投資信託どうですか?南アフリカランド債券オープンについて講評

投資信託、どうですか?(南アフリカランド債券オープン)

●投稿者:モトカーさん(47歳・男性)

イオン銀行やSBI証券で購入できる、南アフリカランド債券オープン(毎月分配型)についての評価と解説をぜひお聞きしたいです。どうぞよろしくお願い申し上げます。

回答・リスクが高い国への1点集中投資は身の破滅

モトカーさん、問い合わせありがとうございます。まずは、以下のリンク先をご覧ください。「南アフリカランド債券オープン(毎月分配型)」の具体的な評価と解説をさせていただいております。

 



特定の国への新興国債券1点集中は、リスクが想像以上に高い

本投資信託ですが、ソブリン債の中で信用格付が比較的に低い南アフリカへの債券投資となっております。

一般的にソブリン債は安全性が高いのですが、南アフリカのみへの集中投資となれば話は変わってきます。

本投資信託の想定債券利回りの数字は、ハイ・イールド債券(投機的なプロ用の債券の事です。)に近いために、債券自体で既にかなり高いリスクを取っている事になります

さらに、一番の懸念点として新興国である南アフリカランドの為替変動の影響を直接受けてしまう事です。南アフリカランドの為替は、リーマンショック時には60%程の暴落をしております。

よって、大きな金融危機等が発生した場合に相当な価格変動が発生すると予測され、本投資信託への一点集中投資をお勧めする訳には行きません。

コスト面(信託報酬や購入手数料)については、それほど問題はありません。ですが、如何せんリスクの割に運用成績が相当悪いようです。(設定来で見るとマイナス運用)

債券投資は、元本割れの可能性が比較的に低く安定した投資と思われがちですが、為替変動の影響を受ける事を忘れてはいけません。

ですから、ソブリン債の格付が高い投資先だとしても国の分散が基本となります。



分散投資の概念を取り入れてみる

今回ご相談の「南アフリカランド債券オープン(毎月分配型)」で投資する先の南アフリカは、新興国となります。投資の基本は分散投資であるとの概念を考慮すると、新興国全体に投資する投資信託を選ぶべきです。

ですが、新興国自身のリスクや為替変動の大きさを考えると先進国全体に投資する投資信託を考慮に入れるのも有りかなとも思います

今回、参考的に選んだ良質なインデックス運用の投資信託は下記の2点です。

野村インデックスファンド・新興国債券(愛称:Funds-i 新興国債券)
外国債券インデックスe」・・・投資対象は先進国債券です。 新興国全体に投資を行うか、先進国全体に投資を行うかの違いになります。

実は「外国債券インデックスe」がベンチマークとする「シティー世界国債インデックス(除く日本)」には南アフリカも含まれています。

さっそく運用成績を見てみましょう。




良質なインデックスファンドが、南アフリカランド債券オープン(毎月分配型)を遥かに凌駕しており、毎月分配型の投資信託を無理して購入する必要が無い事が一目で分かります。

上記を見て理解できる点は、新興国の価格変動は分散しても大きいという事です。価格変動が小さいという点は、特に投資初心者にとっては重要かなと感じます。(投資タイミングをあまり考慮しないで良いという意味で)

結論として、そもそも新興国の債券、特に1国への投資は投資の能力の高い人以外にメリットは全くなく、むしろデメリットの方が大きいと思って頂ければ良いかと思います


なお、このご質問ののち、次のようなご質問も頂いておりますが、こちらはメールの返信にて、お勧めできない旨、お返事差し上げました。(ここでは具体的には述べません)

南アフリカ債券オープンの評価と解説を読ませていただきました。どうもありがとうございました。

まだ買ってなかったので、買う直前に思いとどまることができて良かったです。なお、資源国ソブリンオープンを申込み、明日約定日です。こちらはいかがでしょうか?


 

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