債券型投資信託が、相変わらずトンデモナク人気だが・・・

皆が殺到しだしたら欲望の天井

投資の世界では、良く分かっていない人たちから人気が高まった時が、天井だと言われています。金融商品は売り手と買い手しか存在せず、価格が上昇すると言う事は、高い値段でも買うおバカさんが居る訳ですからね。




で、これも常識ですが、欲望に取りつかれた何も分かっていない最後の買い手が買い終わると、暴落するとも考える事が出来ます。だから庶民からの人気が高まった時は、「危ないなぁ」と思う、投資センスのような感覚も必要になる訳です。


 

あるチャートを見ると確かに恐怖を感じる

先日ですが、個人投資家の方が執筆していた記事を見て、管理人も「あぁ怖いなぁ」と思った事があります。

⇒参考記事:http://www.tsurao.com/archives/2014-10-25-1820263

1900年~2013年の債券価格長期パフォーマンス


上記は世界22か国の長期パフォーマンスを示したチャートですね。Bondsが債券になります。今回指摘されている点が、債券の上昇速度が過去30年で異常なほど大きいのでは無いかという視点ですね。

確かに株式(Equities)の推移と同じような傾向です。 実は管理人は、金融業界が投資信託を売るスタンスが、このような要因1つかもしれない、とも思っています。世界の話から日本の話になりますが、以下、そんなお話をします。

(あ、100兆ドルを超える世界の債券市場は円換算で10800兆円ですから、日本の投資家が全力買いしたところで、大したことはないとも言えますけど)



数字で見ると債券の人気が良く分かる

モーニングスターの集計(2014年9月末時点)によると、日本の投資信託全体の純資産合計は601,498億円、つまり約60兆円あります。その中で国際債券の占める金額は22兆円と、一番人気があります。イメージ的に株式よりも安心感がありますからね。

資金流出入月次サマリ


大人気の債券で、更にカテゴリー別に見てみましょう。新興国(エマージング)とハイイールド債券の合計は97,506億円、まぁ約10兆円として、大人気な債券のざっくり半分がリスクの超高い商品に向かっている訳ですね。

というかハイ・イールド債券は約6超円規模なのですね。驚きです。そして資産流入が今でも続いている点が怖い・・・。そんなにハイリスクな投資が好きなのか。。。

カテゴリー別サマリ


もう一つ、面白いデータをお見せしましょう。基本的に真っ当な金融商品と思われるインデックス型投資信託ですが、たったの6兆円。投資信託全体の1/10以という人気のなさ(笑)




さらに分配回数でみると、毎月分配型投資信託の純資産総額も断トツですね。世の中に出回っている投資信託の約7割が、毎月分配型の投資信託という事です。

それだけ需要(果てしない欲望)があり、その規模、約40兆円です。インデックスファンドをはるかに上回る勢いで、純資産が集まっています

良く分かっていない買い手に、金融の知識がまずまず豊富な金融業界だったらかなり売りやすい状況でしょうから、ある意味WinWinの関係なんですかね。

Winって単語、勝つって意味ですけど、たぶん購入したほうは相当な確率で負けるんではないでしょうか、最終的に。で、売ったほうは100%の確率で勝ちます(笑)。

ん?なんだかギャンブルみたいだな(笑)



ハイイールド債券投資信託は、異常な利回りのものばかり

なぜ債券投信が大人気なのかというと、単純に投資信託の利回りが非常に高いからでしょう。債券というと、何となく安全性が高そうなカテゴリーで、10%を超える利回り(幻想の分配金利回りですが)を提示されたら、欲望丸出しの市民が殺到するのは致し方が無いのかもしれません。

参考にモーニングスターで、ハイイールド債券の純資産総額の上位5つを見てみましょう。純資産残高の多いファンド順に、利回りをチェックしていきます。

純資産残高別人気ランキング


フィデリティ・USハイ・イールドF

フィデリティUSハイイールドファンド


アムンディ・欧州ハイ・イールド債券(リラ)

アムンディ・欧州ハイ・イールド債券


③GS ハイ・イールド・ボンド・ファンド

GS ハイ・イールド・ボンド・ファンド


アムンディ・欧州ハイ・イールド債券(豪ドル)

アムンディ・欧州ハイ・イールド債券


⑤野村 G・ハイ・イールド債券(資源国通貨)

野村 G・ハイ・イールド債券


利回りを見ると、どれも10%を超える投資信託ですね。投資信託によっては、急激に利回りが上昇しておりこのようなきな臭い香りが満載ですね!

⇒ 参考コラム:誰も教えてくれない、ハイ・イールド債券の本当の見通し



最後は自分を信じよう!

それにしても投資の世界は、妖しい香りが満載ですね。まぁ、人間の大きな欲望の結晶でもであるお金を直接扱っている訳ですから、怪しい人が多数生み出される訳です。

はっきりと言える事は、明らかにコストが高いような投資信託や、異常な利回りの毎月分配型投資信託などを推薦してくるような営業マンやFPなぞは、信用できないと言う事ですね。

ただし結局は自己責任の世界ですから、騙された人は結局、自分自身にも非がある訳です。ラクして儲けたいと思ったからでしょうからね。ですから、少しでも「オカシイナぁ、変だなぁ」って直観が働いたら、その考えを大事にすべきですね!

ちなみに、「これは絶対儲かるぞ!」という直感が働いた場合は、その真逆の行動を取ると儲けられる、あるいは損をしないことが多いです。実に不思議ですね~~。


 




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