日本中小型成長株アクティブ・ファンド(愛称:ニッポンの翼)は凄い

(2018年3月26日追加)

日本の中小型株に投資する事で、TOPIXを超過するリターンを出す事が目標の投資信託。今のところその目標は叶えられており、かなり高いリターンを叩き出している。コスト的には吐き気をもよおすが、過去は「高い金を出しただけの事はある」投資信託であった。今後の成績がどうなるか、楽しみでもある。

日本中小型成長株アクティブ・ファンド(愛称:ニッポンの翼)


  • 参考指数がTOPIXなのは目標が低いと思うが、とにかく大幅な超過リターン
  • 同一カテゴリーの中でも、優秀な成績であると思われる
  • コストについてはかなりの高さなので、この点は諦めるように
  • ファンドマネージャーの顔が見える商品ならば、応援のし甲斐もあるか


 


非常に優秀な成績を出しているアクティファンド


当サイトの読者さんから、「日本中小型成長株アクティブ・ファンド(愛称:ニッポンの翼)は購入手数料3.34%、信託財産留保額0.3%、信託報酬1.8792%と、驚き高コストのファンドですが、コストに見合ったパフォーマンスを期待できるでしょうか。」とご質問がありました。

どうやら証券会社の営業担当に勧められたようです。この投資信託はいちよし証券のみで販売されており、私も知らなかったものなので、興味津々で調べてみました。


パッと思いつく範囲内で比較すると、極めて優秀な成績


結論から書くと、高いコストを支払った甲斐があるような素晴らしい運用成績である事が分かりました。当サイトではアクティブ運用の投資信託についてダメ出しすることが多いのですが、日本中小型成長株アクティブ・ファンド(愛称:ニッポンの翼)は文句のつけようがない好成績です。

投資信託の運用方針は後で書くとして、まずはそのリターンをご覧ください。投資信託の運用目標(参考指数)はTOPIXが設定されており、これとの比較では圧倒的な勝利でした。中小型株のファンドという事で、それ以外にも次の指数や投資信託、あるいはETFとリターンを比較しています。

マザーズコア上場投信(信託報酬0.5%)
ひふみ投信(信託報酬1%)
JASDAQ(ジャスダック)指数

日本中小型成長株アクティブ・ファンド(愛称:ニッポンの翼)を比較


過去2年間のリターンで見る限り、日本中小型成長株アクティブ・ファンド(愛称:ニッポンの翼)はこれらとの比較でも極めて優秀な成績であり、高く評価して良いでしょう。


ひふみ投信、あるいは同一カテゴリーの中で比較


現在、飛ぶ鳥を落とす勢いで、純資産総額が1200億円を超えるほどの大人気の、ひふみ投信とリターンを比較したのが下記の図です。両ファンド共、参考指数はTOPIXであり、これを大きく超過している状況です。凄いの一言ですね。

日本中小型成長株アクティブ・ファンド(愛称:ニッポンの翼)と参考指数、ひふみ投信とのリターン比較


ただし、TOPIXを参考指数にしているのは実態とは合っていませんので、モーニングスターのカテゴリーが「国内小型グロース」どうしのファンドで比べてみました。3年リターンが優秀な順に並べている、下記の表をご覧ください。

国内小型グロースのカテゴリーの中で比較


日本中小型成長株アクティブ・ファンド(愛称:ニッポンの翼)は、全45ファンド中、16番目に位置します。ひふみ投信は28位です。こういう見方をすると、「国内小型グロース」の類似ファンドの中では、本投資信託は平均よりもちょっと上、ひふみ投信は平均以下、という事も言えそうです

なお、上昇一辺倒の相場で比較していますから随分と分かりやすい結果になっていますが、下落が続く相場になった場合は、小型株は一般的にはTOPIX以上に下落する可能性が強いです。

従ってこのような小型株の投資信託に資金を投じる場合は、小額から一定程度の範囲内で投資をするか、あるいはご自身の判断において、下落が始まったところで利確していくのがベターでしょう。

どんな時に買っても儲かる投資信託などという都合の良い商品はこの世にはありませんから、成績の良し悪しは、あくまでも参考指数や同じカテゴリーの商品との比較で結論付けるべきですし、ご自身で売買の判断が付く人が買うようなタイプの投資信託であるとも言えます。



小型株効果の期待できる日本の中小株式に集中投資


日本中小型成長株アクティブ・ファンド(愛称:ニッポンの翼)は、ご承知の通り、日本の中小型株式に投資しています。まれに、上場予定の銘柄も対象となるようです。

中小企業で、かつ企業の成長性が高く、株価の水準が割安な銘柄が投資候補となり、小型株効果による高パフォーマンスが期待できる投資信託です。

日本中小型成長株アクティブ・ファンド(愛称:ニッポンの翼)の投資先の市場


新興企業が所属するマザーズ市場やJASDAQ市場への投資比率が高いだけでなく、東証1部企業への投資においても、ふだんは聞きなれないような中小型株に投資しており、単にTOPIXの代表銘柄に投資するような投資信託とは一線を画していると言えます。

日本中小型成長株アクティブ・ファンド(愛称:ニッポンの翼)の組み入れ上位銘柄


TOPIXに連動するインデックスファンドなどは、銘柄を数百銘柄以上に広く分散して投資するのに対し、日本中小型成長株アクティブ・ファンド(愛称:ニッポンの翼)では70銘柄ほどに絞って投資しており、いわば集中投資している格好です。

集中投資は外すと酷いリターンに転落しますが、この投資信託の場合は集中投資が報われた形であり、将来の成績は予測できないとしても、過去のリターンを考慮に入れると、期待できそうな感じはします。

ただし、運用会社のページを見ても、目論見書を見ても運用報告書を見ても、どんなファンドマネージャーがどのような考えのもとに運用しているのかさっぱり分からず、個人的にはアクティブ運用の投資信託に投資する際の判断の難しさも感じます。

いちよし証券の営業担当者に今後の見通しなどを聞いても、そんなものは到底あてにはできませんから、公開されている資料をしっかりと読み込み、自己責任において判断し、投資をする事になります。



日本中小型成長株アクティブ・ファンド(愛称:ニッポンの翼)の概要


購入手数料:上限3.0%(税抜)
信託報酬年率1.74%(税抜)
信託財産留保額:0.3%
償還日:平成40年12月18日(平成25年12月25日)
運用:BNYメロン・アセット・マネジメント・ジャパン株式会社


コストについては、仰天したくなるような高コストであり、買いたくなる気分が失せます。ただし本ページに書いた通り、過去のリターンは高いコストを支払っても多大なるお釣りがくるような数字であり、今のところ、日本中小型成長株アクティブ・ファンドへの投資は報われる形になっています。



日本中小型成長株アクティブ・ファンド(愛称:ニッポンの翼)の購入先


日本中小型成長株アクティブ・ファンド(愛称:ニッポンの翼)を購入したい場合、いちよし証券で手数料3%を支払ってから購入する事になります。


 


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