野村のラップ口座を解約したほうが良いのでしょうか?

●投稿者:ASSYさん(年代不明・男性)2015年3月

野村のラップ口座を3ヶ月近くやってきましたが、今8万円強のマイナス(手数料を除く)になっております。

ここで損切しても即刻(2週間後)解約すべきでしょうか?それとも今多少損益が回復しているので、プラマイゼロ程度まで待つべきでしょうか?

周囲に相談できる人がいないので、ご意見を伺いたいのですが。

------------- 保有しているファンドのラインナップ -------------

・野村ファンドラップ日本株 5.5%
・野村ファンドラップ日本債権 64%
・野村ファンドラップ外国㈱Bコース 2%
・野村ファンドラップ外国債券Bコース 21%
・野村ファンドラップ世界REIT Bコース 3%
・野村ファンドラップグローバルアセットモデル 3%
・短期金融資産

 

回答:ご自身のリスク許容度を再確認した上で、 インデックス型の投資信託、またはそのバランスファンドに切り替えるべし

ASSY様、ご質問有難うございます。長期投資の長い旅路には、様々な疑問や悩みが生じる事かと思います。当サイト管理人のアドバイスが、何かのお役に立てれば嬉しいです。

それでは質問内容と、保有している銘柄をご確認させて頂いた上で感じました事を、順を追って回答差し上げたいと思います。



ご自身の投資の軸が何処にあるのか、今一度ご検討を行うべき

ASSY様の状況を、文面から推測させて頂きました。「そもそも論」で大変恐縮なのですが、ご自身の投資スタイルや、投資に対してどの程度のリスクを許容できるのか、今一度見直される事を一番におススメ致します

保有している銘柄をご確認させて頂く限りでは、野村證券の提供しているラップ口座・プレミア・プログラムを利用している事かと思います。

ラップ口座で売られている投資信託の運用実績はコチラからご確認ください


ASSY様の保有しているポートフォリオを見てみると、下記のようになっています。短期金融資産を含めた国内の安全資産(債券含む)は全体の65%で、為替のリスクは取ってはいますが、外国債券も含めると全体の86%は、安全資産で占めている事になります。




上記の構成は、資産運用の世界では、超安全志向のポートフォリオになります。加えて野村證券のラップ口座・プレミア・プログラムの場合は、最低投資金額が1000万円からです。

今回の3カ月程度の投資期間で8万円程度の損失という事は、利率で言うとたった0.8%程度のマイナスという事ですね。

大変厳しい言い方で大変申し訳ないのですが、0.8%程度の損失で狼狽して、「売却を検討したい、誰かに相談したい」と思うレベルでは、投資を始める心の準備も知識も無い状態と考えられます。

定期預金のような、元本割れをしない商品から投資の世界に足を踏み入れると、利益を得る事ばかりがクローズアップされて、損失が発生した時の精神的な苦痛や対処法が、まったく理解されていないかと思います。

長期投資は、短期的には一時的な損失も利益も生じるのですが、数年、数十年と長いスパンで見ると、時間を味方につけて資産を複利効果で増加させる運用方法です。

ですから、ご自身が苦痛を感じる損失額を予め想定した上で、少額の金額から投資を始めるべきです。間違ってもいきなり数百万単位のお金を投じてはなりません。

それと並行して、資産運用の勉強をしていただいて、投資に対する心構えを養っていく。このような「投資の王道」的な道から入らないと、どのような金融商品を利用しても、少しの損失で狼狽する事になります。

このような不安な状態で金融機関に相談しても、似たような商品を紹介されて別の(金融機関にとってオイシイ)投資信託に乗り換えさせられるだけですから、なにも改善しない事になります。(そこでまた右往左往する事になる、と言う意味です)

・少額の投資から、少しずつ始める
・投資に関する知識を付ける努力をする


投資の基礎はとても簡単ですから、上記の2点を続けていただいて、金融機関に相談しなくても投資を理解できるようになってから、投資資金を増やしても遅くはないと思います。

そうでなければ投資というのは、初心者の方が想像する以上に簡単に大損する、怖い世界なのです。そしてあなたの大損に、金融機関は一切責任を負いません。

⇒参考コンテンツ:投資信託おすすめの本・ベストセレクト10冊
⇒参考コンテンツ:アセットアロケーション(資産配分)をまず決めよう!



損切りしてでも、解約するべき

野村證券の提供しているラップ口座自体は、手数料が非常に高額ですからジワジワとコストを支払う事になります。

ラップ口座手数料がいかに高額かはコチラからご確認ください


多少のタイムラグが発生するにしろ、いったん売却(解約)をした上で、心が落ち着いてから、低コストの良質な投資信託に乗り換えるべきです。

実は管理人の高齢の親も複数の投資信託(&現物株)を購入した挙句、数年間塩漬けにしたまま見て見ない振りをする生活が続いておりました。

管理人が、何度も損切りを促しましたが、「価格が戻りそうな感じだから」と(感覚だけで全く理屈、理由など無く)、なかなか解約の決断が出来なかった事を良く覚えています。

今回は、投資の知識が伴っていなかった事が分かった訳ですから、勉強代を支払ったと思って、ただちに損切り(解約)をするところです。

(参考までに「少しでも損失を取り戻したい」と思うのは、投資をする上で非常に危険な考え方です。素人が、いや投資のプロでも、この考え方がある限り、ほとんどの人は絶対に利益を上げることはできないと思います。)



解約、乗り換えるのであれば、インデックスファンドに限る

仮に解約して投資信託を乗り換えるのであれば、おススメできる投資信託を紹介しておきます。もしも野村證券の提供しているポートフォリオを、ご自身で構成したいのであれば、下記のインデックス型投資信託をネット証券で買付けると良いでしょう。

ラップ口座の投資信託がインデックスファンドに負けている実例ページから、ラップ口座の投資信託よりもはるかにメリットの大きい投資信託をセレクトします。

ラップ口座を解約して切り替える投資信託の例


上記それぞれの投資信託がどのようなものかをチェックしたい場合は、下記コンテンツをご覧になって下さい。ただし、ここは読み飛ばしていただいてもかまいません。

  ⇒ニッセイ日経225インデックスファンド
  ⇒日本債券インデックスe
  ⇒eMAXIS全世界株式インデックス
  ⇒外国債券インデックスe
  ⇒野村インデックスファンド・外国REIT


繰り返しになりますが、ラップ口座で売られている投資信託の運用成績は、ノーロードで購入できるインデックス型の投資信託と何ら変わりません。(負けているのも多い)

売買手数料も不要で、年間に必要となるコストも大幅に下げる事が出来ますから、長期投資をする上で非常にお勧めです。

ただしご質問者様の投資レベル(失礼な言い方で、申し訳ありません)を考えると、ご自身でいきなり上記のラインナップの商品を買い付けて、管理する事は大変かと思います。

現段階での一番のおススメは、インデックス運用のバランスファンドを利用して、投資の世界を体感する事が非常に良いかと思います。

リバランスも全てファンド内で行ってくれる上に、コストも非常に安くて、当然、ノーロード(売買手数料が無料)です。 バランス型の安全型を利用するのであれば、下記の世界経済インデックスファンド(債券シフト型)が良いかと思います。

為替リスクを取る事になりますが、債券が8割近くを占める安全型のバランスファンドになります。投資する金額を抑えて、積立投資から始めるスタンスで良いかと思います。

世界経済インデックスファンド(債券シフト型)のポートフォリオ


ただしASSY様の「金融機関に相談したい要望」を満たしたいのであれば、証券会社を通さずに投資信託を販売しているセゾン投信を利用するのも一つの方法です。(下記)

セミナーも多数開催していますし、年に1度、投資信託の販売がどうだったのか、良い時も悪い時も運用説明会を開いてくれて、運用の実態を隠すことなく開示してくれるファンドです。

セゾンのファンドのポートフォリオ


投資比率は、債券が50%となりますから、ASSY様にしては少しリスクがあるバランスファンドになるかと思います。ですが投資金額を少なく制限をすれば良いだけのお話です。

どんなスタイルで投資をするにしても、最後には精神的、メンタル的なサポートが重要になる場合があります。ご自身の投資リテラシーが向上してくれば、相場変動に対する耐性が付いてきて、投資方針がぶれる事はありません。

ですが最初は、セゾン投資のような直販型、かつセミナーで運用者の話(売り込みと言う意味ではない)を直接お聞きできるようなバランスファンドに少額の資金を投入して、投資の世界に足を踏み入れる事がベストな方法かとも思います。

なお、今回おススメしたセゾン投信の運用するファンドの解説動画が有りますので、下記の2本はぜひ目を通して頂ければと思います。

セゾン投信の中野社長が語る、「セゾン投信の哲学」解説動画
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの解説動画

⇒関連する質問:ファンドラップは超一流のサービスではないのか?



 

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