野村のボッタクリダメ投信の損切りと投資方針の変更

ダメだと気が付いた投資信託の売却をどうしたら良いのか?

●投稿者:カモ ネギさま(30代・女性)2016年6月

お世話になっております。良いサイトを作ってくださり、感謝致します。数年前、証券会社の感じ良い担当者のお勧めどおりに契約し、以下の商品を持っています。

野村テンプルトン・トータル・リターンBコース (100万)
野村米国ハイ・イールド債券投信(レアルコース)毎月 (200万)
野村日本ブランド株投資(ブラジルレアルコース)毎月分配型 (100万)

管理人注:上記、最新情報に更新していないものもありますが、基本的な内容は変わりませんので、みなさま必ずお目を通していただきたく。)


ここに来てやっと自分の無知さに気づき、少しずつ勉強を始め、今後はネット証券にお世話になることにしました。(インデックスのものにするつもりです。)

投資信託は長く持つものですから、と証券会社の担当者は言われますが、マイナスになっていること自体気に入りませんので(現在マイナス69万です)、上記は全て解約しようと思います。

問題はタイミングで、日本ブランド株だけはプラスですし(実はそれの見方すら、よく分からない程です)、損で終わるのもどの位で手を打つべきか、分からないです。

少しでもマイナスを取り返したい気持ちがありまして、踏ん切りがつきません。だめと気付いたのですぐやるべきなのでしょうか。。。アドバイスを頂ければありがたいです。どうぞよろしくお願いします。



 

回答:保有しているだけで元本がドンドン減るので直ちに売却

カモネギさま、とお呼びしてよろしいのでしょうか・笑。いやはや、とんだ目に合いましたね。証券マンはどなたも感じの良い人が多いですから、見かけに騙されないようにしたいです。


まず、投資における損切りをどう考えるか

まず最初に、一般的なお話しからです。どういう時に損切りをするべきか、という話しです。

毎月分配型投資信託の損切り


まず第一に、投資行動そのものが失敗だった場合です。これはもう、問答無用で損切りです。たとえ利益が出ていたとしても、やってはいけない行動をとった結果、たまたま利益が出ているだけですから、ただちに売却すべきです。

結婚を例にとって説明しますと、超イケメンと結婚したものの、暮らし始めたら数年間でどうしようもないダメ男だと気付いたケース。しかもロクに稼いでこないでパチンコで金遣いが荒くて家計が毎月大赤字。

こんなときカモネギ様だったら、そのようなダメ男とは直ちに離縁して人生をやり直した方が身のためだと感じるはずです。仮にダメ男が財産を持っていたとしても、こんな奴と一生を共にするなんて、死ぬ間際に後悔しそうだと感じるはずです。

投資における「間違い」もこれと全く同じであり、自分の取った行動そのものが評価に値しない場合は、たとえ利益が出ようが大損しようが、即損切りが鉄則です。

次に、投資先の中身がよく分からないケース。これも投資行動そのものが失敗であることと似たり寄ったりではありますが、念のため。

例えば高額のマイホームを買う場合、買う前にその家の間取りが家族構成に合っているのか、近隣の公共施設は子供に合っているのか、スーパーなどのお買い物施設の場所はどうか、あるいは夜間に治安が悪くなったりしないか、いろいろとチェックするはずです。

そのうえで納得がいけば、購入します。投資信託も同じです。投資信託が投資する先は、まさに「間取り」そのものです。投資生活に必要最低限の部屋は必要でしょうが、使用目的の不明な「部屋」がそこかしこに存在しているような投資信託は、買ってはなりません。

だいたい、自宅をなんとなく買ってしまう人、あるいは投資信託でもよく分からないけど何となく儲かりそうだと言って買ってしまう人は、決して資産を増やすことはできません。

中身がよく分からないもの=複雑怪奇で危険極まりないもの」と解釈すべきです。となると、保有しているだけでよく分からない商品があったとしたら、それはただちに捨て去る対象となります。

今まで見た事もないような奇妙な動物をペットとして飼育しているようなものですから、そのような気分を害するものは、ただちに捨ててしまいましょう。

そして最後に、「取り戻す」という考え方です。これは投資で負ける人に共通した考え方です。投資と言うと高尚過ぎるので、パチンコと置き換えて頂くほうが分かりやすいです。

パチンコのようなギャンブルにはまる人間は、負けると必ず「今度こそ取り返してやる!」と、非常に強い「変な」スイッチが入ってしまいます。

パチンコやどうしようもないダメな投資信託は、やり続ければ続けるほどドツボにはまるようになっています。「ダメな投資信託=すぐに損切り」の法則があるにもかかわらず、「取り戻す」という邪な心があると、余計に損切りできなくて傷を深めていってしまいます。

この考えで、例えば数千万円とか数億円を投資していたとしたら、その人は数年くらいであっという間にスッカラカンになってしまうでしょう。それだけ取り戻したいという気持ちは投資家にとってNGであり、投資で成功している人は共通して損切りが上手です。

損切りしたとしても自分の手や足が無くなる訳ではありません。所詮、ただの紙切れにしかすぎませんので、失敗したと感じたら、ただちに損切りが出来るようになってください。深手を負う前に損切りして出直す、これがとても大切です。



投資を続けるなら、損切りの苦痛を忘れることができる

ところでカモネギ様の場合は、現在保有中のボッタクリ投資信託を処分したとしても、今後はインデックスファンドで投資を続ける方針との事。

であれば、損切り行動も全く悩む必要も無く実行できます。現在保有中のものをすべて売却して、その資金を使って代わりのインデックスファンドを買うだけですから、投資行動そのものは継続している事になります。

野村日本ブランド株投資(ブラジルレアルコース)毎月分配型を売却して、普通の超低コスト日本株インデックスファンドに乗り換えたとしても、確かに損切りではありますが、長期間保有するわけですから、将来値上がりする可能性はあります。

「日本株なんて値上がりするのか疑問」と言うのであれば、日本株への集中投資を避ければ良いだけの事。ごく一握りの特殊な才能ある人以外は、先進国や新興国も含めた株や債券に広く分散投資をする事をおススメします。



野村のクズファンドを、無理やりインデックスファンドと比較する

●野村テンプルトン

これは中身が無茶苦茶ですからね、売っている人も中身についてはハッキリ言って分からないと思います・笑。超簡単に一言で済ますとすれば、ハイイールド債券投信なので、i-mizuhoハイイールド債券インデックス(為替ヘッジなし)と比べましょうか。

それと、個人投資家にとってハイイールド債券なんて手を出す対象とは到底思えないので、純粋に先進国債券のインデックスファンド、SMT グローバル債券インデックスオープンとも比べています。

野村テンプルトンの運用成績


結果は、普通にハイイールド債券インデックスファンドを買っていた方がはるかに良い結果です。複数国の通過をロングしたりショートしたり、余計なお世話をされる必要など全くないという事になります。

しかも、上記のグラフをはじめとして、次以降に示すグラフも全て、分配金を仮に一切出さずにすべて再投資した結果どうなるか、と言うものになるので、なおいっそう野村のファンドがクズだという事が分かると思います

さらに、野村テンプルトンは3年間で5%以上のあなたの資産が高額信託報酬として抜かれます。10年持ってたらファンドが一切何もしなくても、あなたの元本は約2割も減少します。このようなものは資産運用でも何でもありません。野村証券への寄付行為だと言えます。


●野村米国ハイイールド債券

こちらも、想像通りの結果です。米国のハイイールド債券に投資しながらブラジルレアルに投資するという、普通に考えると意味不明の行動をとった結果、普通にシンプルに米国のハイイールド債券に低コストで投資したのに比べて、段違いに悪い成績になっています。

野村米国ハイイールド債券(レアル)の運用成績


●野村日本ブランド株投資

この投資信託は唯一、まだプラスが出ているとの事ですが、東京証券取引所の全銘柄の値動きを示すTOPIX(当然配当込)、すなわちこれがアクティブファンドとして絶対に負けてはならない平均点なわけですが、これと比較しても圧倒的に悪い数字、なんと3年間で25%もの大差で負けているという、目を覆うばかりの惨状です。

参考までに、比較にならないくらいシンプルでシンプルでコストも半分程度のアクティブファンド、ひふみ投信と比べると、ボッタクリ投資信託の酷さがひときわ目立ちます。野村日本ブランド株投資に一切価値が無いのが瞬時に分かります。

野村日本ブランド株投資(レアル)の運用成績



ちなみに、長期に保有しても基準価額など上がりません

今回、担当者は「投資信託は長く持つもの」と言ったらしいですが、全く話になりません。唯一、個人投資家が保有していてもよさそうな日本株投信でさえ、信託報酬が毎年1.65%もかかる訳です。

先に書いたように、仮に5年持ったら元本の8%が、10年持ったら16%以上が金融機関に抜かれるわけです。このような超高コストファンドを保有すればするほど、資産に対して強烈な値下がり圧力がかかります。こういうものは、絶対に買ってはなりません。

カモネギ様が現在保有している投資信託ですが、3つのファンド共に、お手元に届いた分配金の内訳を再度確認してみる事をおススメします。その分配金がすべて普通分配金であるならば、分配がすべて運用益から賄われていて健全であることになります。

しかしおそらく、大半が元本払戻金(特別分配金)なのではないでしょうか? 元本払戻金は文字通り自分の元本を取り崩して分配金だと勘違いしているだけのお金なので、例えるならばコンビニのATMで自分の口座からお金を下して、「やったー!儲かったぞ!」と言っているようなものです。(タコ足分配と言います)

元本払戻金が発生するような投資信託は、運用が継続すればするほど、永久に基準価額は強烈な下げ圧力がかかります。株と違って、塩漬けしておけばそのうち価格が戻ってくるような物とは全く性格が異なりますので、長期保有すればするほど損です。

以上、コスト及び元本払戻金の二重の苦しみによってこれからも連続してカモネギ様の資産は痛めつけられることになりますので、タイミング動向など一切かかわりなく、ただちに全売却以外の選択肢はありません。



分配金を受け取る投資を志向するならば

当サイトとしては、インデックス投資をするのが万人にとってベストとは言えないまでもベターだとは思いますが、インデックス投資が全く体に合わない人もいます。(我が家の妻のように・笑)

30年後を目指してひたすら積立投資をするよりも、元本払戻金ではない分配金(すべて普通分配金)をもらって、低コストで運用したい場合には、上場投資信託(ETF)を活用するが良いと思います。

分配金を受け取る投資


その場合は、カモにならないための分配金のもらい方ページより、分配型の「上場投資信託(ETF)」で一生、分配金を得る方法のページをご覧ください。

(なお上記ページの更新が少々遅れておりまして、上記ページでは3つのETFをご紹介しておりますが、それに加えて上場インデックスファンド豪州リート(S&PASX200 A-REIT)も候補となります。

いずれのETFも、市場が大きく下落した時に、分配金利回りが少なくとも3%を超えるくらいになった時に順次買い付けを入れるスタンスが比較的安全と言えます。

追記:質問者様から、お返事をいただきました!

この度は質問を取り上げてくださり、どうも有難うございました。薄々分かってはいたものの、とても分かりやすい説明に納得が行きました。(例は面白いだけでなく、鋭くて、刺さるものがありました)

内容が複雑怪奇で最初から失敗の投資なので、問答無用の損切りをすべき。深い傷を負う前に出直すのですね。

分配金は過去数年間毎年源泉徴収されていますので、払戻し金だけではないかと思いますが、それを調べる事すら難儀しましたので、やはりもう止めます。 自分が分からないから営業の人に聞いて決める、という姿勢がいかにだめだったか、よく分かりました。

この期に及んで感じの良い営業の方に全部止めます、と伝える事が気が引けるのですが、そんな事にめげていてはいけないですね。(どこまでバカなんだ、と聞こえてきそうです) 出直すきっかけを頂きました。本当にどうも有難うございました。


がんばって、上手く切り抜けて下さいね!

こんばんわ。 ご丁寧にお返事いただきまして、恐縮でございます。もしも営業の方に解約を申し出るのがためらわれるならば、

知り合いにフィナンシャルプランナーがいて、その人に全て任せることになった。 一度すべて現金化して、そのうえで出直します。また御社に依頼することになったら、 その際はまたよろしくお願いします。

などと言うと良いでしょう。 いずれにしても、今後の投資の成功をお祈りしております! (投資の成功は、儲けるよりも損をしない事に注意すると、上手く行く可能性が高まります)



 

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