PIMCO米国ハイイールド債券通貨選択型ファンド(ブラジルレアル)の分配金利回りを見て、疑問を感じなければ投資するな!

(2014/10~2015/10の成績を元に算出、10月8日更新)

ジャンク債で有名なハイ・イールド債券と、為替変動の激しい新興国通貨取引を組み合わせた危険で複雑な投資信託。ベンチマークも設定しておらず、運用の腕前も未知数。市場の暴落と過激な分配金の影響で基準価額がトンデモナイ事になっているのだが、1,000億円もの資金を保有している不可思議な投資信託。

関連する質問PIMCO米国ハイイールド債券ファンドを解約すべきですか?

  • 運用(価格の上昇含む)利回り約▲21%に対して、現時点の分配金利回りは58%
  • 市場環境が悪化した上に、過激な分配金の影響で驚くような暴落が発生中
  • 明らかな過剰分配であり運用側の姿勢に強い疑問を感じる


 


尋常ではない分配金利回り、56%とは呆れて腰がヘナヘナする

まず、明らかに異常なレベルである、分配金利回りから見て参りましょうか。基準価額が暴落を続け、3000円台に達したのに関わらず、過激な分配方針は変わっていません。2015年度になってから減額しているのですが、それでも身の丈を超えた分配金を出し続けています

PIMCO米国ハイイールド債券通貨選択型ファンド(ブラジルレアル)の分配金利回りの推移


結果、分配金利回りが56%に到達しました。この数字を見て、お宝銘柄を発見したと思った人は、間違いなくカモ投資家の可能性が高いです。

当サイトの他のページでも繰り返し書いておりますが、分配金利回りと配当利回りは全く別なのです。それを知っていないと、このような投資信託に騙されてしまいます。

それにしても、金融機関(運用会社)は、このような異常な水準の分配金利回りを、一体どう考えているんですかね? 自己責任で、買う方が悪いとでも思っているんでしょうか。



過剰なリスクを取るファンドは、暴落する時も凄い

まずは、交付目論見書から本ファンドの収益源を確認してみます。本ファンドの収益源は、米国ハイイールド債券為替取引です。今回、交付目論見書を見て、債券も為替取引もかなりハイリスクな投資対象を選んでいるなと感じました。




投資の分散という意味では、リスクの低い投資対象をメインに据えてハイリスクな投資対象は資産の10~20%にするなど、リスクをどれくらい取るか調整が必要です。

しかしながら、本ファンドは全てが 、超が付くほどハイリスクな投資対象を選択しているという事です。交付目論見書の「ファンドの特色」の箇所に注意書きが記載されていますが、 文字小さいですね(汗)。転載します。




とりあえず、上記の文を隈なく読んで、超リスクが高い事を認識しなさいと言いたい。上記にも記載されていますが、「デフォルトが起こる可能性が高い傾向にある」という事です。

場合によっては、ある日突然、踏み倒される訳です。正直、デフォルトが発生した場合に本ファンドがどのようになるか想像が出来ない。内容が理解できない対象に投資をしないのは鉄則です。

ましてや、ほったらかしで投資信託を採用したいと思っているのでしたら、何か起きた時にご自身で即対応できない(すぐに解約するなど)と思います。

一応、言っておきますがブラジル・レアルもリスクが高い部類に入る通貨です。 本ファンド自体が、かなり攻撃的にリスクを取っているのです。リスクの記載を読むと、小さい字で警告を発しています(笑)




為替取引を組み合わせると、通貨同士の金利差による収益を得る事が出来ますが、為替変動の影響で腰を抜かす損失が発生する可能性が非常に高いです。

近年のハイ・イールド債券市場の暴落や新興国通貨の暴落によって、下記のように、収益を遥かに超える損失が発生し続けています。

PIMCO米国ハイイールド債券通貨選択型ファンド(ブラジルレアル)の基準価額騰落の要因


それにしてもあなた、米国のハイイールド債券と、ブラジルのレアルに投資しているのですけど、いったいどういう理由があって、そのような投資対象を選んだんでしょうか?



ダメ押し的に付け加えると、この投信の腕前は評価不能です

以上のような状況から、PIMCO米国ハイイールド債券通貨選択型ファンド(ブラジルレアル)の基準価額は右肩下がりに下がっています。

PIMCO米国ハイイールド債券通貨選択型ファンド(ブラジルレアル)の基準価額の推移


1年で半値まで暴落する投資信託って、珍しいのではないでしょうか? 分配金が出るからいいって?? でも分配金、生活の足しにして使っちゃったでしょ??

1年で半値になるような投資信託を今後も保有していたら、そのうちに元本はスッカラカンになる恐れもあります。元本が失われると、今後の投資原資が無いという事ですから、これはゆゆしき事態であり、投資の大失敗となります。

さらに駄目押し的ですが、アクティブ運用なのにベンチマークや参考指数が存在しません。これでは運用の腕前に自信が無いと言っているようなものです。というか、運用目標がないと言う意味ですから、どうやってファンドの腕前を信じればよいのでしょうか?

2015年10月時点の基準価額は、3,027円まで下落しており多くの人が不安に思っている事でしょう。純資産総額も1,091億円と巨額ですから、多くの凍死家が判断に困っていると思います。

どうしたら良いのか分からなくて、銀行員に判断を仰ぐ人も多いと思います。しかしそもそもこのようなヘンテコな投資信託をお勧めした銀行員が本当に信用できるのか、その辺のところからよく考え直したほうが身のためです。



この投資信託の基本的情報

購入単位:1万円以上1円単位
購入手数料::3.24%(税込み)
信託報酬:年率1.728%(税込み)(運用管理費用込)
信託財産留保額:なし

分配金の取扱:年12回
償還日:平成32年2月20日まで(設定日 平成22年2月26日)
運用:三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社


初年度で5%もの費用がかかるんですね。こんな暴落するような投資信託に多大なコストを支払うというのは、もはや投資でも何でもありません。浪費です



PIMCO米国ハイイールド債券通貨選択型ファンドの購入先

この投資信託は、どこで購入しようと高い手数料を支払う必要がありそうです。。どうしても購入したい場合は、フィデリティ証券のキャンペーンを活用すると、少なくとも購入手数料は無料にすることができます。

手数料3.24% 
   SBI証券楽天証券、新生銀行、フィデリティ証券カブドットコム証券


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