判断ができない困ったファンドの一つです。

ポートフォリオの詳細を調べてみると、投資地域はアメリカが5割、中国も2割程度を占めます。世界の株式と明言する通り、先進国だけでなく、新興国の株式も対象にしています。

世界eコマース関連株式オープン(愛称:みらい生活)のポートフォリオ


消費サービス企業と消費インフラ企業の占める割合は、だいたい50%ずつです。バランスが良いと感じます。

ただ、保有する銘柄の規模は、超大型株と大型株で全体の7割を占めています。本来、パフォーマンスを高めようと思ったら小型株も積極的に組み入れる必要もあるので、これだと案外、平凡な運用成績になるのではないかと、管理人は考えています。

世界eコマース関連株式オープン(愛称:みらい生活)のポートフォリオ


さてこう見てみると、どうやら全世界の、日本を含む先進国や新興国の株式にまるごと投資できる、全世界株式インデックス・ファンドよりも運用成績が良ければ、それらの国のeコマース関連株式に集中特化した意義が有るのではなかろうかと想定する事ができそうです。

ちょうど良い比較対象として、先進国23ヵ国・新興国24ヵ国の計47ヵ国の値動き表す全世界株式指数である、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスに連動するインデックス・ファンド、全世界株式インデックス・ファンド(信託報酬0.48%)がありました。

世界eコマース関連株式オープン(愛称:みらい生活)と全世界株式インデックスファンドとのリターン比較


直近5か月程度の比較ですから、中長期投資が基本の投資信託の比較としてはまだ不十分ではありますが、今のところ、全世界株式インデックス・ファンドよりも運用成績が良いようです。果たしてこれが長期に渡って継続するのか、見ものですね。インデックスファンドのほうが成績が良かったりする時期もあるので。

また、世界eコマース関連株式オープンは購入時に3%強の手数料を支払う事になりますから、現実の運用成績としては、起点が3%分、下にズレる事も頭に入れておきましょう。

全世界株式インデックス・ファンドの3倍の信託報酬ですので、このコストをカバーしつつも全世界の株式の平均的数字を遥かに凌駕する成績を出し続けることができるのか、今後も動向に注目しようかと思います。



世界eコマース関連株式オープン(愛称:みらい生活)の概要


購入手数料上限3.0%(税抜き)
信託報酬年率1.6%(税抜き)
信託財産留保額:なし
分配金の取扱:年1回(7月20日)
償還日:2027年7月20日(設定・2017年9月7日)
運用:アセットマネジメントOne株式



世界eコマース関連株式オープン(愛称:みらい生活)の購入先


世界eコマース関連株式オープン(愛称:みらい生活)を買いたい人は、下記の証券会社などで手数料3%を支払って買う事になります。

SBI証券楽天証券、三井住友信託銀行、イオン銀行など


 


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