マニュライフ・新グローバル配当株ファンド を評価すると

(2014/5~2015/5の成績を元に算出、2015年5月時点)

分配金利回りが20%を超える大台に到達してから、市民の方の注目を一心に浴びて多額の資金が集まりだした。人気の割には参考指数に惨敗、アクティブ運用としての投資価値はまったく無い。コストも非常に高く、低コストな商品に代替可能であるために、今すぐに処分しても問題ない商品と言えよう。

  • 運用(価格の上昇含む)利回り約17%に対して、現時点の分配金利回りは26%
  • チャートで判断すると分配金は不健全な状態
  • 驚くほどの過剰分配金が行われており、現状の分配金利回りはマヤカシである
  • 過剰分配が続く中で、もし市場環境の悪化があると想像を絶する下落が発生する

 

運用目標に長期的に負けており、投資価値は見いだせない状態

マニュライフ・新グローバル配当株ファンド(毎月分配型)の国別構成比率マニュライフ・新グローバル配当株ファンド (毎月分配型)の投資対象は、世界の株式銘柄です。

ファンド名称が「新グローバル配当株」となっていますけど、普通の世界株投資信託です。

投資先の国別構成を見ると右記のような状態であり、「日本を除く先進国エリア」に分散投資をしている投資信託ですね。

株主還元を積極的に行う企業を選別」して投資先を決定しているとの事で、運用に自信があるアクティブファンドのようです。

しかしながら参考指数の「MSCI World index(配当込)」対して、長期的に運用成績で負けています。この時点で、投資価値が無いと判断する事になります

マニュライフ・新グローバル配当株ファンド(毎月分配型)の基準価額と参考指数との比較


後述するように異様に高いコストを取られるにもかかわらず、運用目標に負けるとしたら、他の投資信託を選んだほうが、あなたの手にする利益は多くなります。

やや運用目標に違いがありますが、日本に投資しないというのであれば、MSCI コクサイ インデックスをベンチマークとする、先進国株式(日本を除く)に広く分散投資する超低コストのインデックスファンドSMTグローバル株式インデックスを買えば、下記のように運用の果実も多くなります。

マニュライフ・新グローバル配当株ファンド(毎月分配型)と低コストのインデックスファンドとの比較


株主還元を積極的に行う企業に投資するとか言っていますが、そんなことは結局できるわけもなく、結局私たちのへの投資利益の還元が少なくなるという、実に本末転倒なことが、起こっています。こういう耳障りの良い言葉に、騙されてはいけません。

そんな出来もしない投資信託を買うのではなく、素直にSMTグローバル株式インデックスを買って、SBI証券投資信託・定期売却サービスを使えば、毎月分配型投資信託と同様に手元に資金を取り崩せます。



分配金が異常に高く、完全に過剰分配が行われている

さてマニュライフ・新グローバル配当株ファンド(毎月分配型)ですが、高い配当金を出す銘柄を中心に投資しているとはいっても、ポートフォリオの平均配当利回り4.2%です。

これに対して分配金利回りは下記の通りです。この差はいったいどこから来るのでしょうか?
(分配金利回りの実態を知らない人は、おそらく全員カモになりますね)

マニュライフ・新グローバル配当株ファンド(毎月分配型)の分配金利回りの推移


ちなみにこのファンド、四半期毎に多額の分配金を出します。下記のように、3カ月おきに異様に多くの分配金を出しているようです。

マニュライフ・新グローバル配当株ファンド(毎月分配型)の分配金額の増減


何でこんなことするのかと言うと、基準価額がどんどん上昇してしまうと、割高だと思われてしまって、投資信託が売れなくなってしまうからです。

基準価額は安いほうがお得と勘違いしている人にとっても心地よい水準である、1万円台になるように分配しているのではないかと推測します。

なお、いつも基準価額が1万円で、おまけに25%以上の分配金がもらえるからラッキーと思っているでしょうが、直近1年間の、分配金を含めた運用成績は17%です。

それに対して25%出しているのですから、この差額分はストレートに、あなたのお金が勝手に取り崩されているだけだと思ってください。

今の分配金も、下記を見ていただくと分かる通り、ほとんど配当収入からねん出できていません。という事は、好調な相場が終わってしまうと売却益が出ませんので、基準価額はとんでもない勢いで下落することになります。(あるいはほとんど分配金が無くなる)

マニュライフ・新グローバル配当株ファンド(毎月分配型)の分配原資の内訳



マニュライフ・新グローバル配当株ファンド(毎月分配型)の概要

購入手数料:上限3.24%(税込み)
信託報酬:年率1.5336%(税込み)(運用管理費用込)
信託財産留保額:なし
分配金の取扱:年12回
償還日:無期限(設定日 2010年8月31日)
運用:マニュライフ・インベストメンツ・ジャパン株式会社

運用成績が悪いのに、購入手数料も信託報酬も高額。ボッタクリ以外の何物でもありません。参考までに、SMTグローバル株式インデックスは購入手数料は無料、おまけに信託報酬は税込みでたったの0.54%です。どちらが良いか、小学生でもわかります。

しかし決して、銀行や証券会社の営業担当者はそのような投資信託を説明しません。そんなこと口走ったら、誰も高額な手数料を支払わなくなりますからね。



マニュライフ・新グローバル配当株ファンド(毎月分配型)の購入先

それでもマニュライフ・新グローバル配当株ファンド(毎月分配型)を購入したい場合、下記の金融機関では多少の手数料の割引があります。他で買うと、上限MAXの3.24%を取られる恐れがあります。

手数料2.16%SBI証券楽天証券マネックス証券


 


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