スマート・クオリティ・オープン・ゴールド(愛称:スマラップ・ゴールド)

(2017年12月時点)

三菱UFJモルガン・スタンレー証券で独占販売中の投資信託。世界中の資産に分散投資する方針はとても良い。だがコストが高いアクティブ運用の投資信託であるのが気になる。同等の目標リスク水準であるインデックス型バランスファンドに負けている事を考えると、投資価値が無いと思えてならない。ラップなどという名称にも意味は無い。単純にバランスファンドであると言いたくない事情が有るのだろう。

スマート・クオリティ・オープン・ゴールド(愛称:スマラップ・ゴールド)


  • 目標リスク水準を維持しつつパフォーマンスの最大化を目指すアクティブ型投資信託
  • 運用時のリスク水準ごとに3つのタイプが有り
  • 恐らく、低コストの単純なインデックスファンドに切り替え可能


 


3種類のリスク許容度別に選べる自由度は、魅力ではあるが


スマート・クオリティ・オープン・ゴールドは、目標リスク水準の異なる、安定型・成長型・安定成長型の3種類から選ぶ事ができます。 いずれも投資の本質的なところは同じで、図のようなリスク水準に収まるよう、ポートフォリオが構築されます。 (⇒参考リスクとリターンの計算方法

・スマート・クオリティ・オープン・ゴールド(安定)『愛称:スマラップ・ゴールド』
・スマート・クオリティ・オープン・ゴールド(成長)『愛称:スマラップ・ゴールド』
・スマート・クオリティ・オープン・ゴールド(安定成長)『愛称:スマラップ・ゴールド』


スマート・クオリティ・オープン・ゴールド(愛称:スマラップ・ゴールド)の安定型・安定成長型・成長型の目標リスク水準


リスクを取らねば、リターンを得る事は出来ません。下記、最近10か月のチャートをご覧下さい。安定型のリターンが最も小さいですが、値動きはマイルドです。成長型のリターンは大きいですが、値動きも大きいです。リスクの小さい安定型が売れ筋のようですから、安全に投資したい人が多いとの印象です。

スマート・クオリティ・オープン・ゴールド(愛称:スマラップ・ゴールド)の安定型・安定成長型・成長型それぞれのリターン比較



長期投資の基本、世界の資産に分散投資する運用方針は評価したい


スマート・クオリティ・オープン・ゴールドの投資対象は、日本を含む世界各国の株式、債券、リートおよび金です。目標リスク水準を維持しつつ、収益の最大化を目指すアクティブ型の投資信託となります。

「国内株式」、「国内債券」、「国内リート」、「先進国株式」、「先進国債券」、「先進国リート」、「新興国株式」、「新興国債券」、「金」の9資産に分散投資する方針は、良いと考えます。分散投資は、資産運用の王道ですから。リスクを抑えつつ、リターンの最大化が期待できるます。

スマート・クオリティ・オープン・ゴールド(愛称:スマラップ・ゴールド)の安定型・安定成長型・成長型の投資対象


特徴的な投資先としては、スマートベータ指数に連動する投資信託に注目でしょうか。スマートベータ指数とは、企業の売上高・ROE・配当利回り・価格変動率などに注目して構成される指数の事です。従来型の指数を上回るパフォーマンスとなる傾向があると言われています。

従来型指数とスマートベータ指数の違い


スマートベータ指数の1つであるJPX日経インデックス400はTOPIXと変わらぬ成績ですが、残り2銘柄は良好なパフォーマンスを出せていますね。これからを活用して、本当にパフォーマンスの底上げが実現できるのか、注目したいポイントの一つです。

スマートベータ指数と従来型指数のリターン比較



コストの安いインデックスファンドに代替できてしまう


しかし、世の中のアクティブ運用型の投資信託のほとんどが、低コストのインデックスファンドに代替え可能です。今回例えば、一番売れているスマート・クオリティ・オープン・ゴールド(安定) に注目してみましょう。

本ファンドの目標リスク水準は5%です。であれば、三井住友・DC年金バランス30(債券重点型)(マイパッケージ)あたりと比較するのが良いでしょう。

DC年金バランス30(債券重点型)は、国内及び先進国の株と債券に投資する、株式比率30%のインデックス型のバランスファンドです。この投資信託のリスク水準は、スマート・クオリティ・オープン・ゴールド(安定)とほぼ同等です。

スマート・クオリティ・オープン・ゴールド(安定型)と、低コストのインデックスファンドとのリターンとリスク水準比較


結果を見てみると、DC年金バランス30(債券重点型)で十分に代替え可能である事が分かります。スマート・クオリティ・オープン・ゴールドは、購入時に1%の手数料を支払うので、運用成績の差は、もっと大きいですね。しかもDC年金バランス30(債券重点型)の毎年の信託報酬は、たったの0.22%です。

スマート・クオリティ・オープン・ゴールド(安定)の信託報酬は1.1%にもなり、それに対してコストを1/5に抑えることができます。コストは、運用成績にダイレクトに効いてくる要素です。まだ1年たらずの運用なので、判断するのは早計だと思いますが、インデックスファンドを保有した方が無難だと思います。



スマート・クオリティ・オープン・ゴールド(愛称:スマラップ・ゴールド)の概要


購入手数料上限1.0%(税抜き)
信託報酬(年率):
安定型・1.131%±0.092%程度、安定成長型・1.231%±0.092%程度、成長型1.331%±0.092%程度
信託財産留保額:なし
分配金の取扱:3か月毎決算(3・6・9・12月の各13日)
償還日:2027年3月12日(2017年2月7日設定)
運用:三菱UFJ国際投信株式会社


ラップ型投資信託のような名称を名乗っていますが、以上見てきた通り、単なるコストの高いバランスファンドでしかありません。ラップと名乗る事によって、さも凄いものだと見せる算段でしょう。それによって、高い手数料を取る事ができます。そのようなつまらないものに、手を出さないようにしましょう。



スマート・クオリティ・オープン・ゴールド(愛称:スマラップ・ゴールド)の購入先


スマート・クオリティ・オープン・ゴールド(愛称:スマラップ・ゴールド)は三菱UFJモルガンスタンレー証券のみで購入可能です。


 


みなさまにお願い当サイトが参考になりましたら、ぜひブックマークやいいねをお願い致します!
★当サイト限定企画スタート★
SBI証券



メインメニュー

投資信託と分配金に関するQ&Aコーナー

目からウロコ・当サイト人気のコラム集

分配金のもらい方