日興ニューバーガー米国小型ハイクオリティファンドはどう?



純資産総額的には170億円程度だが右肩上がりで増え続けている人気投信。分配金利回りが25%と明らかに粉飾されている金融商品である為、今後も注目が高まれば爆発的に資金が集まる。アクティブ運用のくせにベンチマークに大敗していて、投資価値をまったく感じない一品である。

(2015年4月時点)

●超高コストで平均以下の成績。これのどこに、投資する理由があるのか聞きたい。


 

ダメっぷりを、いろいろと指摘してみようか

※2014/4~2015/4の成績を元に算出

・運用(価格の上昇含む)利回り約20%に対して、現時点の分配金利回りは25%
・チャートで判断すると分配金はやや不健全な状態
・想像を絶する過剰分配が行われている驚愕の事実
・原因は不明だが、繰越損益金の変動が理解できない挙動を示す



日興ニューバーガー米国小型ハイクオリティファンド(毎月決算型)


日興ニューバーガー米国小型ハイクオリティファンド(毎月決算型)は、米国の小型株を中心に投資を行うアクティブ運用型の投資信託です。米国小型株式の株価指数であるラッセル2000インデックス(配当込み)をベンチマークに設定している訳ですが、残念ながら運用成績は落胆するような状況です。

当ファンドの強みは何かというと、「高い参入障壁を有し、持続的な成長が期待できるハイクオリティ企業を調査選別する積極的なアクティブ運用」との事ですが、お前は何をふざけた事言っているのかと問い詰めたい気分です。

チャートを目視で見てもすぐに判別できるくらい、激しい負けっぷり。設立時から遡って比較してみると、ベンチマークに対して27%も遅れを取っている凄まじいダメファンドです。

日興ニューバーガー米国小型ハイクオリティファンド(毎月決算型)の基準価額とベンチマークとの差異


そもそも購入時に、4%近い手数料と毎年2%の経費が必要になる事を考慮すると、過去4年ほど投資していれば、40%近い利益を取り損ねた事になるのではないかと思います。

1000万円の資金であれば、400万の利益の取り損ねですから、いかに毎月分配型投資信託が非効率なのか、実感を持って理解できます。

例えばバンガード・ラッセル2000ETFなどの超低コストな海外ETFを利用すれば、さきほどの400万円の利益を、丸々獲得できたのです。

こんなもったいない話は他に有るまいと思いますが、何も知らない人たちが殺到し始めていて、上記の図にも記載されている通り、純資産も200億円を突破する勢いです。



日興ニューバーガー米国小型ハイクオリティファンドの分配金

さて人々が殺到している理由は、どう考えても25%にも上る、異常な高さの分配金利回りに有る事は確かでしょうね。分配金利回りと配当利回りは完璧に異なるにもかかわらず、それを知らない人々が勘違いして購入するのです。

日興ニューバーガー米国小型ハイクオリティファンド(毎月決算型)の分配金、設立から2年ほどは20円~70円でしたが、2013年の2月に70円から530円と約7倍を超える過剰分配に切り替えています。

その後は290円程度の水準で落ち着いていますが、明らかに過剰分配が行われている事が推測されます。

当然のことながら、下記の図で示すように、分配金利回りも急上昇しています。一時は25%の利回りになっており、常識的な頭で考えれば有り得ない水準です。

日興ニューバーガー米国小型ハイクオリティファンド(毎月決算型)の分配金利回りの推移


なお当然のことながら、上記に書きました通り、1年間のトータルリターン(配当金と株価そのものの上昇の合計)が21%に対して、25%もの分配を出すことから、基準価額は下落です。分配金の出し方は、不健全だと言えます。

と言いますか、最初のほうに書いた「ベンチマーク」はどういう動きをしているかというと、約30%の上昇です。それに対して日興ニューバーガー米国小型ハイクオリティファンドは20%程度なのですから、分配金云々の前に、運用成績自体が悪すぎます。



過剰分配であることが分かる、もう1つのデータ

過剰分配かどうかは、運用報告書の「分配原資の内訳」欄を見れば、容易に想像が付きます。170円の分配金に対して、配当金などからカバーできるお金は赤枠で囲んだ金額のみです。管理人も久しぶりに見る、とんでもない状態です。

じゃああなたの分配金はどこから出ているのかというと、おそらく普通分配金ではなくて特別分配金がかなりの金額に達しているのではないでしょうか。

日興ニューバーガー米国小型ハイクオリティファンド(毎月決算型)の分配原資の内訳


明らかに、資産の売却も必要になるかと思います。ここ1年ほどの米国相場は好調に関わらず、下記の損益の状況を見ると、繰越損益金が増えています。6カ月前の水準に対して損失が6倍って、相当アホな事をやっているのか? 

日興ニューバーガー米国小型ハイクオリティファンド(毎月決算型)の損益の状況


損益の状況の数字は実に難解でして、管理人もハッキリ言って、よく分かりません。このような数字を見て、投資信託がマトモかどうかを判断しようにも、現実的には無理です。もうちょっと分かりやすい資料を作って頂きたいものです。



日興ニューバーガー米国小型ハイクオリティファンドの概要

購入手数料:上限3.78%(税込み)
信託報酬:年率2.0272%(税込み)(運用管理費用込)
信託財産留保額:0.3%
分配金の取扱:年12回
償還日:2021年7月26日(設定日 2011年7月29日)
運用:三井住友アセットマネジメント株式会社

ハッキリ言って、猛烈にコストが高いです。高いお金を取っておきながら成績が悪い事をなんていうか? それは「ボッタクリ」と言います。



日興ニューバーガー米国小型ハイクオリティファンドの購入先

それでも日興ニューバーガー米国小型ハイクオリティファンド(毎月決算型)を購入したい場合、下記の金融機関ならば若干、購入手数料が安めです。その他で買うと、上限MAXの3.78%ものコストがかかりますので、注意してください。

・手数料2.7%SBI証券楽天証券カブドットコム証券


 


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