スカイオーシャン・コアラップ・・・相場に付いていけない投資信託

(2017年12月時点)

長期分散投資に余計な運用方針を追加したことで、超高コストでダメダメな運用成績になってしまった投資信託。ヘッジファンドを使えば成績が向上すると思う人が多いだろうが、それは幻想。ラップファンドなるものは、本ファンドと同様にどの投資信託もロクなものが無いから気をつけよ。

スカイオーシャン・コアラップ


  • 市場環境に応じて資産配分を調整するようだが、昨今の株高に追従できていない
  • 下振れリスクの低減目的のヘッジファンドのせいで基準価額が下がっている
  • 運用目標が明らかにされていないので、投資家は何が何だか分からぬ状況
  • 単純に、インデックスファンドを買っていれば良いだけでしょうが


 


スカイオーシャン・コアラップには、成長型と安定型の2つのタイプが有り


スカイオーシャン・コアラップは、リスク許容度に応じて2つのファンドから選択ができます。

・スカイオーシャン・コアラップ(成長型)
・スカイオーシャン・コアラップ(安定型)


スカイオーシャン・コアラップの安定型と成長型の運用コースと投資割合


成長型は安定型よりも、リスク資産である株式・リート・コモディティの比率が大きくなります。なお、本質的なところは変わらないので、本ページではまとめて解説します。



資産運用の王道・長期分散投資のコンセプトは、評価したいのだが


スカイオーシャン・コアラップは、国内外の株式・債券・リートなどの幅広い資産に分散投資をします。長期分散投資によって資産を増やすコンセプトは、非常に良いと思います。

ただ、インデックスファンドではなく、アクティブ運用の投資信託です。なのにファンドの運用目標となるベンチマークや参考指数が存在しない、非常に困った状況にあります。これでは、どうやって投資判断をすれば良いか分かりませんね。

なお安定型・成長型、それぞれの目標配分比率をご覧ください。ヘッジファンドが3割近く占めている点に関しては後述するとして、一般的なバランス型のファンドに近い構成です。

だとしたら、年間コストが1.4~1.7%と高額ですので、長期分散投資の観点から非常に不利です。コストを削るほどパフォーマンスを高める効果が高くなるのですが・・・。


スカイオーシャン・コアラップの安定型と成長型の目標配分比率



全く市場の変化に追随出来ておらず、この大相場で基準価額が下がるという


スカイオーシャン・コアラップの特徴の一つは、「市場環境の変化に対応して、適切なポートフォリオへの見直しをおこなう」事です。ただ、管理人はこの方針には、かなりの不安を感じてしまいます。なぜなら、資産配分の調整でパフォーマンスが向上したファンドなど、ほとんど記憶にないからです。

そもそも、ここ1年の世界経済は超絶好調で、米国株や日本株、あるいは新興国株などのパフォーマンスは凄いものがあります。市場環境の変化に対応するならば、当ファンドのパフォーマンスも良いはずですよね。

しかしながら極めて残念な事に、安定型と成長型の2015年以降のパフォーマンスは共に、設定時の基準価額よりも低い状況が続いています。これには驚きました。・・・というか呆れました。


スカイオーシャン・コアラップの安定型と成長型の基準価額の推移



多額の資産を投じたヘッジファンドの運用成績がヘボすぎる件


スカイオーシャン・コアラップの最大の問題点は、ヘッジファンドを利用していることだと思います。ヘッジファンドとは、市場の状況に関わらず絶対的な収益を追求する事を目的としたファンドです。

ヘッジファンドをポートフォリオに追加して下振れリスクの抑制を目指しているようですが、この上昇相場に付いてゆけないヘッジファンドなど、信頼できるのでしょうか?

ポートフォリオに含まれている11個のヘッジファンドの中で、7ファンドの基準価額が設立時よりも低いのは、一体どういう事なのでしょう?

スカイオーシャン・コアラップの安定型と成長型が採用しているヘッジファンドのリターン
(11個のヘッジファンドについては、詳細は運用報告書を見て下さい)


絶対収益を叩き出すのがヘッジファンドの唯一の価値なのに、逆にこの投資信託全体の価格の上昇に大ブレーキをかけていると思われ、全く使命を果たせていません。


成長型の方が安定型よりもリターンが下って、どういう事??


上述のようなヘボいヘッジファンドを使っているくらいなら、世界の経済規模に応じた自然体な資産配分比率で、日本を含む先進国と新興国の株や債券に奇をてらわない分散投資をするファンド、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドと比べてみたのが、以下のチャートです。

スカイオーシャン・コアラップの安定型と成長型と、一般的なバランスファンドのリターン比較


ま、予想通りで、ごく普通の低コストのバランスファンドのほうがリターンが良い訳ですが、これを見ていて頭の中が「???」となったのが、成長型の運用成績の方が、安定型よりも悪い期間が長いという点です。

下落相場の時は安定型よりも下落する代わりに、上昇相場では安定型を上回らないと、投資している意味が皆無になります。どう考えても運用が上手く行っていないと思うので、これはいい加減にして欲しいですね。



スカイオーシャン・コアラップの概要


購入手数料上限3.0%(税抜き)
信託報酬(年率):年率1.43827%~1.74472%(税抜)
信託財産留保額:なし
決算:年1回
償還日:無期限(設定日・2015年5月26日)
運用:スカイオーシャン・アセットマネジメント株式会社


こんなにも運用成績がダメな投資信託に対して、購入手数料を払わせる販売機関(次の項)にも、怒りを覚えますね。こんな投資信託を紹介するようでは、何らコンサルティング能力はありません。

また、やはりダメな運用成績にも関わらず、年率1.5%程度も取られる信託報酬もNOです。お金をかけて成績が悪い商品を選ぶというのも、愚かな行動です。



スカイオーシャン・コアラップの購入先


スカイオーシャン・コアラップは、京都銀行、ぐんぎん証券、群馬銀行などで買付できます。ただし全くおススメしませんけど。


 


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