アルバスキャピタルなる会社のスカイプレミアムという会員の投資の是非

アルバスキャピタルで「投資信託」するかどうか迷っています

●投稿者:SAさま(年代不明・女性)2017年2月

初めまして。ご相談させて頂きたく、ご連絡致しました。近所の人から『スカイプレミアム』という会員になり、投資信託をしないかと誘われました。シンガポールに本社のある会社だそうです。

最低価格は100万円からで、実際、1年間で25%くらい金額が増えるそうです。会費が年間6万円なので、例えば100万円預ければ、年間で25万円6万円=19万円で、口座が119万円になると。

3、4年前に出来た会社だけれど、月単位でマイナスの成績になったのは、過去に数回しかないそうです。実際にその方の口座を見せて頂くと、確かにそのように増額していました。仮に、1ヶ月で口座の預金が10%になった場合、そこで自動的にトレードはストップされ、止めるもよし、様子をみて続けるもよしだそうです。

辞めたければ3000円くらいの手数料を払えばいつでも辞められるそうです。解約金はないそうです。 ネット、スマホでいつでも口座をチェックできるし、全て日本語、円表記なので分かりやすい。 との事でした。

金額だけ見ると、非常に魅力的に映るのですが、どこか怪しい感じもします。 現在、投資信託の基本や、その会社の情報などを調べて見極めようとしているのですが、素人の私では判断が難しく、ご相談させて頂きました。

運用会社は、アルバスキャピタルとかいう、シンガポールの会社らしいという事は分かりました。

アルバスキャピタル


●スカイプレミアムのシンガポール向けサイトはありました。日本語のものはありません。 シンガポールでは、メディアでも取り上げられている??ように書かれています。 ただ、投資についての詳しい情報は私は見つけられませんでした。
http://www.skypremium.com/official/
http://www.traveldailynews.asia/news/article/62476/sky-premium-soon-to-be

●スカイプレミアムの会員になると、会員限定のお得なショッピングができます。その内容は、スカイプレミアムのフェイスブックページで、日本語で、閲覧できました。『年会費は六万円だけど、このショッピングがお得だから、これで元がとれるよ!』 というのが、誘い文句です。

●以前は、最低投資額は50万円でしたが、現在は100万円にあがりました。

●アルバスキャピタル投資のために開く口座はマレーシアのメイバンクで、メイバンクに自分で口座を開設し、入出金する国内銀行口座を自分で指定し、送金、出金とも自分で管理するようです。 (だから、だれも貴方のお金に手出し出来ないです。という誘い文句です。)

▲24時間体制で、運用会社のプロが交代で画面に張り付く。腕の悪い人はすぐ首になるから、月利3〜5%、勝率9割だそうです。 ↑ この情報は、ネットでよく見る記載ですが、信憑性は低いです。

ただ、この数字については勧誘員が同じ事を言っていました。 堀田様の率直なご意見に加えて、

①いくら海外の金利が高い&腕の良い人が運用するからといって、 本当に、会員全員にこの金利を、安定的に供給することは可能なのでしょうか。

②月末に、勧誘員が資料を持って来ます。 目論見書などで、特に目を付けて見る項目はありますでしょうか。


以上の2つについて、ご意見頂けたら幸いです。 非常に分かりやすいサイトをされておられたので、思い切ってご相談させて頂きました。お忙しいところ大変恐縮ですが、御回答頂けると幸いです。宜しくお願い申し上げます。。



 

回答:真っ先に、あなたのファイナンシャルリテラシー向上が第一

質問頂き、ありがとうございました。多忙によりご回答が遅れまして、大変申し訳ございません。以下の通りの回答とさせていただきますので、ぜひお読みください。読むと、非常に不愉快な気持ちになるかもしれませんが、現実を直視していただきたいので、敢えてそのように書かせていただきます。

投資詐欺



常識が有れば、こんなものがマトモかどうかは30秒で判断できる

さて、今回のご質問を受けて、SAさまにまず最初に申し上げなければならない、非常に耳の痛いお話が有ります。それは、SAさまはファイナンシャルリテラシーが皆無に等しいのではないか、という事です。お金に関する常識が身についていれば、このような話しは一瞬で判断できます。

このような投資詐欺まがいの話しには、いちいちツッコミどころが沢山あります。というか、突っ込まなくても、頭の中のファイナンシャルリテラシーが、この類の話をすべて回避してくれます。ふと湧いてくる疑問を、順々に書いていきます。



まず、どうしてこんな「美味しい」話がSAさまのところに来るのでしょうか

失礼を承知でお聞きしますが、SAさまは富裕層の人でしょうか? 富裕層であれば、お金持ちだけがアクセスできる情報源が確かに有ります(今回のような下らない話しではなくて)。

もしもSAさまがそうでないとしたら、一般庶民のもとには絶対に投資の美味しい案件など、受け身の姿勢で転がり込んでくる可能性は100%ありませんので、その時点で話しとしてはチャンチャラおかしいと思うようにして下さい。

一般庶民のところに美味しいと思われる話しが転がり込んできたら、それは詐欺レベレの話しか、本当は儲からない金融商品(大手証券会社が営業して売りつける投資信託の類)のどちらかである可能性が高いでしょう。



 


年利25%の商品が有ったら、全世界の人がシンガポールに殺到します

説明するのも恥ずかしくなりますが、普通の人のところに年利25%もの金融商品の話しが来るのだとしたら、もうすでに全世界の多数の人のところに同じ話が転がり込んでいるはずですよね。

(というか、こんな話しを回答する暇が有ったら、私もアルバスキャピタルにコンタクトを取って、全力でスカイプレミアムの購入をします。)

全世界から、小金を持っている人がシンガポールに殺到、世界中のお金がシンガポールに向かって、シンガポールはパンクすることになるでしょうね。それに、まず真っ先にシンガポール人が全員、そのスカイプレミアムなる商品を買い漁る事になるでしょう。

しかしそのような話しは聞いたことがありません。という事は、そんな美味い話は現実には存在しないという事と同じだと、考えなくてはなりません。



英語ができないのに、海外の投資案件に耳を傾ける意味が分からない

SAさまがどの程度の英語力をお持ちなのか分かりません。今回のような案件に手を出すとしたら、最低限、掲載されたURLの情報を、英語で読解する能力は必須です。仮に投資の検討をして良い案件であったとしても、英語ができない人間が海外に直接投資をしてはなりません

海外への直接投資は、海外旅行ではないのです。ウェブサイトに掲載された(実際にされているのか分かりませんが)、アルバスキャピタルなる会社の財務状況は、信頼するに値しますか? 設立されて数年という事ですが、どんな経歴を持った人間がどのように運営しているのか、判断できますか?

もしもアルバスキャピタルが倒産した場合に、あなたが出資した100万円単位のお金は、どのように保全され、どのように回収できるのか、書いてありますか?

マレーシアの銀行とのやり取りなどは基本中の基本になるのでしょうが、それを自力でやって、例えば送金ミスなどが生じた時に、自力で解決が可能なのですか?

(だれも貴方のお金に手出し出来ない、とか言っていますが、そんなのは日本の銀行に普通預金を預けても、誰も手出しできないのと全く同等の話しで、当たり前すぎてアピールポイントでも何でもありません。)

さらには、投資をしようか迷っているのに、未だ目論見書も無い状態で、どうやって検討すれば良いのでしょうか? いや、海外のウェブサイトの目論見書を、既に読んでいなくてはいけませんね。



年会費が6万円でお得に買い物ができる・・・投資とは関係なし

年会費が6万円取られるけれども、スカイプレミアムのショッピングサイトで買い物をすれば元が取れる・・・・一体年間いくらの買い物をする気なのでしょうか? 

スカイプレミアム


だいたい元が取れるとか言ってはおりますが、投資とは全く無関係です。ショッピングサイトで買い物をしなくてはならない理由など有りません。端から安いところで買い物をすれば宜しいのです。

それにスカイプレミアムのFacebookページ、コメントが一件も付いていません。実に不思議です。コメントを付けられるとまずい理由が有るのではないかと想像してしまいます。



・・・以上、果てしの無いほど普通ではない馬鹿げた話しのオンパレードです。このような話しにいとも簡単に乗っかりそうになるご自身を改めないと、いつかきっと、本当に騙されて酷い目にあうことは必定です。この手の話しに乗らないようにするための勉強が、まず一番大事だと考えます。

1つ、検討のテーブルに乗るかどうかの最も分かりやすい判断基準が有ります。それは、「詐欺ではない」金融商品を売るには、金融庁の許可が必要だという事です。日本で、金融庁の許可なく、好き勝手に金融商品を売る事は出来ません。

以下の一覧にアルバスキャピタルが掲載されていないならば、詐欺、または犯罪行為という事になりますので、一切聞く耳を持ってはなりません。

●金融商品取引業者の一覧
http://www.fsa.go.jp/menkyo/menkyoj/kinyushohin.pdf

●金融商品仲介業者の一覧
http://www.fsa.go.jp/menkyo/menkyoj/chuukai.pdf




投資したかったら、あらゆる人がアクセスできる金融商品を買えば良い

繰り返しますが、「限られた人だけがプレミアムな感じで購入できる金融商品」などと言うものがあれば、あなたがスーパー富裕層か、あるいは芸能人のように広告塔になる事ができる人でない限り、そんな話はありませんので、お気を付けください。

投資信託を学びたいのであれば、巷に勉強する機会は山ほどあります。そして当サイトなどでも紹介している証券会社を通じて、日本だけでなく先進各国や新興国まで、そして株式だけでなく債券やリートなどなど、非常に多くの投資機会があり、あらゆる人が自由にアクセスして、取引が可能です。

しかも一般の人と同じ土俵で、投資のプロと呼ばれる人たちも自由に売買をしている訳で、そこに怪しい業者が入り込む余地は少ないです。怪しい業者は金融庁もチェックしていますから、非常に公明正大な市場があなたのすぐ目の前にあると言って良いでしょう。

そういう所に目がいかずに、「自分だけの美味しい話」に引っかかりそうになるのは、冒頭にも書いたファイナンシャルリテラシーの問題と、そして儲けたいという強い欲望が心の中に有るからだと思います。

私はスカイプレミアムなる「商品」がマトモなものなのかどうか、最終判断は致しません。これはSAさまが投資(あるいはお金)の世界で成長できるかどうかの試金石でもありますので、どうかご自身でお考えいただきたいと思います。

もしもスカイプレミアムの「魅力」に抵抗できないのであれば、100万円単位の大金を出して、買ってみてはいかがでしょうか。将来に手痛い授業料(代償)を支払う事によってでも、ファイナンシャルリテラシーを高める事ができるはずです。

素人のところに来る美味しい話は、どんなに相手が信用できそうだとしても、ほとんど全てが詐欺です。詐欺師は普通の人間以上に、丁重で礼儀正しく、聞き上手だったりします。どうぞご用心いただければと思います。

・・・どうしても自分で判断できない、堀田氏の言う通りにしたい」と言いうならば、「即刻おやめなさい」とだけ申し上げておきます。特定の人間関係が崩壊することになっても、やって良い事と悪いことがある、とうい事です。



 
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