ノムラ日本株戦略ファンド(愛称:BIG PROJECT-N)に投資価値なし

(2017年11月時点)

800億円近くの資金が集まっており、市民に大人気の投資信託。野村の営業力をフル活用して売りさばいたはずだ。国内株に投資するアクティブ型の投資信託で、BIG PROJECT-Nとは魅力的なファンド名称だ。しかしネーミングとは裏腹に平凡な運用成績であり、実にスモールな投資信託である。

ノムラ日本株戦略ファンド(愛称:BIG PROJECT-N)


  • 運用目標のベンチマークがまやかしであり、インデックスファンドに負ける成績
  • 眩暈がしそうなほどの高コスト投資信託であり、ボッタクリだ


 


こんな運用プロセスが上手く機能するのなら、誰も苦労はしない


ノムラ日本株戦略ファンド(愛称:BIG PROJECT-N)の投資対象は、名称から想像できる通り、国内株式です。中長期で市場のパフォーマンスを凌駕する成績を目指す、アクティブ型の投資信託になります。2017年9月末時点の純資産総額が793億円ですので、そこそこ人気が集まっていますね。

・中長期で成長が期待できる大中型株の成長株(大中型グロース)
・株価の割安度に注目した大中型の割安株(大中型バリュー)
・今後の成長が期待できる小型株(小型ブレンド)


ノムラ日本株戦略ファンド(愛称:BIG PROJECT-N)の銘柄選定プロセス


ノムラ日本株戦略ファンドの運用スタイルは上記のようなもので、これらの各セクターに対して専門の運用チームが銘柄を選定してポートフォリオを構築するので、一見すればとても儲かりそうですね。

ただし株式投資において、このような「全部の良いところ取り」をするような戦略では、大抵、失敗するような気がします。個人的には、小型株などにある程度の集中投資をしないと、結局は平凡な成績になるような気がするのですが。

ノムラ日本株戦略ファンド(愛称:BIG PROJECT-N)の運用で行うポートフォリオの変更


大中型バリュー、大中型グロース、小型の各セクターは、年度によって確かにパフォーマンスが違います。おそらく最も成績が良くなるであろう銘柄群の配分を増やす戦略でしょうが、本当に運用成績が向上するのか、とても疑問ですね。どのような流れで資産配分の調整の判断がなされるのか、資料から抜粋します。

各スタイル運用チームへの資産配分(スタイル・アロケーション)については運用総責任者を中心とする 社内エコノミスト、アナリスト等から構成されるファンド専用の「投資政策委員会」が、投資環境見通し等の定性的判断に加え、リスク管理等の定量的判断も参考にして、適宜変更することを基本とします。

ノムラ日本株戦略ファンド(愛称:BIG PROJECT-N)の投資スタイルチーム別の組み入れ比率管理人の直観的には、一瞬で相場の雰囲気が変わる世界において、委員会なんぞの会議室で議論しても、かなりの出遅れになるのではないかと感じてしまいます。

市場の変化を後追いする形になり、機動的な資産配分の調整など出来ないのではないでしょうか?

現在は、大中型の銘柄がほとんどを占めており、平均的なパフォーマンスになりそうな予感がします。



野村は、この投資信託の最近の運用成績は良好だと言いたいようだが、、、


さて、ノムラ日本株戦略ファンド(愛称:BIG PROJECT-N)の運用成績をチェックしましょう。ベンチマークはTOPIX(東証株価指数)です。販売資料に掲載の基準価額とベンチマークの推移を見ると、ベンチマークを上回る事ができていません。

ノムラ日本株戦略ファンド(愛称:BIG PROJECT-N)とベンチマークのTOPIXとの対比


投資信託のパフォーマンスは出来るだけ長期でチェックする事が望ましく、ノムラ日本株戦略ファンドも長期的にベンチマークに勝てないヘボい投資信託だという事がバレバレです。

それなのに、2008年からのデータを取り上げて、「この期間はベンチマークを大きく上回っている」と主張しています。でも、こんな主張も、実に白々しいです。

と言うのも、ベンチマークは配当が含まれていない数字なのに対して、基準価額には配当が含まれるからです。より有利な条件のはずの基準価額が不利な条件のベンチマークに、長期で同等の成績という事は、事実上、ベンチマークには大負けしている事になります



シンプル過ぎるほどシンプルなインデックスファンドに成績がボロ負け


アクティブ投資信託の運用の実力が有るのか無いのか、配当の有る無しで分かりにくくなっているベンチマークとの比較ではなくて、同じ指数をベンチマークとするインデックスファンドと比べてみれば、一発で分かります。今回は、国内株式指数ファンド(TOPIX)と比べてみましょう。

ノムラ日本株戦略ファンド(愛称:BIG PROJECT-N)とインデックスファンドとのリターン比較


過去5年まで遡っても、ノムラ日本株戦略ファンドよりも、単純明快なインデックスファンドのほうがパフォーマンスが良いです。野村が示した直近のパフォーマンスのデータは、まやかしだと言えます。

しかも、ノムラ日本株戦略ファンドは購入時に3%の手数料を取られるので、運用成績の差は更に大きくなります。加えてノムラ日本株戦略ファンドの2%近い信託報酬は馬鹿になりません。毎年、必ず2%の下落圧力がある訳ですから、圧倒的に不利な運用状況となります。

国内株式指数ファンド(TOPIX)のコストは0.4%ですし、購入時の手数料も無料です。今なら、更に低コストでたったの0.18%の信託報酬のものもあります。コストが1/10にまで圧縮できる分、投資信託のリターンはさらに向上しますから、野村の投資信託など買う必要性は1ミリも無いのです。



ノムラ日本株戦略ファンド(愛称:BIG PROJECT-N)の概要


購入手数料上限3.0%(税抜き)
信託報酬年率1.9%(税抜き)
信託財産留保額:0.3%
分配金の取扱:年2回(3・9月の各20日))
償還日:無期限(平成12年2月2日)
運用:野村アセットマネジメント株式会社

投資信託としては最上位クラスの高額なコストがかかるにもかかわらず、ほとんどコストがかからないような超低コストのインデックスファンドにも成績が劣るノムラ日本株戦略ファンド(愛称:BIG PROJECT-N)は、明確にボッタクリ投資信託と言って良いでしょう

ビッグプロジェクトなどと偉そうな愛称を付けていますが、野村のやっている事は実にセコい事であり、スモールプロジェクトと名称変更して頂いたほうがよろしいかと思います。



ノムラ日本株戦略ファンド(愛称:BIG PROJECT-N)の購入先


それでもノムラ日本株戦略ファンド(愛称:BIG PROJECT-N)を買いたい人は、下記の証券会社で手数料をシコタマ支払って、低リターンに甘んじてください。

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