強引に基準価額を下げるみずほJ-REITファンド:初心者向け解説



非常に高コストなアクティブ運用型の毎月分配型投資信託だが、超低コストのインデックス型の投資信託と運用成績が変わらない平凡な存在。投資対象がに不満は無いが、基準価額を下げる目的(と思われる)で過剰分配を行う姿勢には非常に疑問を感じる。カモ投資家うけする販売策だ。

(2015年4月時点)

●銀行で毎月分配型投資信託を買うようでは、カモ投資家から卒業する事は不可能。



 


みずほJ-REITファンドは、実質的には負けている投資信託

※2014/3~2015/3の成績を元に算出

・運用(価格の上昇含む)利回り30%に対して、現時点の分配金利回りは15%
・チャートのみで判断すると分配金は健全な状態に見えてしまう
・投資先のREITからの収益では補え切れていない過剰分配が続く
・継続して積極的に資産を売却しているようで、売却益が積み上がった状態
・分配準備積立金が凄い勢いで増加、近い内に分配金の更なる増額の可能性



みずほJ-REITファンドは、国内のリート(不動産投資信託:J-REIT)に投資する事で、安定した収益と資産の成長を得る運用を目指しています。当ファンドは積極的に銘柄分析を行い、ポートフォリオを構築するアクティブ運用型です。参考指数として東証REIT指数(配当込み)を上回る運用成績を目指しています。

同じ指数をベンチマークに設定しているインデックス運用型の、SMT J-REITインデックスオープンと運用成績を比較すると、若干ですが、当ファンドが勝利していますね。

みずほJ-REITファンド


ただし現実には、みずほJ-REITファンドを買うには、みずほ銀行に手数料を2%以上支払う、つまり最初っから2%ものマイナスからスタートするわけで、その分の負の影響を考えると、ほとんど同じ運用成績と言って良いです。

また上記のグラフは、みずほJ-REITファンドが分配金を再投資して、税金を一切持って行かれないと仮定しての数字ですから、まあ実質的にはインデックスファンドに負けているという事です



過剰分配をして、基準価額を下げている姿

さて気になるのが、みずほJ-REITファンドの基準価額と分配金の関係です。まず最初に、分配金の出し方を見てみましょうか。

どうです、この強引な分配金の出し方。基本的に毎月40円の分配金を出す銘柄ですが、2014年の12月に660円、2015年の3月に290円の分配金を出しているようですね。

みずほJ-REITファンドの過剰分配


で、こういう事が行われると、分配金を出した分だけ、基準価額が大きく下落します。下の図のように。

みずほJ-REITファンドが基準価額を強引に下げている実態


REITの価格自体が想像以上に上昇した為に、基準価額をわざと下げる為に、行っているのだと思います。できれば1万円台の基準価額くらいにして、投資信託が分かっていない人に、割安感を持たせる作戦です

金融機関側にとって、基準価額が高すぎる商品は売りづらいために、こういった作為的な事が頻繁に行われる傾向がある事は、とても残念です。

さて、このような過剰な分配により基準価額を下げると、当然ながら目先の分配金利回りが急上昇します。

 急上昇する、みずほJ-REITファンド


持続的に分配金を今後、増やす方針に変更になるのであれば、上昇した利回りを維持する事になると思います。ですが、10%を超える分配金利回りは明らかに異常な水準ですから、惑わされないようにしたいものです。



みずほJ-REITファンドの概要

購入手数料:上限2.16%(税込み)
信託報酬:年率1.08%(税込み)
信託財産留保額:0.3%

分配金の取扱:年12回
償還日:無期限(設定日 2003年12月18日)
運用:みずほ投信投資顧問株式会社



みずほJ-REITファンドの購入先

それでもみずほJ-REITファンドで分配金をもらいたい場合、みずほ銀行とみずほ信託銀行にて購入が可能です。残念ながら、ネット証券で購入することはできませんが、ネットで売ってたとしても、買いたいようなものではありません。


 続き:みずほJ-REITファンドの口コミ評価
       (やや上級者向けとなります


 

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