世界のサイフを口コミ的解説・・・全く魅力のない投資信託

(2017年5月時点)

設立後、純資産が2500億円あったが367億円まで激減。基準価額も2000円台にまで急落。保有する庶民たちは何を思ってこんなものを保有し続けるのか。ちなみに投資先の債券の格付は高く、その点は評価できる。だが、債券利回り以上の分配金を出す姿勢は問題だし、購入手数料や信託報酬が割高なため、インデックス運用の投資信託を利用した方が、より多くの利益が得られる。

世界の財布

  • 運用(価格の上昇含む)利回り2%に対して、現時点までの分配金利回りは9%
  • 基準価額が2000円台って、どんだけ庶民をバカにしているんだか・・・
  • 「何もしない」インデックスファンドにボロ負けの惨状
  • 世界のサイフとは聞いて呆れる、財布を無くすことになりかねない投資


 


世界のサイフのの投資先・投資対象については何ら問題は無し

世界のサイフのは、高格付・高金利の債券からの利子収入を収益源としている投資信託です。実際には10通貨に均等分散投資をしており、投資先の格付も非常に高いので、投資対象として問題は見当たりません。

アクティブ運用であるにも関わらずベンチマークや参考指数が存在しないために、運用が良いのか悪いのか判断が出来ないぞバカヤロー、と言う困った状態にあることには留意してください。

下記のように日本を除くOECD加盟国及びこれらに準ずる国の中から、高金利で高格付の10通貨を選びます。格付が高位で信用度の高い地域に絞っているために、方針としては問題ないかと思いますね。

世界のサイフの格付けや投資対象国


ポートフォリオの平均格付もAa2となっており、ハイ・イールド債券のようなクズ債券に比べて、安心できる構成になっていますね。投資対象としては、全く問題ありません。

ただし、信用度の高い債券で構成されているために、債券自体の利回りは低下する事になります。2017年4月時点でのポートフォリオの最終利回りは3.1%です。

世界のサイフの最終利回り


債券への投資なんて、利回りはこんなものです。決して高利回りではない事を、よく覚えておいてください。そしてその上で次の項、世界のサイフの分配金についてをよく見ていただきたいと思います。




世界のサイフから分配金を受け取りつつ、財産を減らしてゆく投資家

それでは、世界のサイフの分配金の分配履歴をチェックしましょう。 過去2年程、毎月20円の分配金となっています。前回チェックした時は設立当初の60円の分配金から、10円ずつ徐々に減額する傾向でした。しかし2016年初旬に一気に20円へ減額、運用の限界に差し掛かっているように感じます。

次に、本ファンドの利回りとリターンの傾向を確認してみましょう。リターンと分配金利回りの数値を見る限りでは、過剰な分配金である事が想像できます。

そもそも信用度の高い債券で10%近い利回りがある事自体が異常(依然チェックした時は、分配金の利回りは12%)ですから、我々の投資原資の取り崩し(タコ足分配)が発生しているだろうと想像できます。

世界のサイフの分配金額と分配金利回り


下記、運用報告書から更に詳細を見てみます。20円の分配金に対して、債券自体のインカムゲインは6円です。つまり安定収入である債券からの収益源は3割以下と言う事です。

この数字を見ると、為替の動きがマイナスに働き、さらに過剰な分配金の影響で、基準価額が大幅に下落していると判断できます。

世界のサイフの分配金と、当月のインカムゲインとキャピタルゲイン


毎月7円しか収入が無いのに20円も分配していたら、基準価額が下がるに決まっています。そしてあなたの受け取る分配金は、利益でもなんでもなく、たんなる元本の払い戻しにしか過ぎないのです。


世界のサイフの基準価額と純資産総額の推移


債券自体には大きな価格上昇が発生する可能性は少ないため、今後も基準価額は下落すると思われます。というか、こんな右肩下がりで順調に価格が落ちるような投資信託を買っていたら、・・・あなたの財産も順調に右肩下がりになる事でしょうね




世界のサイフよりもインデックスファンドのほうがマトモ

債券を利用して安定的に収益を増やそうと思うと、手数料や年間の経費(信託報酬)を極限まで抑える事は絶対条件です。安全性の高い債券は、利回りが低いために経費の影響を多大に受けるからです。

世界のサイフの投資対象自体は悪くないのですが、購入手数料や経費である信託報酬が高すぎます。そこで、先進国債券に素直に分散投資する低コストのインデックスファンド、SMT グローバル債券インデックス・オープンと比較してみましょう。

世界のサイフと先進国債券インデックスファンドとのリターン比較
(世界のサイフは、分配金を再投資したのを前提にしています)


運用成績を見ると、過去3年間で14%もインデックス型の投資信託にボロ負けしていますね。さらに下記のようにコストの面でも驚くような差が出ています。

リスクの大きさを示す標準偏差の数字も、世界のサイフは非常に悪いです。つまり、インデックスファンドに比べて良いところがまるで無し、という事です。

項目 世界のサイフ SMT グローバル債券
インデックス・オープン
購入手数料 2.16% なし
信託報酬(年率) 0.95605% 0.5%
トータルリターン(5年) 1.95% 6.87%
標準偏差(5年)
(リスクの大きさの事)
10.28 9.25



なお、上記のSMT グローバル債券インデックス・オープンは、ネット証券ならどこでも購入できます。世界のサイフのように、毎月一定の分配金が欲しい人は、SBI証券の投資信託・定期売却サービスを使うと良いでしょう。




世界のサイフのコスト情報など

購入手数料上限2.16%(税込み)
信託報酬年率0.95605%(税込み)
信託財産留保額:なし
償還日:2026年10月13日(設定日:2006年12月15日)
運用:日興アセットマネジメント株式会社


世界的な低金利の現在、債券に投資する際の最重要項目はコストです。マイナス金利の国もある中で、信託報酬が年に1%近く取られたのでは、投資なんてほぼ不可能なレベルになると思います

債券への投資はアクティブ運用ではなくて、特にインデックス運用にしたほうが良いですね。あなたのポケットの中が空っぽになる前に、しっかりと判断されることをお勧めします。

投資信託・世界のサイフ




世界のサイフの購入先

世界のサイフで分配金を得たい場合、下記の証券会社を利用できます。証券会社に寄って手数料が異なります。手数料がかかる時点で、投資価値など皆無に等しいです。

手数料1.62% 楽天証券
手数料2.16% SBI証券SMBC日興証券野村證券フィデリティ証券


 


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