SMBC世界優先証券ファンドをめぐっての、三井住友銀行の酷い対応

SMBC世界優先証券ファンドの販売姿勢に怒りを感じる

●投稿者:投資は勉強中さん(年代不明・女性)2015年2月

先日はお世話になりました。投資は勉強中です。いつも貴サイトで勉強させていただいております。

さて、先日、またうちの父が三井住友銀行で、ひとつファンドをすすめられてきました。「SMBC世界優先証券ファンド」というものです。NISAでぜひやりたいそうです・・・・

高齢者世代の銀行員への信頼は絶大なもので、なかなか私の意見は聞いてもらえません(ノД`)・゜・。 それで、ファンドの詳細を見てみたのですが、手数料が馬鹿高いのはもちろんのこと、募集期間と運用期間(3年半)が設定されていて、私なりに解釈すると、「
回転売買目的?」と思ってしまうのですが、どうでしょうか?

あと、もらってきた資料(SMBCファンドレポート)を見てみると、2014年12月の販売額(全体)〈1か月〉、販売額(NISA)〈1か月〉で、この11月設定分のファンドが1位になってたのですが、このファンドのどこにそんな魅力があるのかさっぱりわかりません。

期間を区切って2~3か月おきに販売設定するってどうなのでしょう?

そこで、あつかましいお願いで恐縮なのですが、この「SMBC世界優先証券ファンド」の堀田様の評価をいただければ、大変うれしく思います。 何卒よろしくお願いいたします。

回答:三井住友銀行のアクドイ販売姿勢に大憤慨!

投資は勉強中様、興味深いお問い合わせ有難うございます。当サイトの管理人、完全にこのような商品はノーマークでした。(普通にチェックしていたら、確実に見過ごしてしまう類のものですね)

結論から述べると、まるで投資価値無しの商品です。

SMBC世界優先証券ファンド


投資は勉強中様の投資力が非常に高まっており、こちらもとても嬉しく思います。ツッコミどころが多すぎる上に、憤慨度がMAXになってしまったため、コンテンツが長くなってしまいました。気合を入れて、読んで頂ければと思います・笑


 



SMBC世界優先証券ファンドを買う人間は、金の卵を産む鴨

SMBC世界優先証券ファンドについては、個別解説記事を作りましたので、まずは下記を読んで頂ければと思います。

⇒参考記事:世界優先証券ファンドの評判を書いてみる
⇒用語集:優先証券とは


簡単に言うと、SMBC世界優先証券ファンドは、クズ債券であるハイ・イールド債券のような、超リスクの高い商品です。加えて、リーマンショックのような有事が発生すると、価格が半値以下に陥る、株式並の投資商品ですね。

特に信託期間が3年半しかありませんから、暴落して気絶しそうな価格になった後、価格が戻る前に売却する事になるかと思います。3年半もの間、世界が平穏無事である事を祈り続ける必要がある、心臓に悪い商品です

(今のように相場が良い時は、誰も価格下落の事を気に留めません。投資と言うのは本来、悲観的な状況もしっかり認識した上で行うものなのです)

お茶の前でテレビなんかを、呑気に見ている場合では無いかと。加えてご指摘の通り、震える程な超高コストな商品ですね。1年目で5%以上の手数料を金融機関に献上する商品に、腰が抜けました。

まさに三井住友銀行からすると、無リスクで5%を超える利息を払ってくれる個人投資家は、金の卵を産むカモでしょう。



NISAにと勧めた三井住友銀行の営業マンは、詐欺師と言ってよい

管理人、少し前に三井住友銀行さんに、ラップ口座関連で話をお聞きした事があります。迷言が多数生まれるインタビューだったのですが、その時は毎月分配型投資信託をNISAに推奨されましたから、今回のお話はある意味、想定の範囲内です。

⇒コラム:三井住友銀行の店頭での、マイパイロットの説明に大いに驚く


前述したとおり信託期間が3年半程度の金融商品を、5年間の長期運用前提のNISAに推薦する段階で、個人投資家なんてどうでも良い、という事でしょう。

高齢者世代の信頼を良い事に、やりたい放題の銀行であり、現場であるという事ですね。 NISAに利用するのであれば、長期的に資産形成が出来るような金融商品でないと、メリットを活かす事が出来ないです。



呆れるほどの回転売買投信で、糾弾に値する

投資は勉強中様のご指摘通り、かなり悪質な回転売買用の投資信託だと感じます。運用会社の大和住銀投信投資顧問株式会社のウェブサイトのファンド検索をしてみました。

三井住友銀行のSMBC世界優先証券ファンド一覧


同じ内容の商品を2~3カ月置きに販売していますね。実は管理人更に調べてみると、驚愕の事実が判明しました。世界優先証券ファンドで検索した結果が下記です。

世界優先証券ファンドの販売状況


大和住銀投信投資顧問株式会社さんは、2013年頃から似たような手法を駆使しており、常習犯かつ、確信犯的に商品を生成、販売しているようです。銀行と強力にタッグを組んで(グルになって)、やっているのでしょうね。

加えて三井住友銀行だけの独占販売では無く、全国の銀行、証券会社で似たような販売をしているようです。

「世界優先証券ファンド」として販売している金融機関:

西京銀行、三重銀行、常陽銀行、静銀ティーエム証券、十八銀行、広島信用金庫、中京銀行、SBI証券、百五証券株、三木証券、楽天証券、リテラ・クレア証券、関西アーバン銀行、清水銀行、鳥取銀行、イオン銀行、みなと銀行、寿証券、三木証券、中銀証券、百五銀行。


募集期間が2か月程度ですから、通常のファンド一覧に乗らないのも、戦略っぽいですね。何も知らないカモ投資家が、のこのこと銀行の窓口に行って、毎回新設された(ように見せかけた)投資信託を買わされる姿が目に浮かびます。

期間限定のセールストークに弱い庶民の心理に付け込んで、短期的に膨大な資金を集めているのでしょう。これは詐欺まがいと言ってよいのではないのかと、本気で思います。

3年で償還されるのですから、そうしたら2回でも3回でも、それこそ短い期間に何度でも別の投資信託に誘導できることになるのですから、たまったものではありません。

投資は勉強中さまのお父様も、どうやったらこの世界から足を洗うことが出来るのか、残念ながら管理人には妙案が浮かびません。

なぜなら管理人の母も、10年以上前に買ったソニーの株を保有したまま大損しており、いくら「損切りしなさい」と言っても、全く聞く耳持たないからです。

金融リテラシーの無いまま投資に走った高齢者を、正しい道に引っ張ってくる方法を、どなたか開発して頂くことを、管理人も強く願っています。

⇒参考コラム:人気投資信託ランキングを混乱させる悪辣ファンド

●投稿者:投資は勉強中さん(年代不明・女性)からお返事いただきました

こんにちは。投資は勉強中です。 ご回答、拝読しました。どうもありがとうございました。 やっぱりひどいですよね。

実は、この話を聞いてすぐ、銀行の担当者に 「どういう了見でこの商品を父に勧めたんですか?」ということを(丁寧な言い方で) 担当者(女性)に電話で聞いてみました。

そうしたところ、「
なるべくリスクの少ない商品をお勧めしようと思いまして・・・」 と返答され、耳を疑ったのです。

この優先証券を発行しているHSBCやらBNPパリバやらが 「
大きすぎて政府が潰せないから」だそうです。もちろん、「値下がりのリスクなどはありますよ」みたいなことも 軽く言ってましたが。

その言い方がとても確信に満ちたものだったので、何かプラス面があるのかとも思いましたが、なかったようですね。 まったく信頼するに値しない対応でした。

でも、こういうことがあって、投資の勉強がとても頭に入ってくるようになったので、私にとって悪いことばかりではないのだとプラスに考えていこうと思います。何とか、いい方向に行けるように努力したいと思います。今後ともよろしくお願いします。


 

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