三菱ufj米国バンクローンファンドを評価するとどんな感じか?

(2015年5月時点)

超高いコストを要求される、三菱UFJモルガン・スタンレー証券いち押しの投資信託。短期間に資金が集まっている理由は分配金の高さによるものだが、実態は想像を絶するリスクを取りまくっている。投機的な債券と投機的な取引をセットにした恐るべき金融商品。が、この内容を理解して購入しているのか非常に疑問。数年後に立ち直れないダメージを受けない事を祈るばかりである。


 


三菱ufj米国バンクローンファンドの投資先は、危険そのものだ

三菱ufj米国バンクローンファンド米ドル円プレミアム(愛称:スマートスター・プレミアム)の投資対象は、米ドル建てのバンクローンや、公社債等です。ギャンブル的な投機的取引も抱き合わせている、非常にリスキーな金融商品です

三菱ufj米国バンクローンファンド米ドル円プレミアム(愛称:スマートスター・プレミアム)


そもそも、投資対象がバンクローンである事自体に、管理人は背筋が凍る思いです。取得時点で、投機的格付債券であるBB格以下の債券を選択するあたりから、リスキーな感じがビンビン伝わってきますね。

実際に保有している格付を見ても、クズ債券と言われる、ハイ・イールド債券と同じ投機的格付が占める割合は9割程度と、「それはどうなの?」というようなポートフォリオです。

三菱ufj米国バンクローンファンド米ドル円プレミアム(愛称:スマートスター・プレミアム)のポートフォリオ


実は、主要な投資がギャンブル債券である事に加えて、オプション取引という投機的な取引まで抱き合わせている最悪の金融商品である事を、投資家の皆さんはご理解しているのでしょうか?

米ドルのコール・オプションの売却によって、オプション・プレミアム収入の獲得を目指すとありますが、分配金の嵩上げをするために、多大な損失が発生する可能性がある取引に手を出すという事です。もう、投資と呼べる商品ではないと思います。

下記を見ていただくと分かる通り、オプション取引の利益と損失は、ほとんど同等の金額になっていますよね。このようなトレードがいつも上手くいく訳がなく、今後、損失が拡大する可能性の方が高いと思いますよ。

三菱ufj米国バンクローンファンド米ドル円プレミアム(愛称:スマートスター・プレミアム)の基準価額の要因



三菱ufj米国バンクローンファンドの分配金利回り

さて、三菱ufj米国バンクローンファンド米ドル円プレミアム(愛称:スマートスター・プレミアム)が何でリスクを取りまくっているのか?

理由は、分配金利回りを大きくするだと考えられます。債券とオプション取引で18%程度の定期収益が得られると事です。計算上では。

三菱ufj米国バンクローンファンド米ドル円プレミアム(愛称:スマートスター・プレミアム)の利回りの想定


すでに分配金も、毎月100円も支払われています。100円を継続するならば、年間の分配金利回りは12%となりますが、過剰分配を行って、2倍程度の水準まで上げてくるのではないかと、管理人は疑って見ている状況です。

このような状況にも関わらず、設立時には193億円の資金を集め、2015年4月末時点では434億円と、順調に個人投資家が群がっているようです。

腰を抜かすコストを要求するアクティブ運用型の投資信託ですが、ベンチマークや参考指数は当然ながら存在しないために、運用には、全く期待できません。


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ベンチマークや参考指数が無い投資信託はロクデモナイぞ



三菱ufj米国バンクローンファンド米ドル円プレミアムの概要

購入手数料:上限3.24%(税込み)
信託報酬:年率1.836%(税込み)
信託財産留保額:なし
分配金の取扱:年12回
償還日:2018年10月11日(設定日 2014年7月31日)
運用:三菱UFJ投信株式会社

コストが高すぎます。購入手数料を取る時点で投資対象外で話になりませんが、仮に手数料無料だったとしても、信託報酬が1%を超えるものなど、投資する価値はほとんどありませんね。



三菱ufj米国バンクローンファンド米ドル円プレミアムの購入先

それでもどうしても、三菱ufj米国バンクローンファンド米ドル円プレミアム(愛称:スマートスター・プレミアム)で分配金を得たい場合、怪我を承知で、三菱UFJモルガン・スタンレー証券に足を運ぶとよいでしょう。


 

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