東京海上・ニッポン世界債券ファンド(為替ヘッジあり)

(2015/6~2016/6の成績を元に算出、2016年7月時点)

数々の優秀ファンド賞を受賞して庶民の注目を集め、1,000億円近くの資金が集まった人気ファンド。だが蓋を開けると、超高コスト、かなりの過剰分配を実施、良質な投資信託に惨敗する運用成績と、優秀どころかゴミ箱行きの一品。「庶民に大人気のファンドはクズファンド」の法則が成り立つ投資信託である。

東京海上・ニッポン世界債券ファンド(為替ヘッジあり)

  • 運用(価格の上昇含む)利回り3.5%に対して、現時点の分配金利回りは4%
  • 分配金の半分程度が、我々の投資原資を取り崩して分配している可能性が高い
  • リスクを取ってこんなものを買うのではなくて、先進国債券を買う方がお得

 


賞の「受賞歴」は当てにならないので、無視しよう

東京海上・ニッポン世界債券ファンド(為替ヘッジあり)の投資対象は、日本企業が世界で発行する外貨建て債券です。投資信託の様々な賞を受賞しており、パッと見、なんだか凄い投資信託なのではないかと錯覚します。庶民に対して絶大なセールス効果があるのでしょうね。

東京海上・ニッポン世界債券ファンド(為替ヘッジあり)の受賞歴


しかし、このような「受賞歴」で投資信託選びをすると大間違いの元です。モーニングスターだけの評価で投資信託を買ってはならないので、特に投資信託が初めての人は、この「受賞歴」には大いに気を付けて下さい。



為替ヘッジ後でも円建て社債より高い利回りを期待できる?

投資対象については、発行体がA格相当以上の外貨建債券を選んでいますから、安全性の問題を感じません。ここは評価できます。


東京海上・ニッポン世界債券ファンド(為替ヘッジあり)の投資先債券の格付け


ただし、わざわざ先進3通貨園(北米、欧州、オセアニア)の外貨建社債を買っておいて、さらに為替ヘッジを行っています。為替リスクを無くそうという事なのでしょうけど、正直やっている意味が分かりません。たぶん、為替リスクを嫌う庶民向けの対策でしょう。

更に資料を読み込むと、為替ヘッジ後でも円建社債よりも高い利回りになると書いてあります。この点に関しては管理人も理由がよく分かりません。

「利回り格差の縮小や短期金利差の拡大等によって変わる」との注意書きの通り、長期的には意味をなさないとおもうのですが・・・、どうなんでしょうか。


為替ヘッジ後でも円建て社債より高利回り



とは言え、元々利回りの高い投資対象ではないですからね

とは言っても、保有債券の平均利回りは3%台のようです。なんだか非常に高利回りだと勘違いしている人もおられるでしょうけど、債券なんてこんなものです。しかも毎年1.3%程度の信託報酬を取られると、実は手元には1%ちょっとの利益しか残りません

東京海上・ニッポン世界債券ファンド(為替ヘッジあり)の各種構成


ちなみに分配金利回りは謎の3%台を維持しています。なぜ維持できると思いますか?

答えは単純明快。下記をご覧のように、投資家の元本を取り崩して分配しているからです。数々の優秀賞を受賞したファンドにしては、残念すぎる状況です。

東京海上・ニッポン世界債券ファンド(為替ヘッジあり)の分配原資の内訳



普通に先進国債券を買ってる方がよほどリターンが良いという現実

だいたいこの投資信託、そもそもベンチマークも存在しないろくでなしファンドですから、投資判断がまったく出来ず、事も大問題です。

しかも個別企業に投資するリスクを取って、その上高いコストを支払うより、先進国(日本を除く)の国債に分散投資する投資信託、SMT グローバル債券インデックス・オープン(為替ヘッジあり)(信託報酬:0.54%)を購入しているほうが、ずっとリターンが高いです。

下記、比較結果を見てごらんなさい。この通り、まったくもってメリットを感じないです。何となく儲かりそうだと思ったかもしれませんけど、 話しにならない成績です。

東京海上・ニッポン世界債券ファンド(為替ヘッジあり)と先進国債券インデックスファンドとのリターンの比較


なお、どうしても海外債券から毎月分配金をもらいたいんだという人がいたら、このSMT グローバル債券インデックス・オープン(為替ヘッジあり)をSBI証券の投資信託・定期売却サービスを使って購入してください。

このサービスを使えば、分配金再投資型のSMTの投資信託を、事実上、自分に合わせて毎月分配型に切り替えるようなことができます。

ヘッジなど付けなくても良いという人であれば、上場インデックスファンド海外債券・毎月分配型を買えば良いでしょう。(これは、管理人も保有して分配金をもらっています)



東京海上・ニッポン世界債券ファンド(為替ヘッジあり)の概要

購入手数料:上限1.62%(税込み)
信託報酬:年率1.2096%(税込み)
信託財産留保額:なし
分配金の取扱:年12回
償還日:無期限(設立 2009年12月30日)
運用:東京海上アセットマネジメント株式会社


良いですか? 期待リターンの低い債券に投資する時に、1.2%もの信託報酬を抜き取られていたのでは、投資になりません。極限までコストを抑えた投資信託を選ばないと、いつまでたっても資産形成などできませんからね。



東京海上・ニッポン世界債券ファンド(為替ヘッジあり)の購入先

東京海上・ニッポン世界債券ファンド(為替ヘッジあり)は、フィデリティ証券SBI証券楽天証券から購入する場合において、購入手数料が1.08%にディスカウントされます。

なお、フィデリティ証券においてのみ、投資信託の初回の買い付けで全ファンドの手数料が無料になるサービスを実施中です。


 

みなさまにお願い当サイトが参考になりましたら、ぜひブックマークやいいねをお願い致します!
★当サイト限定企画スタート★
SBI証券



メインメニュー

投資信託と分配金に関するQ&Aコーナー

目からウロコ・当サイト人気のコラム集

分配金のもらい方