ピクテ・バイオ医薬品ファンドは評判と違ってダメ投信

(2014/4~2015/4の成績を元に算出、2015年5月時点)

14年度のR&I最優秀ファンド賞に選ばれたが参考指数に対し大負けしてヘボすぎる投資信託。短期的な相場の好調に助けられているが、過剰分配も当然ながら実施されているため、今後に期待が持てない。絶好調な相場は全ての負の局面を見えなくする、お手本のような存在。

  • 運用(価格の上昇含む)利回り約61%に対して、現時点の分配金利回りは6%
  • チャートのみで判断すると分配金は健全な状態
  • 利回りの数字は低いように見えるが、実は過剰分配状態が継続中
  • 運用益の積立金も減少が続いている上、今後は過剰分配が加速する恐れもある

 

運用目標に大幅に負けている、大変なダメっぷりが目立つファンド


ピクテ・バイオ医薬品ファンド(毎月決算型)為替ヘッジなしコース


ピクテ・バイオ医薬品ファンド(毎月決算型)為替ヘッジなしコースは、世界のバイオ医薬品関連株に投資する毎月分配型投資信託です。販売資料を見ると心が暖かくなるのですが、我々の懐はどうなるのでしょうか?

当ファンドの最大の注目点は、「ナスダック・バイオテック指数の円換算」を参考指数とするアクティブ運用という事です。

ですが過去6カ月のチャートを見ると、既に負けっぷりが凄まじく、過去2年まで遡ってみると約80%も運用成績で遅れを取っている投資価値が全く無い投資信託です。

ピクテ・バイオ医薬品ファンド(毎月決算型)の基準価額と参考指数の比較

名称 2012年5月時点
の基準価額
2014年10月時点
の基準価額
利益率
ピクテ・バイオ医薬品ファンド 9934円 1万9290円 +94%
参考指数 1万4262円 3万8999円 +173%



多くの人は単純に、ピクテ・バイオ医薬品ファンドの94%の運用成績だけで、素晴らしく感じてしまうのしょう。しかし本来なら、173%もの利益が出ていてもおかしくないのですから、典型的な、相場に助けられた投資価値の無いアクティブ運用と言えるかと



純資産が急激に増えてから、停滞気味になっている理由は?

こんな腕前にも関わらず、2014年度のR&I最優秀ファンド賞を受賞していて、2014年モーニングスター受賞ファンドと同様に、全く意味が分からない投資信託です。

ピクテ・バイオ医薬品ファンド(毎月決算型)為替ヘッジなしコースの受賞歴


さて2015年2月末時点の純資産総額は、132億円です。一時は分配金利回りが10%を超えたために資金が集まり出したのですが、おそらく想像を超えるほどの株価上昇のために恐怖を感じたのか、庶民が一時的に手を引いているような傾向を示しています。

ピクテ・バイオ医薬品ファンド(毎月決算型)為替ヘッジなしコースの純資産の推移


そりゃあそうでしょうね、大半の人は基準価額は安いほどお得で上昇余地が有ると勘違いしていますから。基準価額が3万円とか4万円(分配金再投資金額)にあると思ったら、一刻も早く売りたくなると思います。



分配金利回りが低いというのは、たんなる見た目の判断です

前段では、基準価額が高すぎるから純資産が増えないのかと推測しましたが、恐らくもう1つの理由が、分配金利回りが低いからでしょう。

実はもう1つ意味不明なのが、実は当ファンドは運用期間が2005年からの10年間と、比較的長い部類に入り、これまでは無分配で運用を行っていました。

しかし2011年を境に、無分配からいきなり現在の130円の過剰分配に切り替えた、非常に珍しく、かつ残念な毎月分配型投資信託です。

130円という金額だけ見ると、こんなもんあり得ないでしょという数字なのですが、なにせ基準価額が3万円に達するくらいですから、表面的な分配金利回りはたったの6%です。

ピクテ・バイオ医薬品ファンド(毎月決算型)為替ヘッジなしコースの分配金利回りの推移


利回りが下がり始めてから、純資産総額の増加が止まったのです。よく分かっていない人は、基準価額が安くて(お得で)、分配金利回りが20%近くあるのが嬉しいのでしょう。

おそらくこの投資信託はそういう状態に持って行きたいのでしょうけど、なにぶん相場が良すぎて株価がぶっ飛んでしまっているので、ある意味四苦八苦しているのカモしれません。

当然、基準価額が上昇している中で分配金を出していますから、チャートで判断すると、過剰分配していても分配金は健全に出していると見えてしまいます。



どの程度の過剰分配となっているのかをチェックしてみる

さて現在の分配金利回りは約6%なのですが、実はこれでも十分に過剰分配が行われています。相場が好調とはいえ、分配金の内訳を調べてみると分配金額に対して、配当収入が圧倒的に足りていないですよね。定期的に多額の資産の売却を行い、補てんしている形です。

ピクテ・バイオ医薬品ファンド(毎月決算型)為替ヘッジなしコースの分配金の内訳


それでも補えないために、過去に貯めこんだ分配準備積立金(運用益の積立金)からも放出しているようです。我々の投資原資である収益調整金も激減しているために、基準価額の上昇の陰で、過剰分配の影響がジワジワと貯めこまれていると考えられます。



ピクテ・バイオ医薬品ファンドの概要や、コストをチェック

購入手数料:上限3.24%(税込み)
信託報酬年率2.052%(税込み)(運用管理費用込)
信託財産留保額:なし
分配金の取扱:年12回
償還日:無期限(設定日 平成16年10月29日)
運用:ピクテ投信投資顧問株式会社


ベンチマークや参考指数との対比と並んで、超重要な項目が、コストです。信託報酬2%超って、どんだけ高コストなのか。これ10年持ったら20%ものコストがかかると言う意味ですからね。

購入手数料を取られて、さらに1%以上の信託報酬を取られる投資信託は、ほとんど共通してロクなものが有りません。それが分からないと、いつまでたっても金融機関の「良いお客さん」です。



ピクテ・バイオ医薬品ファンド(毎月決算型)の購入先

それでもピクテ・バイオ医薬品ファンド(毎月決算型)為替ヘッジなしコースを購入したい場合、金融機関によって手数料が異なるので、極力安いところにして下さい。今回は、SBI証券以外では、買ってはならないと判断できます。

手数料無料SBI証券
手数料3.24%楽天証券マネックス証券SMBC日興証券


 


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