複雑かつ人気ファンドの成績が実に残念な事例集

「複雑な仕組みなのに大人気のファンド」の成績を斬る

高コストなファンドは、成績も優秀でないと困る

2014年10月時点で、世の中の投資信託の数っていくつあるか、ご存じですか? モーニングスターで調べてみると、4055本もあるのですね!!管理人もびっくりです。

投資の世界は難しそうだし、投資信託の数も膨大だし、どれを選んで良いかわからん!!」というのが、投資初心者の方の心の声ではないでしょうか。

このような状態で銀行や証券会社に行くと、売筋商品(金融機関側に嬉しい商品・嬉筋商品と表現したい)、を売りつけられてオシマイとなる訳ですね。

 カモになる


最近はインターネットでアマチュア含めて多くの方が情報発信をしていますから、金融機関に訪れる方々の知識も、多少は向上していると思うのですね。

そうなると金融機関側も頭を捻って考える訳ですよ。どうやったら我々(金融機関)が売りたい商品を、すんなりと買って貰えるか??とね。

そこで編み出された技が、「中身が理解しづらくて、高度な運用手法(だけど利益になるとは限らない)」を組み込んだ商品を売る事です。(と管理人は受け止めている)

世の中の皆さんは、「世界の秀才達が運用していて、難しそうな技術を使っていれば儲かる確率がグンと上がる」と勘違いしちゃうのです。なんとなく凄そうに見えますよね!!

このような商品は購入手数料が非常に高額で、年間の運用コストである信託報酬も当然ながら高い訳です。

と言う事は本来、ノーロードで購入できて、コストの安いインデックス運用型の投資信託に圧勝して貰わないと困る訳ですよ。投資する側としてはね。

なので気合を入れまして、複雑な運用手法を取り入れた今大人気の投資信託について、調べてみました。さぞ優秀な成績だと思われますから、今後の投資信託選びの参考にして頂ければと思います。


 

オプション取引を組み込んだ投信信託の運用成績は期待外れ

トップバッターは、オプション取引(カバードコール戦略等)を取り入れた投資信託ですね。 大手証券会社では大和が特設サイトまで開いて猛烈にアピールしています。




当サイトではちょうど、オプション取引だけを組み込んだ投資信託の精査をしています。現時点では2ファンドを調査していますから、順番に見ていきます。

なお基本的に、複雑な投資信託はベンチマークも設定していませんから、管理人の独断で、代替可能と思われるインデックス型の投資信託を選定しております。


カナダ高配当株ツインα(毎月分配型)

こちら、ピッタリと代替えになるインデックス運用の投資信託がありませんから、北米地域という事で、アメリカに集中投資をする投資信託と、カナダを含む先進国全体に投資を行うファンドと比較してみました。




見ただけで、勝敗が判断できますね。詳細は省きますが、販売手数料の際も大きいですから、実はスタート時点ですでにカナダ高配当ツインαは、さらに大幅に負けてからのスタートになりますね。


アジア・エクイティ・インカム・ファンド(毎月分配型)

アジアを主体に投資をしている投資信託ですから、代替案としてアジア新興国に投資するインデックス型の投資信託「SMT アジア新興国株式インデックス・オープン」と運用成績を比較してみましょう。




インデックス型投資信託の圧倒的勝利ですね。これらを見ると、カバードコール戦略のファンドに投資しようとは思わないです。たった2件ですが、どちらも人気が高い投資信託です。これだけで何が分かる??というご意見もあるかと思いますけどね。

今後長期的に圧勝していなければ、価値ないですね。だって、手数料も馬鹿みたいに高額で取られる訳ですからね。



為替取引を組み込んだ投資信託にも優位性が見当たらない

通貨選択型と呼ばれる為替取引を採用した投資信託も大人気です。三菱UJF投信なんて、アイスクリーム屋を題材にした説明資料まで用意しています。

ちなみに、投資と言うのはアイスと違って、甘くない世界ですからね。それでは、さっそく運用成績を調べて行きましょう。

 


●通貨選択型の投資信託

下記の投資信託で、一挙に見てまいりましょうか。

日興ピムコ・ハイインカム・ソブリン・ファンド毎月分配型(トルコリラ)
日興ピムコ・ハイインカム・ソブリン・ファンド毎月分配型(レアル)
DIAM新興国ソブリンオープン通貨選択シリーズ(ブラジルレアル)
DIAM新興国ソブリンオープン通貨選択シリーズ(南アフリカランド)


これらは、新興国の債券に投資をしている投資信託ですね。それぞれ高利回りですが、為替変動も激しい通貨を選んでいます。

代替するインデックス運用型の投資信託として、新興国の債券にシンプルに分散投資している「野村インデックスファンド・新興国債券(愛称:Funds-i 新興国債券)」を選定してみました。




日興ピムコ・ハイインカム・ソブリン・ファンド毎月分配型(トルコリラコース)は、成績がインデックス運用型を凌駕していますが、残りは同等か負けていますね。通貨選択型を利用したからと言って非常に優秀な運用成績になる訳では無いという事です。


資源ファンド(株式と通貨)ブラジルレアル

こちらの通貨選択型の投資信託は、世界の資源株(日本除く)に投資をしています。よって日本を除く世界全体に投資が行えるインデックス運用型の投資信託「eMAXIS 全世界株式インデックス」を代替候補として運用成績を比較してみましょう。




圧倒的大差という表現がぴったりなほど、インデックス運用型の投資信託にボロ負けしています。これまで見ててきたように、為替取引(通貨選択型)を組み込んだらバラ色の運用成績を得る事が出来る訳ではありません


 続き:人気の投信の成績がヘボい件の続きを見る


 




毎月分配型投資信託・必須の用語集
毎月分配型投資信託コラム

みなさまにお願い当サイトが参考になりましたら、ぜひブックマークやいいねをお願い致します!
★当サイト限定企画スタート★
SBI証券



メインメニュー

投資信託と分配金に関するQ&Aコーナー

目からウロコ・当サイト人気のコラム集

分配金のもらい方